お正月は、楽しい。
時期外れのテーマであるが、勘弁をしてほしい。
今朝、松下幸之助師の「道をひらく」を読んでいたところ、「日々是新」にお正月の話が出ていたので感じたことを書く。
「お正月は、心があらたまる」からおめでたいと、師は言われる。
確かに、心があらたまれば、おめでたいのであれば、毎日心をあらためよう、ということである。
毎朝気分新たに起きることができれば、おめでたいのである。
本当に、師が言われるように、毎朝の目覚めがすっきりで、心があらたまれば言うことなしである。
とはいうものの、多くの人は毎朝さわやかな気分で、目覚めるのも一苦労するのではないだろうか?
しかし、誰でも朝ウキウキ気分で、人よりもいち早く目覚めた経験があるはずだ。
それは、遠足である。
幼稚園や小学校の時の遠足を思い出してほしい。
いつもは布団にしがみついて起きなかったのに、その日だけ一番早く目覚めた経験があるのではないだろうか?
遠足用の洋服を自分で着て、荷物を確認!
中にはお母さんを起こして、弁当を催促!
このようなウキウキ・ドキドキの経験を誰でも一度や二度はあるのではないだろうか?
では、なぜ普段は起きることができない朝なのに、いつもより早く起きることができるのであろうか?
このウキウキ感、ドキドキ感のなせる業ではないだろうか?
そう、遠足は楽しい。
お弁当におやつ、みんなで食べる楽しさを想像するだけで、ウキウキし、ドキドキする。
だから前日から遠足は楽しいのである。
であるならば、翌日に楽しみがあれば、心があらたまり、おめでたい、ということになる。
このようなことは、子供の遠足だけではない。
お父さんのゴルフを考えてみよう。
休みの日は、遅くまで布団の中にいて、ゴロゴロしているお父さん。
しかし、ゴルフの日は、別人になる。
朝早く起きて、自分で食事をつくり(普段も作っているかも:笑)、イソイソ出かける姿をみると、小学生の遠足と同じである。
このように、大人も子供も、楽しみがあれば、朝の目覚めはすっきりし、ウキウキ感やドキドキ感になる。そうすれば、その日は充実して楽しい時間を過ごすことができる。
毎日、ウキウキ感、ドキドキ感を過ごすために、遠足やゴルフに行けばよいということになるが、実際はそうではあるまい。子供は勉強があるし、大人は当然仕事がある。
では、普段の日常生活の中で、ウキウキ感・ドキドキ感を味わい、毎日が正月気分になるにはどうしたらよいか、ということである。
と言う私は、毎日、目覚めがすっきりし、ウキウキ感・ドキドキ感を味わえる方法を最近見つけた。
それは、具体的な効果をイメージすることである。
翌朝、何をやるか、その結果、どのような効果がでるか、見えてくると楽しい。
ちなみに私が実行し実行しているのは、「音読」である。
最近、本を音読することが楽しいのである。
さらに、その効果・効用ががたくさん見えてきたので簡単に列記する。
その1:音読は、滑舌のトレーニングになり、滑舌がよくなる。
その2:音読することで、黙読とは違い、五感で感じることができ、吸収力があがる。
その3:音読することで、心に響くことがあり、過去の経験と結びつき、気づきがある。
その4:気づいたことをまとめ、スピーチ練習することができる。
その5:スピーチ練習することで、講演のスキルアップを図ることができる。
その6:気づいたことを書くことで、日々の日記の更新が容易になる。
その7:さらに、ブログに書くことで、スピーチの原稿として保存ができる。
その8:さらにさらに、スピーチ原稿をまとめることで、本を出版することができる。
朝に音読をすることで、これだけの効果・効用がある。
ということで、今の私にとっては、毎日が正月気分である。