●ものづくり補助金の採択結果が発表されました。
概要:ものづくり補助金は補正予算で540億円がついて、
6月に発表、6月に締切となったものです。
その後、第2次締切が8月14日となっています。
ものづくり補助金の第1回の採択結果
・7387件の申請に対して審査を行い、採択件数は1657件、
倍率は5倍程度となっています。
・第2回の締切は8月14日となりました。
・第1回で落ちた会社の再挑戦は9月3日までとなっています。
●採択された会社のリストは今後のいろいろな参考になると思います。
(1)選考の条件には次のような事が含まれます。
・事業化に向けて、市場ニーズ、市場規模等を考慮した事業。
・事業化に至るまでの試作開発や販路開拓等の遂行方法が具体的。
・試作開発が、活用の想定されている販路先の産業分野の国際競争力強化
又は新事業創出に寄与することが期待できる
ということから実現可能性が高く、事業性もあることを選考委員
(つまり国)が認定した事業となります。
そして、1億円までの計画に対して3分の2が補助されるわけです。
(2)1657社のリストは公表されています。
・事業計画名 ・会社名 ・都道府県名
がわかります。
このリストの利用法は色々考えられます。
これらの企業は
・具体的で事業性のある独自の開発計画がある会社
・審査に合格できる書類作成能力(ドキュメント作成能力)がある会社
(紙の戦いができる会社)
・補助金が出るとはいえ、支払われるのは事業終了後になるので、
自己で資金が手当てできる会社
ということです。
利用法として
・全国の同業他社の動向、技術力を知る
・技術提携先、共同研究、販売協力などの相手先候補
・製作委託先、外注先としての候補、
などが考えられます。