日本でもニュースになったようですが、高齢の一般信者の手で「修復」されて、子供の絵みたいになっちゃったスペインの教会のフレスコ画!
原画とは似ても似つかなくて、思わず笑っちゃいますよね~!
オリジナル 湿気で傷んできていた「修復」前 「修復」後!
場所はスペイン北東部、ボルハの教会。 「修復」されたのは、内部の柱に描かれていた19世紀の画家エリアス・ガルシア・マルティネスの、いばらの冠をかぶったキリストの肖像画。 約120年前に描かれたものだという。 犯人、もとい「修復」を手がけたのは、熱心な信者でボランティアで教会員も勤める80歳のセシリアさん。
長いこと教会の湿気にさらされて絵具が剥がれ落ちつつあったこの絵を救うべく、自ら油絵具と絵筆を持参して修復作業に挑んだ。 「修復」が露見して騒ぎになったことに戸惑うセシリアさん。 「善意からやったことよ。 もちろん牧師さんの許可は得たわ。 多くの人が私の作業に気づいていたけれど、誰も何も言わなかったし。 それに作業は、まだ途中なのよ。」 非難にさらされパニック発作を起こすようになってしまい、教会からすぐの自宅を離れることができないという。
画家マルティネスの孫は、「修復作業を修復」するための費用を出すことを申し出た。 地元の自治体は、セシリアさんに対し法的措置を取るつもりはないことを明らかにした。 代わりに絵画の修復の専門家を呼び、「修復の修復」が可能かどうか調べてもらうという。 ニュースへのコメントには、セシリアさんの行為は1997年の映画『Mr.ビーン』で主人公が名画『ホイッスラーの母の肖像』を台無しにしてしまう場面を思い出させる、というものが複数あった。
セシリアさんの「修復作業」に感銘を受けた人々は、ネット上にセシリアさん風の「修復」を施した名画を流出。 (あはは~面白い!)
しかし! 災い転じて福となる? その後教会は「台無しにされた名画」を見ようと訪れる観光客で行列ができるようになった。 この騒ぎの前までは比較的無名だったというこのフレスコ画。 町のカフェのウェイトレスは、テレビでコメントを求められて言った。 「突然観光客が増えて町が活気に溢れ、経済効果は満点よ。 セシリアさん、良い仕事をしてくれたと思うわ」
見物客でにぎわう教会内部。 「修復の修復を検討中ですゆえ~、・・・」と話す町長。
オリジナルが台無しになってしまったのは残念だけれど、悪意がなかったのだから、世知辛いこの世の中、たまにはこういうニュースもいいかな~? なんて。
それにしても「修復の修復」は可能なのかしらん。 続報を待つとしよう。
失礼。。。
でもいくらなんでも絵のセンスが。。。
可愛いというかなんというか。
でもそのお陰で見に来る人が増えたというのは、結果よければ全てよし!?
でもほんと、善意でやったことなのだから、あまり責めては可愛そうですよね。
早く騒ぎが収まりますように。
一体何を思って修復作業にむかったのか。 ひょっとして早期の認知症・・・? なんて、仕事柄、考えてしまいました。
でもおかげで見物人が押し寄せ、町が活気づくとは。
まさに『ひょうたんから駒』ですよね。