ハナスキの散歩で見た花

みんなの花図鑑から移転して来ました。散歩道で出会う四季折々の花を撮っています。

オシロイバナ

2019-07-19 00:56:54 | みんなの花図鑑
道路際で咲いていたオシロイバナ。
雄蕊の葯が開いて花粉が綺麗に見えたので
またしゃがみ込んで見入ってしまいました。
花は夕方から開花し、朝にはしぼみます。



花が夕方から開花するために、オシロイバナという名前以外に
「ユウゲショウ(夕化粧)」という名前も。
ただしアカバナ科マツヨイグサ属の植物に同じ名前のものがあるためにややこしい。













オシロイバナの花粉は大きいですね。いつも数の子を連想してしまいます。
すでに三個の花粉が雌しべの柱頭に付いていますね。



開く前と開きかけのハートのような形をした葯も見えます。


花に見える部分は花びらではなくガクです。
花には長い花筒があり、そこに蜜が入っています。
その蜜を吸うには、口の長い蝶や蛾でないと吸えません。
日本ではスズメガが受粉を行っています。

オシロイバナは夜に雄しべと雌しべをくるくる丸めることで、
花粉が雌しべの柱頭について自家受粉できる。
そのため本来虫が行う受粉行為(他家受粉)がなくても実をつくることが出来ます。