ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

ケイトーの命日

2013-04-24 21:04:55 | ケイトーの思い出

早番プラス遅番のダブル・シフトを引き受けていた昨日、私は文字通り仕事に明け暮れましたが、実は昨日は、ケイトーが虹の橋に旅立ってしまってから3回目の命日でした。

16年近く一緒に暮らしたんだもの、忘れようにも忘れられませんね。

 

先々月の里帰りの際、忘れずに買ってきた      ←このDVD!  

もちろんこちらでも買えるけど、日本製のだと特典映像がついているらしいので、ずっと我慢していたのです。今チェックしたらこの映画、IMDbで8.1という高得点を獲得しているではありませんか!イギリスのアマゾンでも好評を得ているし。嬉しい~! さて私は、この映画のことを思うとき、どうしてもケイトーの最期を連想してしまいます。それというのも・・・

 

3年前の4月には、ポーランドの大統領夫妻を含む政府要人を100人近く乗せた飛行機が墜落し全員死亡という惨事が起き、またアイスランドからの火山灰のためヨーロッパの空の便が大混乱しました。

私は3月17日(水)から4月4日(土)まで一人で里帰りしていましたが、火山灰が問題になる前に帰国していたのでラッキーでした。私の帰国後、ムスメの2週間のイースター・ホリデーがスタート。ちょうど“HACHI”がストラウドの映画館に来ていたので、お休み2週目の木曜日、ムスメと一緒に見に行ったのです。ムスメは目を潤ませた程度だったけど、私はもう大泣き。まさかその8日後に、ケイトーのことで大泣きすることになるなど夢にも思わず・・・・・

 

          重複するので、よろしかったら続きは  ケイトーとのお別れ ①

                                  ケイトーとのお別れ ②

                                  ケイトーとのお別れ ③  をお読み下さいますよう。

 

3年か・・・。 まだ3年? もう3年? よくわかりません。ただひとつ言えるのは、私はケイトーのことを一生忘れないということ。私の人生のうち最も忙しくはあったけれど、同時に最も充実していた時期を一緒に暮らしてくれたケイトーだもの、当然ですよね。ケイトーの遺灰は今も同じ場所に置いて(飾って?)あります。こうなったらもうムスメに遺言して、あれは私の棺に一緒に入れてもらおうかな。

   

 

私がよくこうやって↓ケイトーを膝にはべらせてテレビを見ていたので、ムスメも真似するようになりました 

   

 

                  ドイツからアグネスが遊びに来たときは、攻撃的な犬のいるオットー両親の家よりはと、我家に泊まってもらいました。

                                  犬が苦手なアグネスも、ケイトーは大丈夫でした。よかった。

                   

 

                          犬も人間と同じですね。歳とともに、以前簡単にできたことが、少しずつ、できなくなってくる。

                     昔は飛ぶように駆け上った階段がいつの間にか苦手になり、恨めしそうに2階にいる私を見上げるケイトー。

                   

(ところでケイトーの背後に見えるトイレですが。光の加減でものすごく明るいピンク色になっていますが、実際はそれほどではないことを強調しておきたいと思います。本当です。)

 

実はケイトー、2007年の年末に突然立てなくなったことがありました。ケイトーが14歳になった月です。14歳というと、だいたいボーダー・コリーの平均寿命。でも本当に元気だったので、突然のことに私は心の準備ができていませんでした。ケイトーが立てなくなった夜、私は当時やっていたサポート・ワーカーの仕事でお泊りしていて、翌日オットーが、仕事先に電話をくれたのです。「これこれこういうわけでケイトーは獣医さんのところに入院中だから、午後ケイトーに会いに行けるよう、昼過ぎに仕事が終わったらまっすぐ帰宅したらどうか」と。皆で面会に行くと、スフィンクス座りをしたケイトーは尻尾を千切れんばかりに振って、まだ立てはしないものの大喜びで私達を迎えてくれました。その後奇跡的に回復し、数日で退院。ケイトーと自宅で新年を迎えられたときは嬉しかったなぁ。

          ケイトーは    クールでしたが。

 

車の後部に飛び乗りづらくなっていたケイトーのためオットーが手作りした折り畳み式の踏み板も、まだ使っていなかったのです。元気になって、使う機会ができて、よかった

    

 

その後2年と4ヶ月近く、一緒にいてくれました。あの時のケイトーの回復は、心の準備が全然できていなかった私を不憫に思った神様からの贈物だったような気がします。また元気になってくれたおかげで、ロング・ダウン丘に散歩に行けました。雪の日だって。

                   

                   

 

私の好きな一枚。ケイトーは、家族の誰かが外出すると、たとえそれがいつの間にかケイトーの世話を私に丸投げするようになっていたオットーであっても、玄関前にどてーんと横になって待ちわびるというジャマな健気な習慣を持っていました。

                   

 

                   ムスメとのツーショットのこの写真は、私が毎日使うマグカップにもプリントされています。

                   

 

ケイトーを失ってしばらくは、どどーんと落ち込んでいました。ムスメに「後追ったりしないよね?」と半ば冗談、半ば本気で?心配されたくらい。

もちろん後を追ったりするつもりはありませんでしたが、もうケイトーがいないことが、ただただ悲しくて、辛くて、空しくて・・・・・

犬と散歩している人を見ると、(あの犬カワイイ)の代わりに、(あの人の犬、生きてていいなぁ・・・)と思いました。

そんな気持ちを癒してくれたものは、ただひとつ。『時間』しかありませんでしたね。

時間が経つにつれて少しずつ悲しみが薄らいでいき、代わりにケイトーと過ごした幸せな時間が心に甦るようになりました。

 

ペットを飼っていると、一緒にいる時間が幸せであればあるほど、将来待ち受けているお別れの時を思わずにはいられなくなります。そのお別れを経験すると、「もう二度とペットは飼わない」という人もいるでしょうし、「悲しみを癒すためすぐまた飼う」という人もいるでしょうし、「心の整理がつくまで待つけど、ぜひまた飼いたい」という人もいるでしょう。人は人それぞれ。無理をせず、自分の心の声に従えばいいのです。

私自身は、ただいま充電中。でもムスメが社会人になったら、ぜひまたワンコと暮らしたいな~   

 

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2 コメント

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ケイトーくん (チビまま)
2013-04-25 17:06:36
ケイトー君の命日だったのですね。
本当に、家族の一員がいつのまにか自分より早く年をとってしまうというのは、とても残念だし、悲しいことです。
でも、ケイトー君は長生きでしたね!
ハナママゴンさんの家族でいられて、幸せだったことでしょう。

HACHIは私もみました。犬を飼ったことの無い私も、3匹の犬とお別れしたチビぱぱも、涙が止まらない状態に・・・
あの強烈な忠誠心は日本犬だからこそなのでしょうね。
あー、もう一度見たくなりました。

ケイトー君、天国で楽しくハナママゴンさんたちを見守っていることでしょう^^
いつかまた、ワンちゃんと暮らせる日がくるといいですね。
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HACHI、いいですよね! (ハナママゴン)
2013-04-26 02:34:59
とてもきれいな映像だったことが印象に残っています。
前からわりと好きだったリチャード・ギアさん。実際犬がお好きだそうで、道理でハチと遊ぶシーンが、心の底から楽しそうで自然でした。

ハリウッドでリメイクと聞いた時は(ハチ公は日本の宝なのに・・・)と思いましたが、あんな素敵な映画にしてくれて、世界中にハチ公の知名度を広めてくれて、今は嬉しいし感謝の気持ちで一杯です。

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