あめどんの晴れブログ。

中二病&糖尿病を発症したムスコ、もんくんとの毎日。

成人式。

2019-01-25 15:04:06 | アン
アンの成人式。

前撮りの前日に結膜炎で目が腫れて
着付けやメイクをキャンセルしたアン。

自分の縫った着物を着るのは今日が初めて。

歳をとってもずっと好きで着られるようにと
選んだ反物は、他の女の子達と比べると
ずっと地味に見えたけど

自分にはこれがある!ってものを残したいと
和裁のイバラ道を邁進してるアンの顔立ちは
振り袖を完成させた達成感で
とても明るく、晴れやかで綺麗だった。

以前不登校に悩んで、
発達障害だとか、人間関係に苦しんで
睡眠障害や過呼吸を起こしてた彼女が
ここまで立派に成長してくれたことに
奇跡を見るような、夢みたいな。
嬉しくて、ありがたくて、
ホッとした気持ち。






私は何回か流産したことがある。

おばあちゃんが、赤ちゃんは生まれる前に
エンマ様に、「生まれる覚悟はあるか!」って
聞かれるんだって話してくれた。

覚悟できない子は生まれてこない。
仕方の無いことだ。

でも、生まれます!って覚悟を決めた子は
エンマ様から、アントニオ猪木みたいに
エボシで叩かれて気合いを入れてもらって
生まれて来るんだって。
エボシで叩かれたところが
青くなってて、蒙古斑って呼ばれてるんだよって。

アンにも生まれたとき、
蒙古斑が背中の真ん中、お尻の上にあった。
真正面からエボシを受けたのかもしれない。



優しくて真面目で美しくて
こんな天使みたいな娘が
小さい体に覚悟を込めて
私のところに生まれてきてくれたことに
そして、頑張って成長してくれたことに
改めて深く深く感謝する。

アン、本当にありがとう。
成人、おめでとう。

インドビーズのピアス。

2019-01-24 12:55:09 | 手作り
久しぶりに手作り。

アジアンなピアスが欲しかったんだけど
インド雑貨の店に行っても好きなのなくて
手作り作家さんのサイトを彷徨ってたら
超好みのインドビーズ発見!

多分これは輸入品だと思うけど。

最近のアジアンな雑貨屋さんって
日本人の好みに寄せすぎてて
あんまりアジアン感ない気がするのは
わたしだけ?

昔、吉祥寺の無限堂とか
お香くさくて、土臭くて
異国感にまみれながら
宝物を探すように彷徨ったの
すごく楽しかったんだけど。
今はイオンで国内旅行感満載。

現地行きたいなー!

おばちゃんの哀しみ。

2019-01-10 12:39:37 | 人づきあい
俗に言う、あつかましいおばちゃん。

持論をワーワーと一方的に述べて
「そう思わない⁈」で締める。
自分が言ってることが正論。
自分が正義。

トラブルが起こると、
問題解決よりも
原因を追求することに躍起になって
自分が原因ではないことを明らかに
することが第1優先。

自分のペースややり方を頑なに守る。
一緒にやってる人に強要する。
だって正しいから。

そんなおばちゃんに最近も出会い
一緒に過ごすことを苦々しく思う。

おばちゃんの考えは否定しない。
あなたはあなたのやり方でやればいいですよ。
私は私のやり方でやりますよ。
と思いつつ、年長者に合わせなくてはと
笑顔で従う私。
くったり。

なぜおばちゃんはそうなのか考えてみた。
なぜそんなにも頑なに我を通すのか。

たぶん…
おばちゃんは普段、
誰からも守られてないんじゃないか。
若い頃はお茶一杯出しただけで
褒められたり、
ありがたいといわれたり
素直にやったことが
周囲に認められていたんじゃないか。
頑張って仕事して、
困った時はやれやれとかいわれつつも
周りの人が助けてくれてたんじゃないか。

でも、歳を重ねていくうちに
心配りは評価されなくなる。
お茶出したところで、
おばちゃんならやってくれて当たり前。
様々な心使いもおばちゃんならやって当然。
気がつけばつくほど、
やったところで
評価されることはなくなって、
いつのまにか損な役回りに
なってしまったのでは。

真面目にやって、誰も彼もに頼ることなく
自分で道を切り開いてきた結果、
自分だけを信じて
突き進むようになったのかな。
自分が窮地に立たされたら、
誰も守ってくれない。
自分の身は自分で守らなくては。
自分が。自分で。自分しか。

そう思うと、なんとなく
気の毒になってしまって
おばちゃんの言う通り
とりあえずやっておこうと
思ってしまうけどいいのかな汗

自分はこうなるまい、と思いつつ
おばちゃんとの絡みをやり過ごす私。

普段はきちんとやって、
時々ちょっとマヌケで
迷惑かけない程度に周りの人に頼って
助けてもらった時はきちんと感謝する。
そんなおばちゃんに私はなりたい。

失恋ソング。

2019-01-09 00:21:47 | 音楽
マツコさんの番組見たら、
失恋ソングの特集してた。

初めて366日を聴いた時
体が震えて号泣してしまった私。
ナカソネさんのお話を
じっくりと聴いて、
失恋の歌のカタルシス効果を
あらためて認識する。

若い頃、ネクラな女友達と
カラオケに行った時のことを思い出す。
私はアキナの「水に挿した花」を
友達はモリタカの「雨」を
何度も熱唱したのだった。
あの時の強烈な共鳴感は
なかなか充実したものだった。

