心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

恨み

2011年09月06日 | 感情




誰しも怒ることはある。



もちろん程度の違いは有るけれども

凄く温和な人だと言われている人だって、

さすがに両手の指位はあるのではないかと。



怒りの感情そのものは、

自分の心身の領域を他人に侵略されないために備わっているもので

基本、大切な感情です。


人間、「怒っちゃいかん。怒っちゃいかん。」と思いながらも

怒ってしまうこともしばしば。



人間ですから仕方が無いと言えば仕方がないんですが、

この時、その感情を抑える方法の一つとして、

怒りの精鋭部隊が「よし、出番が来た!」といきり立っても、

ゴーサインを出さないでいるとやがてテンションが下がってしまって

あれ何だったんだろうと言う感じで

出動準備を解除して寛ぎ始めます。


この時間、通常は長くても10分~15分というのが基本なのですが、


たび重なる自分の存在を蔑ろにするような

他人からの価値観の押しつけや攻撃があった場合に、

不自然に自分の気持ちを何度も何度も抑え続けていると、

怒りの精鋭部隊から憎悪の精鋭部隊と変化することがあります。



憎悪の精鋭部隊は厄介で、

本来の怒りの対象だけでなく、

それ以外の対象にも、ちょっとしたチャンスを捉えて出てきたりして、

過剰過ぎる反応や自己防衛としての出動だけではなく、

事有る毎に怒りのエネルギーの発散をしようとします。



すると当然、到底納得できない怒りを向けられた周りの人達は、

たまったものではありませんから、

本当なら敵でない人達も本当の敵と変えてしまいます。



そして、敵が増えることでますます憎悪の精鋭部隊が活気づきます。

「やっぱり周りは敵ばかりだぞ!」

もう完全な悪循環です。



ここから抜け出すためには、

まず自分の感情に流されずに、

その悪循環に気が付くことが何より大事です。

それが無ければ解決のための一歩も何も始まりません。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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