毎日のようにMTVを見ていると、時々歌詞を聞いていて「はあ?」と思うことがある。
以前にも、川崎鷹也の「魔法の絨毯」という歌の歌詞にイチャモンをつけたことがあるのだが、今回は2つ。
まずは「SEKAI NO OWARI」の「タイムマシン」である。
MTVでも結構かかっていたのだけど、気になったのは冒頭の「タイムマシンに乗ってチクタクチクタク」という部分。
「チクタク」って、普通は「時計が動いている様子を表す擬音」だと思うのだが、このグループはこれを「タイムマシンが動いている様子」として使っているようだ。
しかも、この歌詞を解説しているヤツの一文に「チクタクという効果音から、タイムマシンに乗っている様子が頭の中に浮かび上がってきますね」とか書いていたので、思わずズッコケた。
タイムマシンなんて、何十年・何百年も過去に行ったり、未来に行ったりするのだから、そんなものを時計の動く音で表すには無理があるだろう。
「これが今の若い人の感性だ」と言う人がいるかも知れないが、少なくとも多くの人が「これは時計が進む音?」だと思うはずなので、だったら別の擬音を使えよ、と思ってしまう。
続いては、ネットで話題になっていた曲。
今年の夏の高校野球の応援歌なのだが、「歌詞が変だ」というので、早速見てみた。
作ったのは「ねぐせ。」という、意味もなく「。」をつけては喜んでいるわけのわからないグループだ。
タイトルは「ずっと好きだから」というものだが、その歌詞は以下の通り。
~「ずっと好きだから」の歌詞・・・< >内は原文まま ~
こうして<緑>があったりすること
神様はわかってる
強い君を知ってる
前を見ている君に
世間の外野なんて聞こえない
聴こえるのは<観声>と
日々に送る宣誓
時に我慢、反省
だから今が完成
かなり辛い汗と風に<載>せて贈るファンファーレ
まず、〈 〉の部分は誤字であり、それぞれ「緑⇒縁」「観声⇒歓声」「乗せて⇒載せて」である。
これでわかると思うのだが、これは手書きのものをそのままMVの歌詞に写したものだ。
なぜなら、「えん」と歌っているのに、それを「緑」と変換されることなどないし、「かんせい」と打ち込んで変換した時に、ゼッタイに「観声」という熟語は出てこない。
まあ、これもバカな若者が間違えて覚えたものをそのまま書き込んだだけなので、これを編集した際にまったく修正しなかったスタッフが悪い。
しかし、問題は別のところにある。
それは・・・ぱっと歌詞を読んでみた時に、意味がさっぱりわからないことだ。
「それぞれの言葉の意味が伝わらない」どころの問題ではなく、全体を通して何が言いたいのかまったくわからないことだ。
「前を見ている君に 世間の外野なんて聞こえない」とあるが「世間の外野」って何?
ここは野球で使われる「外野」という意味ではなく、「関係のないヤツら=第三者」という意味での「外野」としか読めない。
「外野がうるさい」とか使ったりするアレだ。
しかも「外野が聞こえない」って、どういう意味?
その使い方の間違いはもとより、この歌詞を書いたヤツは、そもそも野球を知っているのか、という疑問もある。
「観声」「宣誓」「反省」「完成」と、一応韻を踏んだつもりになっているんだろうけど、ただ単に語尾が「せい」になっているものを並べただけで、意味が通っていない。
「日々に送る宣誓」って何?
高校野球では、毎試合前に選手代表が皆の前で「せんせ~い」とか言うと思ってるのか?
「時に我慢、反省」って、試合中のことなのか? どういう状況?
例えば、エースが中盤になって打ち込まれてきたので「そろそろ交替させようか」と一瞬思ったのだけど、「いや、ここは我慢だ。エースに任せよう」ということで続投させた、という状況はあるかも知れない。
だとしたら、その後の「反省」って「しまった、やっぱり交替させとけばよかった」という意味になるけど、そういうこと?
「だから今が完成」って、何がどうなったの?
さらに「辛(から)い汗」も「風に載せて贈るファンファーレ」というのもよくわからない。
「しょっぱい汗」でも「熱い汗」でもなく「辛い」って、何か試合中に辛いものでも食べたのか?
ファンファーレって、高校野球のどこで流れるの?
校歌か応援歌と間違えてないか?
