“ザ・キッチン” でアフタヌーン・ティー

私の住み込み介護の最後の顧客さんだったベティーさんが住んでいた町、

ミンチンハンプトン（Minchinhampton）。

町の中心部には、それは人気があっていつも混んでいるカフェ、ザ・キッチン（The Kitchen）があります。

今日は何とそこで、オットーと、アフタヌーン・ティーをいただいてきました

　

 

午後1時に予約をして行ったのですが、朝食抜きだったので、早く食べたくて、写真撮影もついついぞんざいに。

インスタ萎えする画像ばかりでスミマセン・・・ 　（食べものはすべて二人分です。念のため。）

　　

（忘れないうちに、お値段です：　二人で30ポンド（5550円）だったので、チップ込みで35ポンド（6475円）を払いました。）

 

ザ・キッチンのはす向かいに、ベティーさんが行きつけだった美容室があるので、6週間毎の美容室訪問のあと、

ときどきここに寄ってコーヒーをいただいたんです。（もちろん私の分は、ベティーさんが払ってくださいました。）

オーナー夫妻の奥さんのほうであるアサンプタ（Assumpta）は、ものすごく働き者。

きびきびとよく動き、お客さんひとりひとりが快適な時間を過ごせるよう、快活に親しげに話しかけつつ、

常に目と気を配っています。

ベティーさんによると、その上アサンプタは、一度来店したお客さんの顔と名前は決して忘れないのだとか。

下の画像、左側のピンクのブラウスがアサンプタです。

（帰り際に撮った写真なので、この頃にはお店は大分空いていました。）

 

活けられていた花の色合いが素敵

 

清潔で綺麗なトイレも、素敵に飾られていました。

　　

 

お友達が多いベティーさんは情報通なのですが、今年に入ってからベティーさんに聞いた話では、

ザ・キッチンは、オーナー夫妻によって、売りに出されたそうです。

オーナー夫妻が、引退して故郷のアイルランドに帰ることにしたので。

地元民に本当に愛されているカフェだから、皆にそれはそれは、名残り惜しまれることでしょう。

次のオーナーが、同様に愛されるお店にするには、かなりの努力が必要になるでしょうね。

そうそうアサンプタは、エリザベス女王が亡くなられたとき、テレビのローカル・ニュースでインタビューを受けたんです。

ミンチンハンプトンはアン王女のお住まいに近いので、アン王女や娘のザーラさんを見かけたことがあるということで。

（もしかしてザ・キッチンにも来店されたんだったかな？覚えていません、スミマセン。 ）

 

ザ・キッチンが閉店してしまうと聞いて、ぜひ一度、アフタヌーン・ティーをしてみたかったんです。

でもオットーは外食嫌いだから、ムスメと一緒に行ける機会をうかがっていたのですよ。

なのに前回帰郷したときは、はじめて買う車を探すのに忙しかったり、扁桃炎にかかったりで、結局時間がなくて。

（ザ・キッチンでのアフタヌーン・ティーは、最低二人からなのです。）

今日はオットーが、ストラウドのDIYのお店に行きたいと言うので、ダメもとで提案してみました。

そうしたら、わりとあっさり承諾してくれて！

オットー曰く、「外食はたいてい量が多すぎるから嫌だけれど、アフタヌーン・ティーなら大丈夫そうだから」 とのこと。

そ～うなんです、オットーは本当に！少食なんです。

今日だって、サンドイッチとスコーンは食べたけれど、最上段のケーキは 「もう入らない」 と。

そこでチョコレートのミニ・カップケーキは私が食べて「あげ」、フラップジャックは包んでもらって持ち帰りました。

ほんと、日本の若い女性並みの量しか食べないんです！

本当に困りますわ、オットーといると、まるで私が意地汚い大食いに見えますからね・・・

 

ミンチンハンプトンの目抜き通りの商店街です。商店はまばらですが。

 

目抜き通りの北の端には、戦没者記念碑。ウォットンのと同様、これもラウンドアバウト代わりになっています。

 

ミンチンハンプトン周辺には牛が放牧されているので、久しぶりに近くで牛を見ました。

道路ではお牛さま優先ですから、ちょっとした渋滞にも遭いました。

道路脇のサインには、KILL YOUR SPEED　[牛のマーク]　NOT US と。

　

田舎道のドライブは気持ち良くて、つい写真なんか撮っちゃいました。自分で運転しているときは無理ですもんね。

　

そんなわけで、なかなかに有意義な一日となりました。

 

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帰り道、ベティーさんがいる養護施設の近くを通りかかったので、オットーに頼んでちょっとだけ、寄らせてもらいました。

が、今日のベティーさんは、一週間前（ベティーさんを見舞う）とはまったく違い、大分やつれておられて・・・

モルヒネを投与されたばかりだそうで、薄目と口を開いたまま、深い眠りについていました。

もう一ヶ月以上も固形物を口にしていないのだから、まだ存命であることが不思議なくらいです。

今日の様子では、もうあと数日から一週間では・・・？

ベティーさんが、安らかに速やかに、永遠の眠りにつかれることを祈ります。・・・