元さんの日々是好日

日々感じたことを徒然なるままに。

子育て

2023-06-14 18:01:11 | 日記・エッセイ・コラム
いつも野鳥の子育てを観ていて思うことは、本能とはいえ誠に必死でその真剣さが伝わってくることだ。昨年ベランダから観られたツミの子育ても、一時の油断も無い警戒と頻繁なエサ運びは、観ていても頭が下がる思いだ。シジュウカラやサンコウチョウやアカショウビンなど、巣立ち寸前に蛇やカラスにやられてしまった色々な野鳥を観てきた。いままで必死に育てたのにと、がっかりすることがある。
 一方で人間の子育てだ。格差の拡大など社会的な環境が悪くなっているのは事実だし、一概に全て親の責任にはできないと思うが、児童虐待などをする親が後を絶たない。
 15年前に児童養護施設の設立から、その後の運営に関わるようになり、不幸な境遇の子どもたちと接する機会が多くなった。その子を産んだ親たちのことを考えると、野鳥の世界の子育てを一度見せてあげたいと思う。
 岸田さんは「異次元の少子化対策」と言って、予算の裏付けもなく中身が無いのが「異次元」らしいが、児童虐待などの背景をきちんと検証して、安心して子育てが出来る社会制度を構築することが、異次元なんて構えるより余程喜ばれる政策ではないかと思う。
 野鳥の子育てを観ていても、余計なことは考えず純粋に喜べる社会に早くしなければならないと思うこの頃だ。

既に巣立ったコサメビタキの子育て オスはメスにエサを渡す

メスは受け取ったエサを雛に与える

猛禽の幼鳥ノスリ 面構えも一人前だ
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