心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

夫婦喧嘩での悲劇

2023年04月05日 | 雑感・愚見

 

2020年 ロシアのケメロヴォ州のアパートの一室で

起きた夫婦喧嘩で46歳の妻が夫の首の上に馬乗りになり

夫を窒息死させて逮捕されました。

 

逮捕された女の体重は、100㎏を超えていたとのこと。

 

 

この日、妻はお酒に酔って夫と口論になり

ベットにうつ伏せの状態で横たわる夫の首にまたがり

全体重をかけてお尻で抑え込み、

もがき苦しむ夫に対して「許しを乞え!」と要求。

 

しばらくして夫が全く動かなくなったため

驚いた妻は、夫の身体を激しく揺さぶりながら

「あなた、起きて!」と叫び声をあげましたが

すでに手遅れとなっていました。

 

警察に妻は、

「殺すつもりは全くなかった。」と話したそうですが、

その様子を娘と騒ぎで駆けこんだ隣人も見ているし、

これは、さすがに嘘偽りなくその通りでしょうね。

 

刃物で何か所も刺しておいて

「殺すつもりはなかった。」

なんて言う話とは全く違いますね。

 

夫を窒息させてやろうと思っての行動だったら

両手で首を絞めるのが自然だと思うので

妻が夫を押さえつけて制圧したかっただけでしょう。

 

ところが長い結婚生活の中で体形が変化して

いつしか自分の身体が危険な武器と化していたことに

妻が気が付いていなかったんでしょう。

 

この夫婦喧嘩の原因は、何だったんでしょうかね。

夫が妻の体形について酷い言いようをしたとするなら

何とも言いようがないですね。

 

 

ダイエットをするにしても減量をするにしても

体重を落とすことは案外簡単にできますが

一番難しいのが落した体重を維持することです。

 

個人の適正体重は、

それぞれの個人の筋肉量や骨量等が違うので

一般的に標準とされる体重から

当然のことながらプラスマイナス何㎏かの幅があります。

 

一時の大食いとか運動不足で

適正体重から体重が増えた場合には、

元々の摂取パターンや行動パターンへと戻ることで

自然と元の適正体重へと戻るものですし、

 

基本的に自然と食欲が落ちたり

低カロリーのものを食べたくなったり

特に努力をしなくても適正体重が

保たれるようになっているものです。

 

特に努力をしないにしても

日頃から体重計の数字を意識することは

身体から発信されるメッセージを感じ取ることを

見逃しにくくなるので有効かと思います。

 

ところが世の中には数多くの

仮に標準とされている体重を超過している人がいるのは、

心の空白部分を食の快楽で埋めようとしていたり、

食べることことが大好きであったりして

身体が求めよりも心が求めることを優先した結果です。

 

この状態の結果である体重だけを

特に目標設定が過剰な場合は特にですが

意志の力で体重を落としたとしても

心の空間を埋めようとする欲求や

楽しみが欠落した状態を取り戻そうと

強く働くことになるので

欲求を抑え込む戦いの日々となります。

 

適切な例えではないかも知れませんが

一日中感じる痒い部分を掻きもせずに

毎日過ごすようなものでしょうか。

 

そして、

この体重を戻そうとする力の強烈さは、

10Kg以上減量したボクサーが計量後のたった一日で

体重が10㎏以上も戻ることからも

分かるのではないでしょうか。

 

戻ろうとする力を抑えきれなくなり、

かつ、せっかく落とした体重が戻ることに

強く怖れたりするような場合に

食べて吐くことを安易に選択すると

摂食障害と言われる状態に陥ることになります。

 

つまり、過剰なダイエットは御法度であり、

過剰なダイエットをして元に戻そうとする力を

抑え続けることが出来ないと

体重がダイエット前に戻るのではなくて

元の体重に2割前後増しで戻りかねません。

 

リバウンドは、かなりやっかいです。

 

なのでダイエットは、安易に体重を落とすのではなくて

一番の肝は、1年、2年がかりで

ゆっくりと落す位の気持ちで取り組むことが

一番のやり方だと思われますし、

 

そして、ダイエットとは、体重以上に日々の習慣を変えたり、

マイナスの自己イメージを変えることであると

考えた方がより良いかと思われます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン