
心の規則を決して悪者にしてはいけません。
私達を護るために働いてくれています。
しかし、安心や安全を感じることに繋がるよりも、
不快を引き起こす原因となっているとするならば、
成長を遂げようとする現在の自分にとって、
それは、もはや自分を護る城壁から、
行く手をさえぎる壁となりつつあるのかもしれません。
人の心を導くための技法は数多くあります。
そして、導くと言うより思い通りに動かすための技法というのもあります。
セールス・トークから新興宗教の勧誘手法まで、
特別なものだけでなく、それは私達の身近に存在し、
気がつかないまま、それに巻き込まれていることもあります。
もっともそれに気が付かれた時点で効果は激減しますから、
分からないように、自然に行われています。
催眠療法や心理療法の分野にも、
それらの技法が紹介されていますが、
私的には、これ、あまり好きではありません。
平気で使用する人は言います。
「どうであれ、結果その人のためになれば良いんだよ。」
そうかもしれません。
しかし、やはり私は好きになれません。
一人の人生は、とても大きな価値があり、
とんでもなくその人にとっては重要で、
何事にも代えがたい大切なものです。
その人生の行き先を指し示すことの重大さ。
その責任を背負うだけの覚悟を持てませんし、
それだけの人物になっているとは、
とてもじゃないけれども思えません。
だから私が行うことは、
その人の可能性を制限しているであろう、
今は、その人の行く手を阻んでいるであろう心の規則を変えるお手伝いです。
その人の行動の選択を狭めている心の規則です。
前に行くのも、右に行くのも、左に行くのも、
後ろの進むのも、その人自身が決断してもらいたい。
心の規則が姿を変えた時、それを自由に選ぶことが出来るのですから。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計