心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 平野神社

2023年04月07日 | 名所めぐり(京都)

 

嵐電の桜のトンネルを楽しんだ後は、

嵐電『鳴滝駅』の次の駅『宇多野駅』で再び乗車して

『北野白梅町駅』で下車。

 

西大路通りを北方向におっちらおっちらと歩いて

京都『平野神社』に向かう途中で発見した

北野白梅町店『なか卯』で朝食と昼食を兼ねた食事休憩。

 

 

 

 

北野白梅町店『なか卯』を出て、

おっちらおっちらと少し歩いたら

京都平野神社の西鳥居が見えてきました。

 

 

 

京都 平野神社 西鳥居

 

京都『平野神社』は、今回で二度目の参拝になります。

初参拝は、2014年4月下旬に決行された

『京都御所一般公開と4つの桜の名所』と銘打たれたバスツアー。

 

今思えば京都の桜の名所を巡る出発日が

4月の半ばを過ぎていたので一抹の不安を抱えてバスに乗車。

案の定、巡った名所の葉桜状態の桜が目立つ中で、

遅咲きの桜が何とか咲いている状態でした。

 

さらに当時は、頭の中のアルバムに残れば十分と

ガラケーで少しだけ撮影した不鮮明な写真だけだったので

今回の平野神社は、初参拝気分なんですよね。

 

 

 

 

初参拝の際は、西鳥居から境内に入り西鳥居から出たのですが

西鳥居は、平野神社の裏手になるので境内南側の上立売通りを通って

平野神社の大鳥居がある正面へと回ります。

 

 

 

平野神社 南門【京都府指定有形文化財】

 

平野神社の記録によると

1651年に京都御所の旧門を下賜されたもの。

 

 

 

 

 

 

 

平野神社の境内の花々が

境内の外まで溢れるかのように咲いています。

 

 

 

 

平野神社の東側で満開だった紫色の花の名称は、

ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)?

 

 

 

 

しかし、多数の車が行き交う西大路通りに面していて

ついさっきまで市街地にいたはずなのにと

西大路通りから一歩入るだけで景色や空気がコロッと変わりました。

 

 

 

平野神社 大鳥居

 

京都には、桜の名所が数多くありますが、

平野神社もその一つ………どころか京都屈指の桜の名所です。

 

現在の平野神社境内には平野神社原木の桜を含めて

約60種400本の桜が植樹されていて

約1ヶ月半に渡り様々な桜を楽しむことが出来ます。

 

 

 

 

平野神社の創祀は、平安遷都の頃で

平安時代の中期には二十二社の内の上七社として

朝廷から崇敬を集め行幸が度々行われます。

 

後に平氏や源氏等の臣籍降下氏族からも

氏神として崇敬されました。

 

 

 

 

二十二社とは、神社の社格の一つで、

国家の重大事や天変地異等が発生した際、

朝廷から特別の奉納を受けた神社の中でも

上七社の伊勢神宮、上賀茂神社、下賀茂神社、平野神社等は、

特に格式の高い神社とみなされていました。

 

 

 

 

桜は、生命力を高める象徴とされていて

蘇り、生産繁栄を願った各公家伝来の家の標となる桜を

平安時代より平野神社に奉納されていました。

 

伏見稲荷神社には、御利益を頂いた人が

お礼の印にと鳥居が奉納され、

平野神社は、桜という感じなのでしょうか。

 

 

 

 

大鳥居を通り抜けて直ぐ右側(北側)にあるのが

『出世導引稲荷社』と『猿田彦社』

 

 

 

 

 

 

出世導引 稲荷社

 

 

 

猿田彦神社

 

 

 

参道と神門

 

両側に燈籠が立ち並ぶ参道の奥に神門が見えます。

 

 

 

神門と魁桜

 

神門前の早咲きの『魁桜』は、

京都の桜の季節の開幕を告げる桜と言われています。

 

 

 

平野神社 手水舎

 

 

 

平野神社 手水鉢

 

平野神社の手水鉢は、龍でもなく亀でもない個性的な水口。

 

全国的に新型コロナウイルスの感染者が減少傾向になり

マスク着用についても見直されたことを受けてなのか、

平野神社では、手水鉢に水と手酌が復活していました。

 

 

 

平野神社 拝殿と本殿

 

拝殿【京都府指定有形文化財】。本殿の二棟【重要文化財】

 

 

 

 

人間の記憶の不確かさと言うのか、私の記憶の不確かさでしかないのか、

この辺りではもう平野神社の初参拝の印象とは随分違っていて

まるで違う神社に参拝しているかのような感覚になっています。

 

 

 

 

初参拝の平野神社の境内は、

頭上を覆う桜の木の枝に残る桜の花びらと

吊り下げられた数多くの提灯が頭上を覆い、

複数の花見茶屋前の朱色の緋毛氈が敷かれた床几

多くの参拝者がお酒の飲み、食事をしながら

楽しそうにワイワイとお花見をしていたので

もっとごちゃごちゃとしていた印象を持っていました。

 

 

 

 

今回の参拝では、境内を広くゆとりが感じられて

スッキリと整理されている感があります。

 

 

 

御神木のクスノキ

 

樹齢400年を超える御神木のクスノキ。

 

 

 

 

初参拝の時に印象深かった一つが、

御神木のクスノキ霊石『すえひろがね』の組み合わせ。

 

霊石『すえひろがね』の成分は、60%以上が酸化鉄で

砂鉄よりも不純物が少なく鉄にしやすく磁石がくっつきます。

 

 

 

霊石『すえひろがね』

 

このような石(餅鉄)は、河原や山中に転がっていて

多くは河原の小石サイズのようで、

この大きさのものは極めて珍しく貴重な石のようです。

 

御神木のクスノキに触れながら

時計と反対回りに回った後に霊石『すえひろがね』に触ると、

新しい力が体内に吸収されるとのことです。

 

私が御神木を回ったのかどうかですが、

せっかくなんですからやるにきまってますがな。

触れるどころか思いっ切り抱き着いてやりましたがな。

と言いたいところですが、それはさすがに自重しました。

 

 

 

平野神社 拝所

 

 

 

 

 

 

平野神社 末社と八幡社

 

参拝の後は、いよいよ平野神社の桜苑に足を踏み入れます。

今回は、境内の桜は満開状態なので楽しみで仕方ありません。

 

 

 

平野神社 桜苑

 

うわ~。これって苑、庭園なのか。

枯山水も池も曲水も太鼓橋も石橋も松の木も何も無い。

目に映るのは桜、桜、桜、桜、桜、桜、桜、桜。

 

頭上を覆う桜の薄い桃の色。足元の緑と菜の花の黄色。

私の感覚では、桃源郷の郷とか

エデンの園の園とかの方がピッタリ来る感じ。

 

あえて言うなら紅白の幕が土塀か木塀、

そして曲水と石橋があれば完璧かなと。

 

 

 

 

ちらちらと桜の花弁が秒速5㎝で舞い降りる桜苑を

ゆっくりとゆっくりと散策します。

 

 

 

 

桜色の酸素を体内に深く沁みいるように

静かにゆったりと呼吸をし、

桜の世界に身も心を溶け込ませるように、

静かにゆったりと散策します。

 

この日のこの場所で見た桜の花弁が舞い降りる風景は、

まるで夢のようで素晴らしい眺めだったと

思い起こすに違いありません。

 

 

 

 

夫婦と子供二人の幸せそうな外国人の家族に頼まれ、

合図がチーズで良いのか、ビヤーで良いのか分からないので

スリー・ツー・ワンで撮影した画像に大満足してくれたようで

三度のベリーの後に続けてナイスとサンキューも頂きました。

 

 

 

 

この時の外国人の家族が、

あの日、あの場所で、この写真を撮影してくれた男性って

桜の美しさに引けを取らない男前だったなあと

思い出を語り合っている家族の情景がありありと浮かびます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初参拝の平野神社の印象は、特に見応えはなかったので

楽しみにしていたのは嵐電の桜のトンネルの方で

桜のトンネルを観賞した後は、

 

妙心寺の退蔵院からの法金剛院と流れるのか、

平野神社に流れるかの選択で迷った末に

一度は桜満開の平野神社を訪れておこうと

平野神社を選択したのですが大正解となりました。

 

 

 

 

平野神社を出て嵐電北野白梅町駅』まで

おっちらおっちらと歩き、再び嵐電に乗車して

次の目的地へと向かいます。

 

 

 

嵐電車内 桜のトンネル

 

嵐電『北野白梅町駅』から嵐電に乗車して

桜のトンネルを嵐電の車内から観賞しながら

期待を胸に次の目的地へと向かいます。

 

 

 

 

今から向かう寺院も

過去に拝観したことがある寺院なのですが

桜の季節に拝観するのは初めてなので

平野神社のように初拝観に持った印象が

ガラっと変わるかもしれないと期待が高まっています。

 

私を乗せて嵐電は行く。

嵐電、君となら

どこまでも行ける気がするぜえ!

 

 

 

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