心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

飴玉の食べ方

2024年07月19日 | 雑感・愚見

 

2004年 ドイツのベルリンの23歳の女性が

「菓子袋に適切な表示が無かったため飴を食べ過ぎた。」

と製菓会社を訴えました。

 

この女性の訴えは、当然の如く却下され

女性の自己管理能力が問われました。

 

 

何かこれ過去にドイツだったかアメリカだったか

これと似た訴えがあった記憶があるんですよね。

同じ話だったら申し訳ありません。

 

この女性は、このような告訴が受理されると

本気で思っていたのか、駄目元で告訴をしたのか、

巷で湧いてきている注目を集めるためなら

何でもあり的な発想なのか、本心は分かりませんが、

 

自分にとって気に食わないことの原因は、

自分以外の誰かや何かに押し付けようとする

清々しいまでの他責の精神の持ち主かも知れません。

 

この23歳の女性の訴えが

何歳までは何錠と記されている薬のパッケージと同じ様に

商品パッケージに総カロリーの標示や

推奨される一日の摂取量の記載等を求めて

訴えたのだとすると、まあ理解は出来るのですが、

 

まあ記事になっている位なので

適切な摂取量の表示がなかったことで

食べ過ぎて被害を受けたとして

金銭的な賠償を求めていたのだと思うんですよね。

 

これ個人と企業間のトラブルにしていたら

クレームを受けたことで企業が賠償金を支払ったとしても

まあお好きなようにとは思いますが、

 

まあそのようなクレームの対処をした企業は、

その話を見聞きしたヤカラが

俺も私にもと同じ対応を求めて

わんさかと押し寄せてくることが容易に推察できるので

混乱し株価乱高下で最悪、倒産へと追い込まれる可能性も。

 

しかし訴訟問題とした場合は、話が違ってきて

案の定、告訴が却下されるのは当然かなと。

 

裁判は、その国や社会の方向性を示すことになる訳ですから

この女性の訴えを認めてしまうと

製菓会社だけに留まらなくなります。

 

一日にトマトを食べすぎて………

一日に豚肉を食べすぎて………

賠償金を得る種がそこら中にわんさか。

 

こうなると食材を販売業者が姿を消してしまうので

各食材のカロリー表示に加えて

店舗の入り口、各売り場に大きな看板に大きな文字で

一日の摂取量が表示することが義務化となるのかな。

 

摂取カロリーを気にする人達にとっては

この結果は、これはこれで良いような気もしますが、

清々しいまでの他責の精神の持ち主は、

賠償金と相手を貶めることが目当てだと思うので

また違う切り口で「告訴だー!」と言いそう。

 

例えば、適切な量を超える食材を販売したとして

「告訴だー!」とかね。

この行き着く先は、もう配給制かな。

 

で、他責の精神の持ち主は、

そうなると私達には自由に好きな物を

好きなだけ食べる権利を侵害している

「告訴だー!」ってね。

 

少しでも気に食わないことがあると

告訴してやる!って騒ぐ人物が登場する

ドラマとか漫画のコメディーの世界と同じかな。

 

まあ思うんですけど、ドイツの23歳の女性のように

「告訴だー!」って騒げる社会は、

それだけ平和で安全で自由な社会であることを示しているので

それはそれでいい事かも知れませんが、

 

国や社会が被害を訴える人に寄り添い過ぎると

次々に事細かな制約が増えていって

どんどん不自由な社会になるように思えて仕方がない。

 

被害者(弱者)を装った加害者(悪行)を見逃して

加害者(悪行)が喚き騒ぎ立てれば

何とかなるような余地が広がっているように

感じるのは私だけなのか。

 

 

 

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