今日は「ミステリという勿れ」を見ました。
田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続テレビドラマ「ミステリと言う勿れ」の劇場版。原作で人気のエピソード「広島編」をもとに、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件の顛末を描く。
汐路を原菜乃華、彼女と遺産相続を争う狩集理紀之助を町田啓太、波々壁新音を萩原利久、赤峰ゆらを柴咲コウ、狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴を松下洸平が演じる。「信長協奏曲」の松山博昭が監督を務め、「本能寺ホテル」の相沢友子が脚本を担当。
主演:菅田将暉
共演:松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美
その他:滝藤賢一、でんでん、野間口徹、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウなど
<ストーリー>
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため同地にやってくるが、そこで犬童我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い、あるバイトを持ちかけられる。それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を解いていく。やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。
これはなかなか面白かった。
原作もテレビドラマも見たことがないので、もちろん人間関係とか前後の話はわからない。
でも、一つの作品として見ても特に違和感がなく、よくできていたと思う。
ただ、推理の部分はたいしたことがないのだが、「ミステリという勿れ」というタイトルって、そういう意味なのか?
というか、終盤になって、犯人(たち)が自分たちの犯行を勝手にベラベラとしゃべるので、途中までは「いったいどうやって謎を解くのだろう」と思っていたのだが、それが最後になって一気に解決してしまう。
それと、登場人物が思わせぶりな顔をする、というシーンが随所に出てきて、最初のうちは「こいつは何か知ってるな」という感じだったのに、途中からあまりのわざとらしい演出(演技ではない)に、「誰だよ、こんな下手くそな演出をしたやつは」と思うようになってしまった。
結局、すべてのシーンは伏線でも何でもなかったし。
最初のうちは横溝正史的な雰囲気を漂わせていて、「いったい何人殺されるんだろう」という感じだったのに、実際には8年前の事故以降死人は出てこないので、その点ではおどろおどろしさはない。
ただ、終わってみて思ったのは「こいつら、いったいどんな一族なんだ?」ということだったのだが、元々の設定が荒唐無稽なので、それに基づいたお話だと思えば、そんなに腹は立たない!?
面白かった、というのは、そういうのを受け入れた上での感想だ。
出演者で言えば、主役の菅田将暉がとにかく良かった。
まだ若いのに存在感はあるし、いろいろと理屈をこねまわすシーンも面白かった。
あと、ヒロインの原菜乃華も、予告編を見る限りでは、しろうと顔だしセリフ回しも棒読みチックかと思っていたのだが、意外とうまかった。
それ以外の登場人物も、それぞれ存在感を出していたと思う。
ただし・・・
映画の舞台は広島なのだが、菅田将暉をはじめとした主要な登場人物は標準語で話をしていた中で、地元の人間を演じていた萩原利久の話す広島弁が下手クソすぎて、聞いていてイライラした。
関西人ではない人の話す関西弁よりも下手クソだったかも知れない!?
でんでんの話す広島弁の方がまだマシだった。
あと、細かいところだけど・・・
最後事件を解決(?)した主人公が、東広島駅から新幹線に乗って東京に帰るシーンがある。
松嶋菜々子演じる「探し求めていた人物」の住んでいるところが、たぶんそのあたりだったのだろうから、別に東広島駅から新幹線に乗るのはいい。
しかし、新幹線に乗った主人公は、すぐに後ろに座っている人に声を掛けて、座席シートを目いっぱい後ろに倒し、「さて、東京まで寝るか」とつぶやいて眠りにつく。
えっ?
東広島駅って、「こだま」しか停まらないぞ。
しかも、東京までの直行便なんてない。(朝一で1本だけあるらしいけど)
必ず福山か岡山で「のぞみ」に乗り換えるはず。
つまり「東京まで寝ていこう」なんてことは不可能なわけだ。
もしかして、乗り換えのシーンを省略したか、あるいは「どうせ、そんな地方の田舎駅のことなんか知ってるわけがない」とかバカにしてるのか?
だったら、東広島駅から乗るのではなく、しら~っと広島駅から乗せればよかったのに。
このシーンは、かなり違和感があったのだけど、本編とはまったく関係がないので、トータルとしては面白かったので、評価は「B」にします。
田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した連続テレビドラマ「ミステリと言う勿れ」の劇場版。原作で人気のエピソード「広島編」をもとに、広島の名家・狩集家をめぐる遺産相続事件の顛末を描く。
汐路を原菜乃華、彼女と遺産相続を争う狩集理紀之助を町田啓太、波々壁新音を萩原利久、赤峰ゆらを柴咲コウ、狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴を松下洸平が演じる。「信長協奏曲」の松山博昭が監督を務め、「本能寺ホテル」の相沢友子が脚本を担当。
主演:菅田将暉
共演:松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美
その他:滝藤賢一、でんでん、野間口徹、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウなど
<ストーリー>
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、広島で開催される美術展を訪れるため同地にやってくるが、そこで犬童我路の知人だという女子高生・狩集汐路と出会い、あるバイトを持ちかけられる。それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫にあたる汐路ら4人の相続候補者は、遺言書に記されたお題に従って謎を解いていく。やがて彼らは、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。
これはなかなか面白かった。
原作もテレビドラマも見たことがないので、もちろん人間関係とか前後の話はわからない。
でも、一つの作品として見ても特に違和感がなく、よくできていたと思う。
ただ、推理の部分はたいしたことがないのだが、「ミステリという勿れ」というタイトルって、そういう意味なのか?
というか、終盤になって、犯人(たち)が自分たちの犯行を勝手にベラベラとしゃべるので、途中までは「いったいどうやって謎を解くのだろう」と思っていたのだが、それが最後になって一気に解決してしまう。
それと、登場人物が思わせぶりな顔をする、というシーンが随所に出てきて、最初のうちは「こいつは何か知ってるな」という感じだったのに、途中からあまりのわざとらしい演出(演技ではない)に、「誰だよ、こんな下手くそな演出をしたやつは」と思うようになってしまった。
結局、すべてのシーンは伏線でも何でもなかったし。
最初のうちは横溝正史的な雰囲気を漂わせていて、「いったい何人殺されるんだろう」という感じだったのに、実際には8年前の事故以降死人は出てこないので、その点ではおどろおどろしさはない。
ただ、終わってみて思ったのは「こいつら、いったいどんな一族なんだ?」ということだったのだが、元々の設定が荒唐無稽なので、それに基づいたお話だと思えば、そんなに腹は立たない!?
面白かった、というのは、そういうのを受け入れた上での感想だ。
出演者で言えば、主役の菅田将暉がとにかく良かった。
まだ若いのに存在感はあるし、いろいろと理屈をこねまわすシーンも面白かった。
あと、ヒロインの原菜乃華も、予告編を見る限りでは、しろうと顔だしセリフ回しも棒読みチックかと思っていたのだが、意外とうまかった。
それ以外の登場人物も、それぞれ存在感を出していたと思う。
ただし・・・
映画の舞台は広島なのだが、菅田将暉をはじめとした主要な登場人物は標準語で話をしていた中で、地元の人間を演じていた萩原利久の話す広島弁が下手クソすぎて、聞いていてイライラした。
関西人ではない人の話す関西弁よりも下手クソだったかも知れない!?
でんでんの話す広島弁の方がまだマシだった。
あと、細かいところだけど・・・
最後事件を解決(?)した主人公が、東広島駅から新幹線に乗って東京に帰るシーンがある。
松嶋菜々子演じる「探し求めていた人物」の住んでいるところが、たぶんそのあたりだったのだろうから、別に東広島駅から新幹線に乗るのはいい。
しかし、新幹線に乗った主人公は、すぐに後ろに座っている人に声を掛けて、座席シートを目いっぱい後ろに倒し、「さて、東京まで寝るか」とつぶやいて眠りにつく。
えっ?
東広島駅って、「こだま」しか停まらないぞ。
しかも、東京までの直行便なんてない。(朝一で1本だけあるらしいけど)
必ず福山か岡山で「のぞみ」に乗り換えるはず。
つまり「東京まで寝ていこう」なんてことは不可能なわけだ。
もしかして、乗り換えのシーンを省略したか、あるいは「どうせ、そんな地方の田舎駅のことなんか知ってるわけがない」とかバカにしてるのか?
だったら、東広島駅から乗るのではなく、しら~っと広島駅から乗せればよかったのに。
このシーンは、かなり違和感があったのだけど、本編とはまったく関係がないので、トータルとしては面白かったので、評価は「B」にします。
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