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hamzaブログ

日下直樹事務所
日下コンサルティング(技術経営)
行政書士
http://www.kusaka.com/

津波減災社会の構築

2011-09-29 07:25:07 | 災害
河田恵昭さんの講演をうかがいました。
(関西大学社会安全学部長 研究科長
 元京都大学防災研究所所長)
<テーマ>
東日本大震災から「津波減災社会」構築の可能性

・午前中1時間の講演、このあと東京で平野防災大臣に
 中央防災会議の最終報告を提出する日でした。
・1時間の講演の中から印象に残ったものを
 書いています。

●被害と気象庁の問題
1.気象庁に大きな責任がある
 ・M7.9、津波高さ3mと聞いた沿岸住民は
  海岸堤防で守れると考えて避難しなかった
 ・自治体消防職員、消防団員は水門閉鎖などの作業中、
  10mを超える津波が来るとは思わなかったので、
  261名が死亡した
  →堤防の内側にいると、海が見えない
 ・地震直後に停電したために、その後に改訂された
  警報の内容は住民に伝わらなかった 

2.なぜ、気象庁は津波を過小評価したのか?
 ・地震が起こった時、宮城県沖地震と思い込んでしまった。
 ・もともと、気象庁が推定する地震マグネチュードは
  8以上で低く推定されることがわかっていたが、そのことは
  庁内の関係者しか知らされていなかった。
 ・広帯域地震計がほぼ全点振り切れ、9000キロ離れたイギリスの記録を使った。
 ・15時30分頃GPS波高計の記録が入り始めて、これを参考にして
  警報の内容を切り替えた。
 ・気象庁には津波の専門家はいない。地震の専門家ばかり。
 ・震災後、気象庁長官のもとで気象警報の勉強会が11名の
  専門家によって始まった。「報告は不要、結論も不要」というような
  無責任な扱いになっている。
  →平野防災大臣から気象庁長官に意見した。
 
●中央防災会議
 4か月間で12回開催。
 17名の委員を集めるため、ほぼ土日に開催。
 報告は47ページ、資料を合わすと70~80ページになる。
 中央防災会議 報告

●東海、東南海、南海地震に対して
・震源域が九州の日向灘まで広がる可能性 
・地震発生のタイミングによる津波の大きさ
 地形が東北のリアス式海岸と違い、
 瀬戸内海に入る場所は、海峡の細いところが多い。
 (ex.紀淡海峡、鳴門海峡、明石海峡、豊予海峡)
 このため、同時発生だと津波が小さく、
 地震発生の時間がずれて発生した方が
 津波が大きくなる可能性がある。
 シミュレーションの計算結果はでているが、
 発表は影響が大きいので
 政府の対策を含めて来年に発表予定。

・大阪市は対策に動いていない
 大阪府、兵庫県は大震災後、津波の高さを概算で推計して
 対策に動いている。
 大阪市は結果が出てからということで動かない。
 大阪の天保山では、津波の高さが2.6mが5mになる。
・大阪駅周辺は0m地帯  
 大阪は高潮対策の防潮堤、
 防潮堤で防ぐということで、その中の川の堤防は防潮堤より
 1m低い設計。
・大坂大津浪図
 1854年安政南海地震
 では、難波村まで水没している。

●東日本大震災
 ・親を失った子供1500人
  両親を失った子供200名
 ・数百年に1回来る災害
  自分の子供、孫の代に禍根を残さないよう
  今、できる対策を行うべき。

仙台市若林区荒浜手前、津波が入った農地に壊れた車やがれきが、まとめられている。
石巻マンガランド前、ヨットが陸にあがり、後ろにマンガランド

石巻マンガランド付近の海に面した家屋
基礎だけが残っている。
(写真は8月に撮影)



ベトナム研修ツアーのご紹介

2011-09-28 07:45:17 | 海外展開
大学院連合・綾木さんから
紹介のご依頼がありました。

特定非営利活動法人 関西社会人大学院連合
アジアビジネス研究センター 
詳細はメールにて確認下さい。
綾木さん:ayaki@kansai-auae.jp

●10月31日(水)から11月5日(土)
 のベトナム研修会の具体案を詰めております。
 費用は15万円程度です。奮ってご参加ください。
 現地企業訪問の他、新省都建設現場見学、
 JICAや現地日本企業見学、フーコック島・アンコールワット観光等
 盛りだくさんの研修会です。先着15名程度。

・費用14万9千円で航空券、宿泊費、全食事代、交通費などを
 含んでいるそうです。
 あと数名の枠があります。
 日程があえば非常にお得な感じです。

相続税制改正案のお話

2011-09-28 04:19:09 | 行政書士業務
大阪府行政書士会
豊能支部セミナーにて
税理士法人の方から
相続税制改正案の話を聞きました。

もともと、23年度改正で今年の4月から
適用する予定が大震災と津波で法改正が
されないまま現在に至っている。
今の野田総理の方向では、増税路線の中で
相続税も来年度、改正の可能性がある。


<23年度相続税改正案>
●何が変わるか
1.基礎控除の見直し
 現行  5000万円+1000万円×法定相続人の数
 改正案 3000万円+ 600万円×法定相続人の数

2.税率構造の見直し
 最高税率50%→ 改正案55%

3.死亡保険金に係る相続税の非課税

●影響
1.課税対象となる死亡者数
  4.6万人     7万人代  約3万人増
  死亡者全体に占める割合
  4.1%      6%程度 
2.相続税を納める相続人の数
  11.5万人    17.5万人  約6万人増
3.相続税額
   1兆2500億円 1兆5500億円 3000億円増  

9月の料理教室 (和のフィンガーフード)

2011-09-26 19:35:38 | 料理
<9月の料理教室>

9月のテーマは「みんなで楽しむ、和のフィンガーフード」。
小さいお子さんから年配の方、外国の方にも喜んでいただける
和食のパーティメニューです。
休日の多い初秋、みんなで集まる機会に、ここぞと腕をふるってみませんか。
おもわず手がのびる、笑顔がうまれる、楽しいレシピがいっぱいです。

<スクールメニュー>
トマト寿司
コロッケ寿司
サーモンの押し寿司

えびせんべい
アスパラの胡麻焼き
豚肉味噌漬けの最中

かぼちゃのみたらし団子風
揚げ長芋のたらこサンド
きのこの生春巻き

●今回は、日曜の午後4時から。
 6名の参加をいただきました。
 




アスパラの胡麻焼き、トマト寿司、かぼちゃのみたらし団子風


サーモンの押し寿司。五合升と春鹿の1合升を使ってつくる。



●ワイン
 今回は珍しく国産ワイン
 シャトーメルシャン アンサンブル 萌黄 2009(もえぎ)
 シャトーメルシャン アンサンブル 藍茜 2008(あいあかね)


・感想
 お寿司はやればできそう。
 パーティーで、手巻き寿司感覚で、皆さんでいっしょにつくっても楽しそうです。
 

車の見送り

2011-09-24 08:39:59 | Weblog
ディーラで車を見送ってきました。
紺色のフォルクスワーゲン・ゴルフ(3代目ゴルフ)です。

電動サンルーフが動かなくなり見てもらった
車ですが、サンルーフを固定しても
雨が降り込む状態で、
修理に思った以上の費用がかかることになり
廃車することになりました。

登録は1995年(平成7年)の2月、
阪神大震災の年です。
(1月17日発生)
ディーラは兵庫県尼崎にあり、地震の前に購入の契約をして
登録手続中に地震が発生しました。
営業の人と連絡が取れなくなり、ひっとして
と思っていたら、震災から1週間後に電話があり
無事が確認できました。
店は被災したけれど、車は無事とのことでした。

それから16年と8か月乗りつつづけたことになります。
購入からしばらくは祖母の病院見舞いに活躍しました。

事故やエンジントラブルによる故障はない良い車でした。
ただ、電気と機構の部分は弱かったです。
パワーウィンドは中のプラスチック樹脂成形品が壊れて
動かなくなるのが2回、部品交換。
3回目は、部品交換はやめて窓を固定してもらいました。
最後は、サンルーフの可動機構の部品が破損。この交換
だけでは天井から雨が入るため、サンルーフのガラス全体の
交換が必要との判断でした。

走行距離は3万キロ、屋外に駐車していましたが、車の
表面のさびはほとんどなく、塗装は維持されていました。
普段はあまり乗らないけど、なにかあるときに
すぐ出かけることができる安心感がありました。
また、衝突されても、構造上安全性が高いことも
特長でした。

会社に勤めているときは総務部長という立場も
あり、夜間や休日に緊急事態で会社に出向く可能性
を考えていました。
実際には、リスク管理体制を構築することで、殆ど
行かないですみました。

エンジンは快調で、使わないとバッテリーがあがるのが
心配なくらいです。
それから、今年は停電したらエンジン動かして、
発電機として家の緊急用の電気に使えそうでした。
(DC12VをAC100Vに変換して、
ガス給湯器のコントロールや携帯の充電などに)
なにもなければ、あと数年、20年くらい維持できそう
に思っていました。