hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

毎日がお正月

2013-03-30 | 明日への気づき

お正月は、楽しい。

時期外れのテーマであるが、勘弁をしてほしい。

今朝、松下幸之助師の「道をひらく」を読んでいたところ、「日々是新」にお正月の話が出ていたので感じたことを書く。

「お正月は、心があらたまる」からおめでたいと、師は言われる。

確かに、心があらたまれば、おめでたいのであれば、毎日心をあらためよう、ということである。

毎朝気分新たに起きることができれば、おめでたいのである。

本当に、師が言われるように、毎朝の目覚めがすっきりで、心があらたまれば言うことなしである。

とはいうものの、多くの人は毎朝さわやかな気分で、目覚めるのも一苦労するのではないだろうか?

しかし、誰でも朝ウキウキ気分で、人よりもいち早く目覚めた経験があるはずだ。

それは、遠足である。

幼稚園や小学校の時の遠足を思い出してほしい。

いつもは布団にしがみついて起きなかったのに、その日だけ一番早く目覚めた経験があるのではないだろうか?

遠足用の洋服を自分で着て、荷物を確認!

中にはお母さんを起こして、弁当を催促!

このようなウキウキ・ドキドキの経験を誰でも一度や二度はあるのではないだろうか?

 

では、なぜ普段は起きることができない朝なのに、いつもより早く起きることができるのであろうか?

このウキウキ感、ドキドキ感のなせる業ではないだろうか?

そう、遠足は楽しい。

お弁当におやつ、みんなで食べる楽しさを想像するだけで、ウキウキし、ドキドキする。

だから前日から遠足は楽しいのである。

であるならば、翌日に楽しみがあれば、心があらたまり、おめでたい、ということになる。

 

このようなことは、子供の遠足だけではない。

お父さんのゴルフを考えてみよう。

休みの日は、遅くまで布団の中にいて、ゴロゴロしているお父さん。

しかし、ゴルフの日は、別人になる。

朝早く起きて、自分で食事をつくり(普段も作っているかも:笑)、イソイソ出かける姿をみると、小学生の遠足と同じである。

このように、大人も子供も、楽しみがあれば、朝の目覚めはすっきりし、ウキウキ感やドキドキ感になる。そうすれば、その日は充実して楽しい時間を過ごすことができる。

 

毎日、ウキウキ感、ドキドキ感を過ごすために、遠足やゴルフに行けばよいということになるが、実際はそうではあるまい。子供は勉強があるし、大人は当然仕事がある。

では、普段の日常生活の中で、ウキウキ感・ドキドキ感を味わい、毎日が正月気分になるにはどうしたらよいか、ということである。

と言う私は、毎日、目覚めがすっきりし、ウキウキ感・ドキドキ感を味わえる方法を最近見つけた。

 

それは、具体的な効果をイメージすることである。

翌朝、何をやるか、その結果、どのような効果がでるか、見えてくると楽しい。

 

ちなみに私が実行し実行しているのは、「音読」である。

最近、本を音読することが楽しいのである。

さらに、その効果・効用ががたくさん見えてきたので簡単に列記する。

 

その1:音読は、滑舌のトレーニングになり、滑舌がよくなる。

その2:音読することで、黙読とは違い、五感で感じることができ、吸収力があがる。

その3:音読することで、心に響くことがあり、過去の経験と結びつき、気づきがある。

その4:気づいたことをまとめ、スピーチ練習することができる。

その5:スピーチ練習することで、講演のスキルアップを図ることができる。

その6:気づいたことを書くことで、日々の日記の更新が容易になる。

その7:さらに、ブログに書くことで、スピーチの原稿として保存ができる。

その8:さらにさらに、スピーチ原稿をまとめることで、本を出版することができる。

 

朝に音読をすることで、これだけの効果・効用がある。

 

ということで、今の私にとっては、毎日が正月気分である。

 


朝令暮改

2013-03-28 | 明日への気づき

朝令暮改を推進しよう!?

 「朝令暮改」

朝決めたことを夕方には改める、と言うことだろうか。

一般には、あまり芳しくないニュアンスがある。

一度決めたことは、守り通す。

このことは必要であろう。

企業であれば、一度決めたルールを浸透させて実行させることが大切である。

多くの企業では、このように考えて徹底していると思う。

 

しかし、である。

本当に決めたことが正しいのだろうか?

仮に、A案で決定したとしよう。

それを周知徹底するのが通常である。

しかし、B案の方が効率的で、お客さまが喜び、低コスト・短納期でできるのであれば、A案を廃止して、B案を採用すべきであろう。

個人の場合は容易にできる。

私個人の場合であれば、日々更新している。

本を読んだり、ネットで調べたり、研修に参加したりすることで、多くの気づきを得ることが多々ある。

その気づきをヒントに考え方や行動が変わる。

個人や中小企業の場合は、この「朝令暮改」は容易である。

一方、大企業になればなるほど難しい。一度決めたことを改定するには、それなりの手続きと時間を要する。「像の歩み」に例えられる所以である。

 

しかし、個人や小グループの場合なら容易である。

例えば、トヨタ自動車である。

各ラインにマニュアルがあるが、日々改善しているという。

業務のやり方に限度はない。創意工夫することでいくらでも改善することができる。

「なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ」とトヨタでは5回繰り返せという。

問題点があれば、原因を追究する。

5回繰り返すことで真の原因を追究することができるという訳である。

そこで気づいた改善ポイントをマニュアルに反映するのである。

これを毎日続け、繰り返し改善することで日々レベルアップできる。

 

因果関係を示す良い例がある。

「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う言葉がある。

 

○大風が吹くと

⇒砂ほこりが舞う

⇒砂ほこりが目に入り、盲人が増える

⇒盲人は三味線を買う(当時盲人が就ける職に由来)

⇒三味線は猫の皮が必要で猫が減る

⇒猫が減れば、ネズミが増える

⇒ネズミは、桶をかじる

⇒桶の需要が増え、桶屋が儲かる

 

どうであろうか?

桶屋が儲かるには、要因を探していくと、大風が吹いたからである。

江戸時代は今のように舗装などされていない。

大風が吹けば、黄砂のような砂嵐だっただろう。

それが、桶屋が儲かる真の原因であった。

このように、原因を追究することが必要である。

 

そして、真因がわかれば、対策を変えることである。

上記の例であれば、最初の対策はネズミを増やすことを考えるだろう。

次に考える対策は、猫を減らすことにつながる。

さらにさらに考えていくと、大風を吹かすことにつながる。

であるならば、桶屋が儲かるためには、大きな大きな扇風機(?)を用意して風を吹かすことが真の対策になる(笑)。

 

これは一例に過ぎないが、日常の生活では、様々なことに気づくであろう。

この気づきが成長の証でもある。

子供が「どうして?」と聞くのと同じである。

常に疑問を持ち続けて、「どうして?」「なぜ?」と自問することで、必ず気づきはある。

気づいたならば、それを採用すればよい。新たな行動に移せばよい。

それが、人間の進歩につながる。

 

であるならば、積極的に「朝令暮改」を実施したい。