とにかく、最初から最後まで、何が言いたいのか、何を描いているのかさっぱりわからない、もうムチャクチャな歌詞だと思う。
こんな頭の悪い連中に応援歌なんて頼むなよ。
この曲が大会開催中にずっと流されるのかと思うと・・・・今年の夏の甲子園は何だか楽しみになってきた。
以前にも、川崎鷹也の「魔法の絨毯」という歌の歌詞にイチャモンをつけたことがあるのだが、今回は2つ。
まずは「SEKAI NO OWARI」の「タイムマシン」である。
MTVでも結構かかっていたのだけど、気になったのは冒頭の「タイムマシンに乗ってチクタクチクタク」という部分。
「チクタク」って、普通は「時計が動いている様子を表す擬音」だと思うのだが、このグループはこれを「タイムマシンが動いている様子」として使っているようだ。
しかも、この歌詞を解説しているヤツの一文に「チクタクという効果音から、タイムマシンに乗っている様子が頭の中に浮かび上がってきますね」とか書いていたので、思わずズッコケた。
タイムマシンなんて、何十年・何百年も過去に行ったり、未来に行ったりするのだから、そんなものを時計の動く音で表すには無理があるだろう。
「これが今の若い人の感性だ」と言う人がいるかも知れないが、少なくとも多くの人が「これは時計が進む音?」だと思うはずなので、だったら別の擬音を使えよ、と思ってしまう。
続いては、ネットで話題になっていた曲。
今年の夏の高校野球の応援歌なのだが、「歌詞が変だ」というので、早速見てみた。
作ったのは「ねぐせ。」という、意味もなく「。」をつけては喜んでいるわけのわからないグループだ。
タイトルは「ずっと好きだから」というものだが、その歌詞は以下の通り。
~「ずっと好きだから」の歌詞・・・< >内は原文まま ~
こうして<緑>があったりすること
神様はわかってる
強い君を知ってる
前を見ている君に
世間の外野なんて聞こえない
聴こえるのは<観声>と
日々に送る宣誓
時に我慢、反省
だから今が完成
かなり辛い汗と風に<載>せて贈るファンファーレ
まず、〈 〉の部分は誤字であり、それぞれ「緑⇒縁」「観声⇒歓声」「乗せて⇒載せて」である。
これでわかると思うのだが、これは手書きのものをそのままMVの歌詞に写したものだ。
なぜなら、「えん」と歌っているのに、それを「緑」と変換されることなどないし、「かんせい」と打ち込んで変換した時に、ゼッタイに「観声」という熟語は出てこない。
まあ、これもバカな若者が間違えて覚えたものをそのまま書き込んだだけなので、これを編集した際にまったく修正しなかったスタッフが悪い。
しかし、問題は別のところにある。
それは・・・ぱっと歌詞を読んでみた時に、意味がさっぱりわからないことだ。
「それぞれの言葉の意味が伝わらない」どころの問題ではなく、全体を通して何が言いたいのかまったくわからないことだ。
「前を見ている君に 世間の外野なんて聞こえない」とあるが「世間の外野」って何?
ここは野球で使われる「外野」という意味ではなく、「関係のないヤツら=第三者」という意味での「外野」としか読めない。
「外野がうるさい」とか使ったりするアレだ。
しかも「外野が聞こえない」って、どういう意味?
その使い方の間違いはもとより、この歌詞を書いたヤツは、そもそも野球を知っているのか、という疑問もある。
「観声」「宣誓」「反省」「完成」と、一応韻を踏んだつもりになっているんだろうけど、ただ単に語尾が「せい」になっているものを並べただけで、意味が通っていない。
「日々に送る宣誓」って何?
高校野球では、毎試合前に選手代表が皆の前で「せんせ~い」とか言うと思ってるのか?
「時に我慢、反省」って、試合中のことなのか? どういう状況?
例えば、エースが中盤になって打ち込まれてきたので「そろそろ交替させようか」と一瞬思ったのだけど、「いや、ここは我慢だ。エースに任せよう」ということで続投させた、という状況はあるかも知れない。
だとしたら、その後の「反省」って「しまった、やっぱり交替させとけばよかった」という意味になるけど、そういうこと?
「だから今が完成」って、何がどうなったの?
さらに「辛(から)い汗」も「風に載せて贈るファンファーレ」というのもよくわからない。
「しょっぱい汗」でも「熱い汗」でもなく「辛い」って、何か試合中に辛いものでも食べたのか?
ファンファーレって、高校野球のどこで流れるの?
校歌か応援歌と間違えてないか?
とにかく、最初から最後まで、何が言いたいのか、何を描いているのかさっぱりわからない、もうムチャクチャな歌詞だと思う。
こんな頭の悪い連中に応援歌なんて頼むなよ。
この曲が大会開催中にずっと流されるのかと思うと・・・・今年の夏の甲子園は何だか楽しみになってきた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます