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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

より良い自分に

2010年04月21日 | 心理カウンセリング


悩みの状態が酷くなってしまっている神経症と言われる状態は、
多くの時間、マイナス感情を感じてしまう状態です。

過剰なマイナス感情を感じたとしても、
それが、不適当な「心の規則」から起きているものであったとしても、
単発的なものである場合、不都合なものとなり得ますが、
大きな問題となるまでには至りません。

私達を神経症と言われる心理状態へと至らせ、
そこに留まらせているものは、

「自分は駄目だ。」「自分は劣っている。」「自分は無力だ。」
「こんな自分は許せない。」「そんな自分は認められない。」
「自分は恥ずべき人間だ。」
「自分を嫌いだ。」「どうして自分はこうなんだろう。」

というような、自己否定の存在です。
これがアンカー(錨)のように私達をそこに繋ぎとめます。
ですから悩みの状態を解決、改善すると言うことは、
自己否定に関わる「心の規則」を変えることであると言えます。

ダイエットにしても、禁煙にしても、論文を書き上げることにしても、
スポーツの技量を高めるにしても、集中力を高めるにしても、
シンプルにより良い自分を目指すというのであるならば、
コーチング的、アプローチで十分ですが、

それが悩みと言えるような状態であるとするならば、
「より良い自分になる。」と言う気持ちの下に、
必ずと言っていいほど自己否定の気持ちが存在しています。

その場合には、相談者と最初に話し合うことは、
自己否定を止めることを目標にすることを理解してもらい、
そこを最初の目的にするようにしています。

これを解決しておかなければ、
仮にダイエットに成功したとしても、禁煙に成功したとしても、
心が平安になることはありません。

仮に何かを成し遂げても、
それは一時的な心の満足、平安でしかなく、
しばらくすると、また不安感が滲み出てきます。

そして、また次へと、それが終われば、また次へと
終わりなき要求を自分にすることになり、
いつまでも心の平安を手にすることは出来ません。

「今、持てるもので喜びを得ることが出来ないならば、
将来、何を手にしたとしても同じである。」
と言う言葉が残されていたように思いますが、
この言葉は、正にそれを言い表しているように思います。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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