パートで高齢者のサポート・ワーカーをしている私。
心ばかりのクリスマス・プレゼントのつもりで、顧客さんにペーパーフラワーをもらっていただきました。
そして義妹にも、そろそろ前にあげたやつが色褪せるころなので、4束ほどプレゼント用に包みました。
そうこうするうち、以前プレゼントしたムスメの友達のお母様から、ムスメの友達とムスメ経由で、
「新しいペーパーフラワーをいただけたら嬉しいのだけれど・・・?」と聞かされて!
そんなぁ~、こちらこそ!
またもらっていただけるのなら、そんなに嬉しいことはないですっ!
そんなわけでペーパーフラワーの花束づくりで忙しく、クリスマスのお菓子づくりが遅れております・・・
先週末から一週間のクリスマス休暇に入ったムスメは、昨日ビスケットを焼きました。
いつの間にかデコレーションの腕を上げていて、ちょっぴり嫉妬する母であった。
花束づくりが一段落ついたので、私もようやく今日になって、クリスマス・カップケーキのデコレーションができました。
上面に糊代わりのマーマレードを塗って、黄色いマジパンを薄く伸ばして型抜きしたものをくっつけて、
噛み切りやすいよう溶かしチョコレートにバターを混ぜたもので上面を覆って、
白と黄色のマジパンで作ったホリーの葉と実を飾れば出来上がり。
今年は初めてホワイトチョコレートも使ってみたけれど、ホワイトチョコレートだと飾りが目立たなくなるのが難点かも
でもウチで食べるだけだから、いいさ、これで。
以前はホールのクリスマスケーキを焼いていたけれど、それだと焼くのに3~4時間もかかるし、
切り分けるとだんだん崩れていって見苦しくなるので、今はもっぱらカップケーキにしています。
日本でも報道されたかもしれませんが、クリスマス・デーを6日後に控えた先週の土曜日(19日)、
ジョンソン首相の緊急発表がありました。
非常に感染力の高い変異種コロナウィルスがロンドンと南東部で感染者数を急増させているため、
翌20日(日)から同地域をティア4に移行させるので、市民の協力を要請する、というものでした。
(ウェールズ南部でも感染者数が深刻な急増をしていますが、ウェールズは独自の議会があるので自分たちで決定を下します。)
ロンドンは全地区がティア4に。ムスメは12日(土)に帰郷していたのでよかったです。
19日にまだロンドンにいたら、帰郷できなくなっていたところでした。
実際、首相の午後5時(たしか)の発表を聞いて、すぐさまロンドンを脱出しようとする人々で
鉄道駅や道路が大混雑したとニュースでやっていました。
英国が最初のロックダウンに入ったのは3月23日でした。
その後対策つきで徐々に規制が緩和され、パブやレストランなどがようやく再営業できたのは、7月4日。
夏の間は感染者数を抑えていられたものの、新学期が始まり学校や大学が再開されると、
感染者数はふたたび上昇。
その頃には英国を形成する4国の足並みが揃わなくなり、ウェールズもスコットランドも北アイルランドも、
独自の決定をするようになっていました。
ロンドンと中央政府を擁するイングランドは、感染者数の急増を受けて、
11月5日(木)00:01時から12月2日(水)00:01時まで、二度目のロックダウンに入りました。
ただし最初と違い二度目のロックダウンでは、学校は休校しませんでした。
しかしながら、二度目のロックダウンでは大した効果は上がらず。
しかも非常に感染力の高い変異種ウィルスが確認され、その点を強調して19日(土)に
一部地域のティア4への移行の発表と協力の要請を政府がしたため、
「イギリスはヤバい」とフランス側がドーバー海峡を封鎖する事態に発展。
気の毒に、大勢のトラック運転手が足止めをくらってトラック内で数夜を過ごさなければなりませんでした。
(近くにトイレすらない場所で・・・ 気の毒すぎる・・・)
凍死するような寒さではないとはいえ、冬ですから、健康上の害をもたらす可能性だってあります。
しかも、イギリスにいたトラックをフランス側に来させたくないというのはわかりますが、
ヨーロッパ大陸からイギリスに戻りたいというトラックまで足止めさせるのは何の意味が?と思いました。
