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ハルピン留学日記(保存用)

2009年8月〜2013年7月、中国東北部ハルピンに留学していたときの記録。2020年1月、ヤプログ閉鎖に伴い引越し。

中国国内旅行記 ~長春編 その2

2011-07-31 08:22:11 | 中国国内旅行
さて、動車に乗っておよそ2時間弱。



長春に到着



長春駅

ハルピン駅と違って、初代首相が暗殺されたなどという逸話があるわけではないが、とにかくデザインがかっこいい!思わずシャッターをパチリ。



長春軽軌

なんと市内に電車があるではないか!ハルピンは、これがないから渋滞がひどく、生活に不便を感じることが多い。ちなみに、ハルピンでは現在地下鉄を工事中。



電車内はこんな感じ

これまた非常に清潔な作りとなっている。また、観光地付近しか回ってないせいだとも思うが、なんだかマナーのよい人が多い気がした。さらに、タクシーもハルピンのとは違って時間でも料金を計算するのだが、これが運転手をリラックスさせるためか、多少安全運転だ。

「交通の発展と人々のマナー向上との関連性」

こんなミクロな社会学がまた頭をよぎった(笑)


客としては、時間で料金が取られないタクシーの方が財布に優しいようだが、それによって一秒でも早く仕事してやろう!と焦る運ちゃんが多すぎて、ハルピンのタクシーは安全とはいえないのだ。

まぁ、「隣の芝生は青い」だと思うけどね(´ω`;)

つづく!


中国国内旅行記 ~長春編 その1

2011-07-29 09:35:26 | 中国国内旅行
今、両親がハルピンに来ているのだが、親父の仕事の関係で長春までAK47の取引の通訳をやってきた。あ、ウチの親父、規模は小さいけどヤクザの組長なんです。ちなみに母は元・カリスマホステスで、兄は若き悪徳政治屋、僕は元・暴走族で特攻壱番機やってました(笑)。

――もちろんウソだけどな(゜д゜;)!!

とにかく、親父の仕事の関係で長春に行ったのはほんと。日帰りだったのですごい駆け足だったし、見るとこもあまりゆっくり見れなかったけど、すげぇ面白かったので旅行記をUP。

まずは、今話題の中国版新幹線の話。



乗ってきたよ!動車!

「动车」と百度すると、珍しく列車事故のニュースが規制されずに見れるが、これがまさにその動車。「江○民」と検索しても、相変わらず関連ニュースは出てこないので、これを隠すためなのかなぁ。



列車内の様子

乗り心地もよく、一等席だけあってマナーの悪い中国人もいない。むしろ、僕と親父が一番はしゃいでたくらいだ(笑)。



キレイなトイレ

こんな手洗い場付き。これなら安心して用を足せる。ただ、相変わらずトイレットペーパーは備え付けてないので、自分で持ち込みが必要だ(笑)。



なんだかおかしい電光掲示板

日本から随分と技術提供を受けて作られたらしいが、この電光掲示板を見るとよくわかる。日本の漢字と中国語の漢字のフォントが、ごっちゃになって混ざっている(笑)。

ちなみに、事故る前は「日本を超えた!」だのって、技術提供を受けた恩を忘れてドヤ顔してたこの動車。事故を起こした途端、「中日合作!」と言い出すところがセコイ(注)。事故の責任を日本に押し付け、ついでに無事故記録を持つ日本の新幹線に泥を塗る意図でもあるのだろう。

と、変にナショナリズムに走らずに話を戻すが、ビックリするくらい乗り心地もよく、なんと1分も遅れることも早まることもなく定時ぴったりに長春に着いた。こんな経験を中国でできるとは(笑)。

つづく!

