2010-12-21 22:07:53 | 日記
年用意が気になりますね。あと何日か・・・とつい日数を数えますね。
例句の先達たちは、以外にも慌しくは詠んでいません。
数へ日の火種を珠のごとく埋め 佐野美智
火鉢の種火でしょうか・・・
それを炭を入れるまで、ここに静かにしていてねと、珠のごとく灰に埋めたのです。
そして年を迎える準備をしに、火鉢から離れるのです。
数へ日や昼の木立に子の遊び 岡本 眸
子供たちにとっては正月用意の手伝いはないのでしょう。
いや、かえって外で遊んでくれた方が仕事が捗っていいのですね。
数へ日の数へるほどもなくなりぬ 鷹羽狩行
もういよいよだな、と数えることもしなくなったのです。
押し詰まった日数を、すっと心の中で通過させているような思いなのでしょうか。
数へ日を旅して橋の上にあり 大串 章
旅先の橋の上で今年もあと・・・数日と。
足下には水の流れが続いています、時の流れが止まらないように・・・。
数へ日と言へる瑞々しき日かな 後藤立夫
新しき歳を迎えようとするときの高揚の日々は瑞々しいのでしょうか。
どの例句も、慌てていないですね・・・笑
私もそうありたいのですが、見習いたいものですね。
今夜は例句すべてを鑑賞しました。
五年前の記事でした。
昨年の最後の記事は・・・
ジャズの音に足の爪抓む小指から
くすり指へと膝高く抱き
今年はこれで、良いお年をお迎えください。
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