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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

不安

2010年04月11日 | 心理カウンセリング


不安感は、恐怖心と良く似ているのですが、
起きるかもしれないし起きないかもしれないという、
恐怖感よりも対象がぼんやりとしたものになります。

脳にとっては、実際に直面している状況と、
イメージしたものとの違いは大した違いではないようで、
反応には変わりないものとなりますが、
実際のものよりも、イメージの方が際限なく広げることが出来るので、
深刻なものになる可能性があります。

イメージによるところが大きいですから、
イメージを止めない限り、対象から離れていたとしても、
不安感は消えることはありません。

電車に乗れなくなる。良い眠りが取れなくなる。
いつも不安感を感じている。
深刻な病気になるのではないか、なっているのではないか、
こんなことを言うと~と思われるのでは、
自分は、嫌われているのではないか、
自分は、見放されてしまうのではないだろうか。
朝、右足から靴を履かなかったからとんでもないことが起きるのではないか、
泥棒に入られるのではないか。
事件に巻き込まれてしまうのではないだろうか。
鍵を閉め忘れてしまったのではないかだろうか。
大切な試験に落ちてしまうのではないだろうか。
等々、

ありとあらゆることが不安を呼び起こす要因となります。

このイメージがどこまで膨らんでいくのかは、
その個人によって違いがあり、ある程度のところで止まる人もいれば、
深刻なものにまで膨らみ、不安感に押しつぶされる所までになる人もいますので、
そこまで至らない内に、その流れを止めておきたいものです。

突然の地震、火事などで、家から飛び出す時に、
意味のない枕を抱えて家から飛び出したりする人がいるように、
強烈な感情が働くと、普段のように思考が働かなくなります。

それと同じで不安感が強烈になると、
そこから抜け出すために有効な思考を働かすことや、
行動を取ることが難しくなるので、
そのような場合には、解決へのアプローチをする前に、
不安感をある程度まで軽減する必要があります。

これら不安感にも次のような心の規則を発見することが出来ます。

「それが自分に起きることは絶対に避けなくてはならない。」
「自分にそのようなことが起きることは絶対にあってはならない。」

これは、それが起きると自分は全くの無力であり、それに抗うことも、
対処する術もないと言うことですし、
それが起きると人生は一巻の終わり的なものであると、
同等に心に描かれていることになります。

ですから、不安感から抜け出すためのメインの取り組みは、
本当は、自分に対処出来る力があること、
それが起きたとしても人生は一巻の終わりではない事を、
心の中にしっかりと広げていくことになります。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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