注:参考サイト
真不可思议,昨天它还是中国的高铁,今天官员迅速改口:是中日合作的。

↑は、「まじでおかしい。昨日は『中国の高速鉄道』って言ってたのに、今日、官僚どもは早速、『中日合作』って言い直しやがった。」と書いてあります。これについて、「情けもクソもない。犬にも劣るな」などというコメントが相次いでいる。


中国国内旅行記 ~北戴河、瀋陽編 その9

2010-08-30 15:35:04 | 中国国内旅行

8月27日 瀋陽発11:31



この日で旅行も終わり。帰りは6時間の道のり(もちろん1時間遅れた)を、ゆっくり硬卧で帰ってきました。書いてて思い出したけど、結局、北京はおろか長春も行けなかったんだな。でも、すごく楽しい旅行だった。



またひとつ、中国への理解が深まりました!



ちなみに、そんな根深い事件
が起きた瀋陽ですが、ここの人々に全く反日意識はなかった。瀋陽には、「ユニクロ」、「無印良品」、「吉野家」などなど、実に数多くの日系企業が進出しており、日本人もたくさん目にした。これから結論づけると、



やっぱりハルピンって田舎なんだな



って思ったよ。なぜなら、



①日本人が少ない


②日系企業が進出しない


③日本人と触れ合う機会がない


④誤解を解く機会がない


⑤相変わらず反日(①へ戻る)



っていう、「THE・反日悪循環」から抜け出せないもんね。きっと、ハルピンに来る日本人が増えるにつれて、反日意識は薄まっていくんだろうと思ったよ。



では、今回の旅行記はこれでおしまいです。最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!





~瀋陽の一角にて~







中国国内旅行記 ~北戴河、瀋陽編 その8

2010-08-30 15:14:56 | 中国国内旅行

8月26日 瀋陽



「9.18」を経て、中国人の友達と僕の間に微妙な空気が流れる。



「だから見ない方がいいって言ったのに・・・・」




「でも、歴史を直視しようとしてるお前は立派だよ」



――これなんだよね。歴史から逃避すればするほど、中国人は日本人を嫌いになる。でも、一度直視してしまえば、みんなすごく親切にしてくれる。この調子で教科書を・・・・って、あまり政治的な内容は、ここのブログで書きたくないので略。



さて、午後は瀋陽で最も有名なスポットである、






「故宮博物館」



に行ってきたよ。北京のに比べると規模は大分小さいものの、その分コンパクトにまとまっていて、全てをゆっくり見て回れる。1600年頃建てられたものなので、僕の好きな三国時代とは全く関係ないものの、メインストリートは「非常中国!(すんげえ中国っぽい!)」だし、小さな庭園も雰囲気たっぷり!



瀋陽に行くなら、「9.18」とこの「故宮博物館」は必ず見ることをおすすめします。



つづく!




中国国内旅行記 ~北戴河、瀋陽編 その7

2010-08-30 15:01:00 | 中国国内旅行

8月26日 瀋陽



この日は観光を2か所してきました。1か所目は、






「9.18博物館」



「731部隊」以上に有名な「9.18(日本では「柳条湖事件」)」についての博物館。これは、1931年9月18日に起きた、日本軍による中国への侵略戦争への序章となった事件のこと。毎年、中国では9月18日に、「この事件を忘れてはならない」という意味を込めて、鐘を鳴らすという習慣があり、「9.18」があったからこその「731部隊」であり、ある意味では「731部隊」よりも根が深い事件なのだ。



思えば、僕がハルピンに来て、初めて差別を受けた
のも去年の9月18日だった。そういう経緯もあり、ここだけはどうしても見たくて、反対する中国人の友達を振りきって見てきたよ。



感想としては・・・・僕の乏しい知識で、ここで偉そうに書くのもなんだけど、この事件、完全に「自作自演」だからねぇ。それで自分の国をさんざん侵略され、豊富な資源を全て持ち逃げされた挙句、人体実験までされたんじゃ、たまったもんじゃない。そりゃ、日本鬼子だわ。




でも、これを僕らの祖先がしたのは事実。これに向き合わないと、中国人はずっと我々日本人のことを嫌いなんだろうと思います。



つづく!