心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

蟻の一穴

2014年12月11日 | 雑感・愚見




西教寺で家族にお土産をと購入したのが

丹波の黒豆を黄粉と抹茶と砂糖で包んだもので

独特の美味しさで日本茶と一緒に食べればなおピッタリの感じで、

名前は「真盛豆」。



この食べ物は、西教寺の例祭時期にだけ造られるそうで

僧侶の話を聞いた私の不確かな記憶からなのですが

西教寺の開祖の真盛上人が

説法をするために遠方に出向いた時に、

そのお礼にと現地の人達からお金なのか、食べ物なのかを差し出しても

絶対に受け取らず、本人は持参した懐の豆を一粒、一粒食べながら

各地を説法して歩いたということにちなんで作られたお菓子と

話していたように記憶しています。



私が思うには、

頑なに無償で説法を行っていたのは、

わずかな施しでも受けると他の場所で断ることが出来なくなり、

少しくらいならと自分を納得させて

やがてはそれを期待し始め、

そして、貰えることが当り前となり、

さらには、だんだんともっと大きなものを求めてしまう。


そうなると自分が求める僧侶や仏の道とは違うものとなってしまう。

このような人間の性を知っていたからこそ

その一歩となりかねないものを断っていたのではないかと思うのです。



その逆と言うか、似たようなもので

先物取引のようなもので

ここで引いたら損をしてしまうと

さらに追加投資をし、

やがては、引くに引けなくなり、

最後には、自己破産。



薬物依存もそうで少しくらいならから始まって

まだ大丈夫だろう、いつでも止めようと思えばいつでも止めれるはずが

気がついた時には時すでに遅し。



人は大きな危険を身近に感じる時には

止めたり、引き返したりすることは割合と簡単に出来ますが

危険がまだ遠くにあると感じるような時に

止めたり、引き返したりする判断をすることは

簡単なことではありません。



それをやり切る自信が無い人は、

君子危うきに近寄らずを肝に銘じておく必要があります。




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2 コメント

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Unknown (Xfgyryiu)
2014-12-12 03:21:56



京都駅ビル専門店街 The CUBEで売ってます



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Xfgyryiuさんへ (神戸花時計)
2014-12-12 03:30:33
そうなんですか。情報をありがとうございます。
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