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ハルピン留学日記(保存用)

2009年8月〜2013年7月、中国東北部ハルピンに留学していたときの記録。2020年1月、ヤプログ閉鎖に伴い引越し。

中国語の表現力を豊かにしよう!その2

2012-07-28 18:11:06 | 中国語学習関連
最近、ようやく中国語力の向上を感じるようになってきた。周りの留学生の意見や僕の経験をまとめると、語学にはいくつかのステップがあると思う。今回は、やっとこさ超えた第2ステップの壁と、ちょっと前に書いた中国語の表現力についての補足。

まず、僕が考える語学のステップと壁を書いていこう。

1、入門ステップ:日常会話の壁
2、初級ステップ:書面語の壁
3、中級ステップ:表現力の壁
4、上級ステップ:加藤嘉一の壁(注)


さて、書面語が得意なヤツ、教科書では学べない単語ばかりに精通しているヤツ等々、ある程度の期間を現地で過ごすと、各留学生ごとに得意ジャンルみたいなものは出てくるものの、留学生同士の実力差なんてものはたかがしれたものになってくる。

日本語に置き換えて考えてみて欲しい。日本人同士で日本語の実力差なんてほぼ存在しないでしょう?もちろん、僕ら留学生の中国語なんてクソみたいなものだが、留学もある程度の期間が過ぎると、クソ同士そうそう差がつかなくなってくるのだ。

そこで「3」のステップ、

表現力の壁を超えたいわけだ(´ω`)!

これがライバルに差をつけるカギな気がするんだよね。僕だけかもしれないが、日本語でも四文字熟語やことわざをいっぱい知っている方が表現が豊かになると思うし。

ということで、「外国人説熟語」を買ったのはこういうわけなのです。「会話で何気なく成語や慣用語が出てきたらかっこいいのでは!?」――これが全ての動機です(笑)。

「努力してるのに、いまいち周りとの差がつかないなぁ」という人は、まずは熟語を覚えてみてはいかがでしょうか。このへんが中国人にツルッと通じるようになると、中国語の実力アップを実感するような気がするのです。

以上。

注:僕はまだ「4」どころか「3」のステップに上がったばかり。そこまで行くと、どんなものが壁になるのかが想像もつきません。ただ、加藤嘉一さんくらい話せるようになるってのは、それはもう大変なことだと思うので、第四の壁とさせていただきました。


中国語の表現力を豊かにしよう!

2012-07-24 22:21:03 | 中国語学習関連
新HSKが終わって以来、すっかり中国語学習をしていなかった僕ですが――論文があるので、そっちを進めていたっていうのもあるが――とにかく、この2ヶ月で早くも中国語力の低下を感じていたここ数日。



そんなとき、フラッと目に止まったのが

「外国人説熟語」――この本(´∀`)!


中身をペラペラめくってみると、「慣用語」、「成語」、「俗語」、「歇後語」の4つのパートに分かれている。勉強したことのある言葉も多いが、ほとんど使いこなせてない言葉ばかりだ。

日本語学校で、「車の行き交っている街並み」を「車水馬龍的街上」と訳したら、学生たちに、「おいおい!コイツ成語も使えんのかよ!」と驚かれたことがあった。

そう、次のステップはこれだ(゜д゜;)!

これでライバルに差をつけよう(´ω`)!


ということで、「中国語版ドラえもん学習法」から約半年。ようやく新たな目標を見つけました。

次は、表現力を豊かにします(´ω`)!

以上。


なかなか慣れない「也」、「就」、「都」~僕なりの解決方法編その2

2012-07-10 08:45:16 | 中国語学習関連
日本人が間違えがちな中国語の「也」、「就」、「都」の位置。前回に引き続き、僕なりの解決方法を紹介します。

2,文章をバラして考えてみる

前回、前々回と同じ例文と「訳2」を使って説明していきます。

例文:「我也会説普通話」
訳1:「私『も』普通語を話せます」
訳2:「私は普通語『も』話せます」


「訳2」の問題は、「も」の意味である「也」が「普通話」の後ではなく、主語の後ろに来ている点が気持ち悪いわけだが、「普通語も」ということは、「他の言語も」話せるわけだ。

例えば、「広東語も」話せることとして、この文章をバラして考えてみるとどうなるか。順序を追って見てみよう。

1,「我会説広東話」
(私は広東語が話せます)

2,「我也会説普通話」
(私は普通語も話せます)


主語も省略してないし、「也」の位置が変わったわけでもないが、こうやってバラして考えると、急に「也」の位置が自然に思えてきませんか?

