今回は「ウィズアウト・リモース(CS)」です。
「クリード チャンプを継ぐ男」のマイケル・B・ジョーダンが製作・主演を務めたアクションサスペンス。トム・クランシーの人気小説「ジャック・ライアン」シリーズの1作「容赦なく」を原作に、シリーズの人気キャラクターである伝説的CIA工作員ジョン・クラークが、ジョン・ケリーからジョン・クラークとなるまでのエピソードを描く。
主演:マイケル・B・ジョーダン
共演:ジェイミー・ベル、ジョディ・ターナー=スミス、ローレン・ロンドン、ブレット・ゲルマン、ジェイコブ・スキピオ、ジャック・ケシー、コールマン・ドミンゴ、ガイ・ピアース、トッド・ラサンス、カム・ジガンデイ、ルーク・ミッチェルなど
<ストーリー>
米海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員ジョン・ケリーは、CIA工作員リターのもたらした情報をもとにシリアで人質救出作戦に従事する。作戦は成功したかに思えたが、事件に関与していたロシアの工作員の報復により妊娠中の妻を殺され、自身も重傷を負う。復讐を誓ったケリーは妻を殺した実行犯を追ううちに、国家を揺るがす恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。
2021年の作品である。
ジャック・ライアンシリーズと言えば、「レッド・オクトーバーを追え」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「エージェント・ライアン」など、結構見ているのだが、それぞれ主人公を演じる役者さんが違うこともあり、今いちそれぞれの作品のつながりを理解できていない。
ちなみに、「レッド・オクトーバーを追え」はアレック・ボールドウィン、「パトリオット・ゲーム」と「今そこにある危機」がハリソン・フォード、「エージェント・ライアン」はクリス・パインが、それぞれジャック・ライアンを演じている。
今作は、そのスピンオフ映画ということらしいのだが、展開は結構強引だ。
CIAからの情報により、人質となったCIA工作員を救出するため、主人公を始めとしたネイビーシールズがシリアに向かうが、救出の際にロシアの傭兵を殺してしまったことから、ロシア側の報復を受けて、作戦に参加した隊員が次々と殺され、主人公は身重の妻を殺され、自身も重傷を負う。
その復讐のためにロシアに乗り込み、妻を殺害したロシア人を狙うが、実はそれは罠であって、そのロシア人も罠に利用されただけだったことがわかる。
では、誰が何のためにそのような面倒臭いことをしたのかと言うと・・・
米露の対立を生むためなんだとか。
つまり、戦争の一歩手前までの状況を作ることによって、軍需産業がより栄えることになることを狙っているらしいのだ。
う~ん、弱いなあ。
シリアで殺されたのは、ロシアの正規軍ではなく傭兵(元兵士)だったし、その報復としてロシア当局が主人公たちを襲うというのは、ちょっと考えられない。
一方、妻を殺されたのに激怒した主人公がロシアに報復するとしても、実行犯以外に現地の警察や軍人たちまで殺しまくっているのは、いくら何でもやりすぎだろう。
とは言え、数人のアメリカ兵がロシアに乗り込んで暴れ回ったからといって、両国の関係が一気にこじれるというのも考えにくい。
当事者たちを処分することで、普通は収まるのではなかろうか。
要するに、国家的な陰謀にしては、実際に背後で操っていたのがアメリカの国防長官だった割には、それに加担する人数が双方ともに少なすぎると思うわけだ。
ちょっと発想が安易なような気がする。
とは言え、展開はスピーディだし、主人公の活躍ぶりもなかなか良かったと思う。
ということで、評価はかなり甘めに「B」にしておきます。
「クリード チャンプを継ぐ男」のマイケル・B・ジョーダンが製作・主演を務めたアクションサスペンス。トム・クランシーの人気小説「ジャック・ライアン」シリーズの1作「容赦なく」を原作に、シリーズの人気キャラクターである伝説的CIA工作員ジョン・クラークが、ジョン・ケリーからジョン・クラークとなるまでのエピソードを描く。
主演:マイケル・B・ジョーダン
共演:ジェイミー・ベル、ジョディ・ターナー=スミス、ローレン・ロンドン、ブレット・ゲルマン、ジェイコブ・スキピオ、ジャック・ケシー、コールマン・ドミンゴ、ガイ・ピアース、トッド・ラサンス、カム・ジガンデイ、ルーク・ミッチェルなど
<ストーリー>
米海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員ジョン・ケリーは、CIA工作員リターのもたらした情報をもとにシリアで人質救出作戦に従事する。作戦は成功したかに思えたが、事件に関与していたロシアの工作員の報復により妊娠中の妻を殺され、自身も重傷を負う。復讐を誓ったケリーは妻を殺した実行犯を追ううちに、国家を揺るがす恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。
2021年の作品である。
ジャック・ライアンシリーズと言えば、「レッド・オクトーバーを追え」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「エージェント・ライアン」など、結構見ているのだが、それぞれ主人公を演じる役者さんが違うこともあり、今いちそれぞれの作品のつながりを理解できていない。
ちなみに、「レッド・オクトーバーを追え」はアレック・ボールドウィン、「パトリオット・ゲーム」と「今そこにある危機」がハリソン・フォード、「エージェント・ライアン」はクリス・パインが、それぞれジャック・ライアンを演じている。
今作は、そのスピンオフ映画ということらしいのだが、展開は結構強引だ。
CIAからの情報により、人質となったCIA工作員を救出するため、主人公を始めとしたネイビーシールズがシリアに向かうが、救出の際にロシアの傭兵を殺してしまったことから、ロシア側の報復を受けて、作戦に参加した隊員が次々と殺され、主人公は身重の妻を殺され、自身も重傷を負う。
その復讐のためにロシアに乗り込み、妻を殺害したロシア人を狙うが、実はそれは罠であって、そのロシア人も罠に利用されただけだったことがわかる。
では、誰が何のためにそのような面倒臭いことをしたのかと言うと・・・
米露の対立を生むためなんだとか。
つまり、戦争の一歩手前までの状況を作ることによって、軍需産業がより栄えることになることを狙っているらしいのだ。
う~ん、弱いなあ。
シリアで殺されたのは、ロシアの正規軍ではなく傭兵(元兵士)だったし、その報復としてロシア当局が主人公たちを襲うというのは、ちょっと考えられない。
一方、妻を殺されたのに激怒した主人公がロシアに報復するとしても、実行犯以外に現地の警察や軍人たちまで殺しまくっているのは、いくら何でもやりすぎだろう。
とは言え、数人のアメリカ兵がロシアに乗り込んで暴れ回ったからといって、両国の関係が一気にこじれるというのも考えにくい。
当事者たちを処分することで、普通は収まるのではなかろうか。
要するに、国家的な陰謀にしては、実際に背後で操っていたのがアメリカの国防長官だった割には、それに加担する人数が双方ともに少なすぎると思うわけだ。
ちょっと発想が安易なような気がする。
とは言え、展開はスピーディだし、主人公の活躍ぶりもなかなか良かったと思う。
ということで、評価はかなり甘めに「B」にしておきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます