2019年7月、オーストラリア南部の小学校で
オーストラリアで保護種に指定されている
『テンジクバタン(白いオウム)』が
上空から約60羽が次々に落下してきました。
落下したテンジクバタンの殆が
目や口から血を流して激しく泣いていたとのことで
60羽の内58羽が絶命しました。
大きさが40㎝ほどある鳥が
眼や口から血を流して空から落下してくるって
この出来事を目の当たりにした
小学校の子供達にとっては
強いショックを受けたのではと心配です。
原因を調査中とのことでしたが
その後、原因が特定できたのでしょうか。
2021年4月には、オーストラリアの住宅地に
テンジクバタン数千羽が来襲して
建物や道路等を占拠しました。
オーストラリアの保護種のために
住民たちは手出しが出来ず自然と飛び去るまで
事の成り行きを見守るしかなかったようです。
私の子供の頃に何かちょっと変わったことがあると
「終わりじゃあ。この世の終わりじゃあ。」とか
「来るぞお。大地震がくるぞお。」とか言って、
子供達を脅かして楽しんでいた
近所の年老いた女性のことを思い出します。
あの頃の怖いことを言われて
平気なふりをして内心では怖がっていた自分や
嘘つくなあ!って変に強がっていた奴とか、
今ではウザくてお茶目なおばあさんのことも
懐かしく思います。
テンジクバタンの集団落下は気になる所ですが
保護種扱いを受けている来襲した集団は、
人間を危険視しなくなったのか、
数が増えすぎたので引っ越しの途中なんでしょう。
知らんけど。
このようなことが頻繁に発生すると
保護種として扱いに変化が起きるかも知れませんね。
日本で害鳥としてぱっと思い浮かぶのは、
カラスかと思うのですが、
東京都内や神奈川県等の関東地方で
カラスと縄張り争いをするほどに数を増やした
『ワカケホンセイインコ』のニュース。
ペットで飼われていたものが
放鳥されたり逃げ出して野生化し、
どんどんと繁殖をし何万羽の集団となり、
糞害や食害や鳴き声で
住民の人達が困っているとの報道がありましたが、
あれどうなったのか。
上空を覆いつくすほど飛び回る地域では
追い払おうと対策を講じても効果がなく
うるさい鳴き声や深刻な糞の害だけでは
鳥インフルのように躊躇なく大量駆除に
本腰を入れるまでには至らなさそうです。
人間の都合で遠い日本にまで連れてこられて
逃げ出し、生き残るために、種の保存の本能で
在来種と戦いながら頑張って生息数を増やしたら
害獣扱いで駆除、殲滅というのは、どうなのか。
在来生物を害獣駆除の名目で
乱獲で絶滅させてしまうのはもっての外で
人間の罪だとは思うのですが
あのインコは、本来日本には存在しない鳥なので
既存の生態系保護する名目で
害獣指定は成り立ちそうですが、どうなのか。
しかし、日本に元から生息している鳥達は、
自分達の立場をわきまえていたのか、
日本人の国民性と似てなのか、どこか遠慮がちに生息していて
外国産の鳥達は、外国の国民性に似て
人間の生活圏であってもお構いなしに派手に飛びまわる印象。
これ偏見が過ぎるかも知れません。
私達人間も本質は、生息するために
他の生物と縄張り争いをする生物の集団だと思っているので
人間の生活圏に侵入し過ぎた生物を駆除したり排除したり、
生態系のバランスを保つために
増えすぎた生物を駆除したり、
狂犬病や鳥インフル等の人にも害をなす
疫病の蔓延を防ぐために駆除したり、
また私達が生きていくために食肉加工に従事して
嫌な役割を担ってくれる人達には
有難いなと思う次第です。
誰しも悪者になるのを引き受けたくないもので
その悪者になることを引き受けてくれる人達がいることで
私のような心弱い者が恩恵を得ているんですよね。
ところで環境保護団体とか動物愛護団体とかの中の
過激な集団の派手な活動が報道されているのを
時折、目にすることがあります。
私達人間が生物と環境とのバランスが取れる生息ラインを
利益や欲が第一主義の人間によって破壊されないよう
監視や抗議活動するのには大いに賛成出来るのですが
過激になり過ぎて人間の生活環境を
破壊するような活動にも賛成することは出来ません。