私は男運が悪かった、というかかなり
男の人を見る目がなくて
昔から恋愛ではいい思いをしたこと無かった。


昔、仲の良かったPちゃんと一緒に
S君って素敵だね!って、
キャーキャーはしゃいでいたら
ある日S君がPちゃんに告ってきて。
私は速攻で身を引いた。
だってPちゃんはすごく美人で
性格良かったし、S君にお似合いだったから。
私は全力でふたりを応援した。
つもりだった。

思い切ってPちゃんに告ったものの
恋愛に自信のないS君から
Pちゃんとどう付き合っていったらいいかって
何度も相談を受けているうちに
何でも話せる私のことを好きに
なったって言われて
私は仲良しだったはずのPちゃんの事なんて
全然頭に無くて、ただひたすら
舞い上がってしまった。

私、さらっと諦めたフリしてたけど
本当はすっっっごく頑張って
S君の事あきらめた。
だってPちゃんに私がかなうはずないし
ふたりはお似合いだったし
なのに、S君がPちゃんより
私のことを好きだなんて
夢みたいで嬉しすぎて、
すぐ、S君の言葉を
受け入れでしまった。

でもそれからしばらくして
S君から、やっぱりPちゃんの方が
好きだと気がついたから、
この間の話は無かったことに
してくれって謝られて。

私はヒャヒャヒャと笑って
なんだよも〜ふざけんなよ〜
ゴメンですんだら警察いらんだよ〜って
彼の言葉をまた受け入れた。


学校から逃げるように帰った。
電車に乗ったら涙がどんどん
出てきて止まらなくて
歩いても転んでも塾行っても風呂入っても
涙が止まらなくてビックリした。

バチが当たったなあ。
Pちゃんより私の方がいいなんて
あるわけないのに、信じてしまった。
S君が一瞬血迷ったのを
真に受けてしまった。
私は真性のバカのブスだと
泣くのこらえつづけて
喉キレそうなくらい痛かった。
でも涙は出続けた。


今思うと、S君が一番好きだったのは
私でもPちゃんでもなく
自分自身だったんだと思う。

そして、私も自分のことばかり考えてた。
本当に、自分のことしか考えてなかったなあ…
甘じょっぱく、苦々しく思い出す。
我ながら薄情者だと思うけど
あの失恋の悲しみは30年たった今
思い出しても泣けてくる。
ものすごいみじめな気持ち。

恋愛の力って自分で
コントロールするのが難しいくらい
気持ちが振り回される。
人間が生きていくのに重要な感情なんだと思う。

歌で荒ぶる心をなだめることはいいことだな。
失恋に限らず、いろんな気持ちを歌の力をかりて
乗り越えていけたらいいな。

寂しいお便り。

2019-01-07 23:32:12 | もんくん
ブログを悲しい気持ちのはけ口煮したくないんだけど…
ここしかないから。

今年、年賀状が来なかったおじいさん。
今日、息子さんから寒中お見舞いがきてて
昨年末に亡くなりましたって。
毎年震えてる文字で年賀状くれてたけど。
そうか…亡くなったのか。



結婚した時、私たちはトイレ共同風呂なしアパートで
歌謡曲の神田川みたいな暮らしをしていて
赤ちゃんが生まれてもきちんと育てられる家を探してた。

でも当時は外国人が借りられる物件って
あんまりなくて。
不動産屋の前に立っただけで
シッシッって手で払われたり
どこに住みたいか、何人で住むか
希望を言ってもいないうちから
主人が外国人で…と言ったとたん
ないないないない!って話打ち切られたり
赤ちゃん産まれたら、どうやってお風呂に入れよう…
って悩んでた矢先に
家賃をきちんと収めてくれるなら
どこの国の人でも構わない。って
私たち夫婦を受け入れてくれたのが
そのおじいさん夫婦だった。

流暢に日本語を話す旦那さんのことを
褒めてくれて、新婚さんはこれからが
頑張りどころだよ!と励ましてくれた。
アンが生まれた時は、なんて可愛いの!って
手作りのクレイアートの雛人形作ってくれた。
アンの夜泣きや黄昏泣きにも、
元気な証拠よって笑顔で見守ってくれてた。

今の私たちがあるのは、あのご夫婦のおかげだと
心から思う。大変で、辛い時期だったけど。
百人一首の、「永らへばまたこの頃やしのばれむ
憂しと見し世ぞ今は恋しき」本当にそんな気持ち。

数年前におばあさんが亡くなって
おじいさんひとりで寂しいだろうなと思ってた。
今頃は天国で仲良く過ごしていらっしゃると思う。
心から、ありがとうございましたって感謝の気持ちでいっぱい。