「我々は言いたいことも言えない」と堂々と言っている連中

「イスラムの山賊」による日本人殺害事件は、事が終わって、連中に対する各国の非難が高まっている中で、唯一日本だけが「日本（の安倍政権）が悪い」と言っているらしい。

しかも、後藤氏とは同じ仲間であるはずのジャーナリスト達が、揃って「山賊」に対して「非難声明」を出すのかと思ったら、今回シリアに入ろうとして（あるいは入るフリをした？）自称戦場カメラマンの杉本祐一が、旅券を返納させられたことに対して、「翼賛体制構築に抗する」という声明を発表し、政府に抗議するのだそうな。

http://www.alterna.co.jp/14532

彼らの声明文の一部にこんな文章がある。

「私たちは、『ＩＳＩＬ』と称する組織・集団による卑劣極まりない邦人人質惨殺事件を強く非難し、抗議するものである。また、この憎しみと暴力の連鎖の帰結として起きた事件が、さらなる憎しみや暴力の引き金となることを恐れている。同時に、事件発生以来、現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあることに、重大な危惧を憶えざるを得ない」


わざわざ前段で、「ＩＳＩＬ」を非難し抗議する、などと言ってはいるものの、危惧していることは「テロ」の拡大などではなく、「現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあること」なんだとか。

これだけ連日のように、安倍政権の悪口ばかり言っているくせに、いったいどこに自粛する空気があるというのだろうか。

しかも、今回も堂々と記者会見を開いての宣言。

この記者会見を潰されたわけでもないのに、何が気に入らないの？

政府が「イスラム国という名称は、国家であると誤解される恐れがあるから、ＩＳＩＬと称してほしい」と言っているにもかかわらず、相変わらずテレビ・新聞などでは「イスラム国」と言い続けている。

それに対して、何か圧力がかかったの？

だいたい、「イスラム国と呼ばないでくれ」と言っていのは、政府だけじゃなくて、在日のイスラム教徒たちの多くがそう望んでいるわけだ。

にもかかわらず、その気持ちを無視するのはなぜ？


この声明に賛同したメンバーは、岩上安身、香山リカ、坂本龍一とか香ばしい連中ばかり。

とにかく、何でもかんでも安倍政権のせいにする。

敬虔なイスラム教徒の気持ちなんかどうでもいいみたいで、逆にお前らは「ＩＳＩＬの施策・行動を批判することを自粛する空気」を蔓延させようとしているじゃないか。

テレビでも「ＩＳＩＬの気持ちも考えてみろ」みたいな論調でコメントする輩（あの池上彰も、そんな感じだった）が結構いて、見ていて「お前ら、山賊の味方してんの？」と言いたくなってしまうほどだ。

こんなのが千人以上もいるなんて、日本のジャーナリストって、いったい何なの？