ひょっとして、ブレグジットを根に持って意地悪してる?なんて、勘ぐっちゃいもしましたよ。
日本のニュース動画を見ていたら、ロンドンあたりのスーパーでは食料品が不足しているなどとレポートされていましたが、
昨日私が我が田舎町のスーパーで見た限りでは、特に不足しているものはありませんでした。
ドーバー海峡はようやく封鎖が解けたようですが、ひょっとしたら田舎町にも今後じわじわと、
多少の品不足の影響はあるかもしれませんね。気をつけるとします。
今日(23日)現在、我が町ダーズリーのあるグロスターシャーはティア2です。
ティア2下では、大勢で集まってクリスマス・ディナーをいただくのが伝統であるクリスマス・デーには
3家族まで集まることができるようですが、それでも、可能な限りできるだけ、
普段同居していない家族とは別々に過ごすこと、
交流する場合はコロナ対策(手洗い、殺菌消毒、ディスタンシング、換気など)を遵守すること、
他世帯訪問はできるだけ短時間で切り上げること、
などを政府は強く勧告しています。
ティア4の住人との交流はもちろん、泊りがけの訪問も禁止です。
また昨日になって政府は、クリスマス・デーの翌日のボクシング・デー(26日)からティア・システムを強化することを発表。
グロスターシャーはティア3になるそうです。
去年は義母宅に、合計9人で集まった我家の場合ですが・・・
独居の義母(92歳)のところへは、独身の義弟②が、念のための10日間の自主隔離後に、
23日から27日まで泊りがけで来ることになっていました。
でも19日の政府発表を受け、「片道3時間半の距離を日帰りで往復するのはキツい」と、義母宅へは来ないことに。
夫が医師で自分も小学校の教師補佐をしている義妹も、二人のティーンの息子もいて
「普段から他人との接触が多いから・・・」と、クリスマス・デーに義母宅を訪れるのは断念しました。
でもそうなると、クリスマスに義母は一人ぼっち・・・
それはあまりにも気の毒なので、考えた末、
在宅イラストレーターをしていてほぼ外出することのない(=無菌状態の?)オットーが、
クリスマス・デーに義母のクリスマス・ディナーのお相伴をし、
我家のクリスマス・ディナーはその翌日にオットー・ムスメ・私の三人でいただくことにしました。
私が義母宅に行かないのは、明日のクリスマス・イブまでサポートの仕事をしているからです。
ムスメは12日に帰郷して以来ほぼ外出していないから、
ムスメは行ってもいいんじゃない?とオットーに言ったのですが、
義母の高齢を考えると、「接触する人間はできるだけ少ない方がいいだろう」とのオットーの意見なので、
ムスメも行くのを控えることにしました。
唯一の朗報は、義母が新型コロナワクチンの1回目の接種を、今週の月曜日(21日)に受けたことです。
2回目の接種は1月11日(月)で、2回目の接種の1週間後から、ワクチンに守られていることになるそうです。
ただしこのワクチンが、変異種にも効力があるのかどうかははっきりしないところで・・・
そりゃそうですよね、ワクチン開発中にはたぶんまだ存在が確認されていなかった変異種ですから、
それに対してもこのワクチンが絶対に効果ある!などとは、誰も断言できないのでは?と思います。
それでも、ワクチン接種が徐々に進んでいるのはやはり朗報
私まで順番が回ってくるのは早くても来春あたりになりそうですが、それまでは十分に気をつけて、
何とか感染を免れたいと思います。
変異種がグロスターシャーにやって来るのも時間の問題かと思うので、
ティア4下での規制内容を見てみました。
最初の、3月から7月始めまでのロックダウン下の規制と大差なさそうですね。
というか、異なる点が私には見えません。
いずれにしても、自分でできることはできるだけして、
本当の意味での春を待とうと思います。
とりあえず明日は仕事に行ってきたら、延ばし延ばしになっていたミンスパイづくりをします。
コロナで気分が沈みがちですから、せいぜい大好きな食べ物のことを考えて、
この非日常を乗り切るとします~!