僕が留学生センターにいたとき、どうしてもこれら3つの副詞の位置を間違えてしまっていたのが、僕ともう一人某国のオジサンだった。でも、この方法を取るようにしたことで、僕ら二人ともこれらを間違えなくなりました。

なんだか非常にわかりづらい文章のような気もするが、わかった人は是非試してみてください。すぐに効果が現れるはずです。

以上。


なかなか慣れない「也」、「就」、「都」~僕なりの解決方法編

2012-07-09 08:25:30 | 中国語学習関連
前回、間違えがちな中国語の「也」、「就」、「都」の位置について書いた。これをどうやって解決したか――今回は、僕なりの解決方法を紹介します。

1,思い切って主語を省略する

これは、正確さが求めれられる文章上では使えない方法だが、かなり簡単かつ実践的な方法だ。前回の例文を使って説明していこう。

例文:「我也会説普通話」
訳1:「私『も』普通語を話せます」
訳2:「私は普通語『も』話せます」


「訳1」は、日本語の「も」の使い方と同じなので省略。問題の「訳2」だが、前回、日本人が陥りがちなミスとして、「我普通話也会説」という間違いの例を挙げた。ここで思い切って主語を省略してみよう。

「普通話也会説」

実際は、「(我)普通話也会説」のつもりで主語を省略したわけだが、中国人には、目的語を頭に持ってきた「普通話(我)也会説」という正しい形に聞こえるわけだ。

「普通話」と「也会説」の間に若干のタメを入れるようにすると、だんだんとこの不自然さにも慣れてきて、「訳2」の意味でも、「我也会説普通話」がツルッと出てくるようになります。

長くなってしまったので、今回はここまで。次回は「解決方法その2」を紹介します。

以上。


なかなか慣れない「也」、「就」、「都」

2012-07-08 12:28:54 | 中国語学習関連
気をつけるようにしてるうちに、最近こそ慣れたものの、最初はなかなか慣れなかった中国語の「也」、「就」、「都」の位置。「は?そんなのもわかんねぇの?」と言われそうなほど基本的な上記の3つの副詞。まずは下の例文を見ていただきたい。

例文A:「我也会説普通話」

これ、どう訳しますか?――瞬時に2つの訳が出てきた人は、もう僕の言いたいことがわかっているだろう。答えは以下。

1,「私『も』普通語を話せます」
2,「私は普通語『も』話せます」


「2」を中国語にするとき、ウッカリ「我普通話也会説」とかってしてしまうんだよね。だって、「も」である「也」がかかるのは普通語だからね。

でも、これは中国語の文法構成である「S+V+O」のルールから外れ、完全に日本語の文法になってしまっている。作文でこのように書いたら間違いなくアウトなのは中国語の先生に確認済み。

ちなみに、目的語である「普通話」を頭に持ってきて、「普通話我也会説」は正しい。なので、例文Aの場合、「也」が何にかかっているかは、文脈の前後で判断するしかないのだ。不合理なようだがほんとの話。

次の例。「私は普通語も広東語も話せます」と中国語で言う場合、どうしたらいいだろうか。

口語っぽく言うなら、

「普通話和広東話我都会説」


これが正解だが、「都」の位置がちょっと気持ち悪くないですか?僕だけかもしれないが、最初、ここに「都」を入れるのに全然慣れなかった。先と同じように、「も」である「都」がかかるのは普通話と広東話でしょう?だから、つい「普通話和広東話『都』我会説」って言いたくなりません?

最後に「就」について。中国版グーグルである「百度」の、もはやスローガンとも言っていい「百度知道、你就知道」の「就」の位置。先に挙げた「也」と「都」とはまた違うが、なんか語感的にも「就你知道」って言いたくなりません?これも僕だけ?

――いや、ハルピンに来た当初から、なんだかこれらの位置の気持ち悪さが引っかかっていた僕は、結構この間違いを犯す人が多かったのを覚えている。また、「あぁ、やっぱりみんな同じ間違いするんだなぁ」って思ったのも(笑)。

つまり、「これら3つの副詞は主語の後ろ!」

これを気にするようにすると、

不自然な日本人中国語から抜け出せる!

・・・・かもしれません(´ω`;)


以上。