polepole safari

わたしの旅の思い出たち

宮殿コンサート

2006-04-30 21:48:09 | ドイツ・オーストリア
夜の観光の定番、「シェーンブルン宮殿でのコンサート」に出かけました。
宮殿の一室でのヴァイオリンや声楽、バレエ鑑賞です。
音楽やバレエ学校の学生のアルバイトかな?と思われるコンサートでしたが、雰囲気は充分味わえました。

ウィーンでは他に楽器博物館に行きましたが、世界の楽器については、いつか楽器特集でも組もうと思っていますので、そこで紹介します。

オーストリア・ウィーンの旅は本日が最終回です。


シュトラーセンバーン(路面電車)

2006-04-26 23:12:32 | ドイツ・オーストリア
ウィーン中央墓地まではシュトラーセンバーン=路面電車を乗り継いで行きました。
次の「美術史博物館」に行くにはどこ行きに乗ればいいか、ガイドブックを見て確かめていたら、白髪の初老の紳士がニコニコしながら「どこに行くのだ?」と話しかけてくれました。
(ドイツ語はよく判らなかったのですが多分そうだろうと…)
そこで、地図の「美術史博物館」を指差したら、おじさんは乗り場の行き先看板の番号を指し示してくれました。
「あぁ、この番号に乗ればいいんですね?」と(日本語で)言って確かめると、彼は日本語がわからないくせに「Ja」(=そうだ)とうなずいていました。
電車が来ると「これだこれだ、乗れ乗れ。」のアクション。
「Danke!」とお礼を言って乗り込みました。
親切なおじさん、ありがとう。

ウィーン中央墓地 その2

2006-04-23 22:22:37 | ドイツ・オーストリア
以前、モーツァルトの誕生日にモーツァルトを真ん中に、ベートーヴェンとシューベルトのお墓を紹介しました。
奥の白い墓碑(金のハープの飾り)がベートーヴェンのお墓です。
音楽室や教科書でお馴染みの、苦虫を噛み潰したような表情のベートーヴェン像でもあるのかな?と想像していたので、シンプルなデザインが意外でした。

モーツァルトの右隣はシューベルトです。
こちらは凝ったレリーフや飾りが施されています。
この違いは何だろう?
後の人が作ったのだろうけれど、どういう意図でベートーヴェンはシンプル、シューベルトは華やかな墓碑にしたのかなぁ…?

ところで、ここ中央墓地の一角に有名な並木道があります。
映画「第三の男」のラストシーンに出てきた並木道です。
映画のシーンを思い出しながらかっこつけて歩いてみました。
もちろん、頭の中にはチターの音色であの有名なメロディーが
チャ~ラララ ラ~ンララ~ン
と流れていたのは言うまでもありません。


ウィーン中央墓地

2006-04-22 23:22:00 | ドイツ・オーストリア
多くの旅が、いわゆる“発展途上国”といわれる国に出かける私ですが、この旅は全然その匂いがしません。
それは、母が「ロマンチック街道に行きたい。」とロマンチックなことを要求したためで、それに付き合うにしても私なりのこの旅への楽しみというか目標が欲しかったので「ウィーンにも行くならいいよ。そして、ベートーヴェンのお墓参りがしたい。」という事にしました。
幼い頃から音楽に関わってきて、やっぱり私の音楽の根っこはバッハやモーツァルト、ベートーヴェンだなぁ、と思ったから。
というわけで、ウィーン中央墓地ははずせないポイントでした。
上の写真はJ・シュトラウス(左)とブラームス(右)のお墓です。
ブラームスは死んでからも悩んでいます…

これは「軽騎兵序曲」の作曲者、スッペの墓です。
他にもサリエリの墓があるらしいのですが、見つけられませんでした。
あ、練習曲でお馴染みのツェルニーの墓もあるらしい…。
でも、日本ほどツェルニーは有名でないらしいよ。
墓地と言っても、緑が多くて花が沢山咲いていて、よく手入れされた公園のようでした。
同じ「お墓」でもちっとも気味悪くないです。
日本の墓地のようなじめっとした湿気感や何となく薄暗いイメージと違って、ホッとする場所でした。




バーデンのベートーヴェンハウス

2006-04-19 22:36:07 | ドイツ・オーストリア
ウィーンの郊外、バーデンの町はハプスブルク家の皇帝一家、ベートーヴェン、モーツァルト、ヨハン・シュトラウスなど歴史上の有名人も訪れた温泉保養地です。
すっかり耳が聴こえなくなったベートヴェンが「第9」を作曲したのが、このベートーヴェンハウスです。
「ふ~ん、ここであの名曲が生まれたわけね…
ところで、ベートーヴェンは引越し魔だったそうです。
でも、一つ所にいることに飽きやすかったのではなく、当時最先端をいっていた彼の音楽は盗聴され、盗作されるということが続いたので、長く同じ場所に住めなかったということです。
ベートヴェンの隣に住んで、聞き耳を立て、メロディーを盗んで自作の曲として売る…大ヒット間違いなしですよね~
昔からずるい人がいたもんだ

シューベルトのレストラン

2006-04-17 22:37:10 | ドイツ・オーストリア
これはウィーンの森近くにあるレストランです。
かつてシューベルトが友人たちとよく訪ねたそうです。
シューベルトは友人と馬車で遠出をするのが好きで、よく郊外にピクニックに出かけたそうです。
彼は友人に恵まれ、お金がないとそっと財布にお金を入れてくれたり、さりげなく五線紙を机の上に置いていってくれるような友達がいたそうです。
いいなぁ~
さて、このレストランのそばには水車小屋があったそうで、「美しき水車小屋の娘」はここをモデルにして作られたと言われているそうです。
でもレストランの庭には「鱒」をかたどった噴水もありました。
シューベルトゆかりのレストランだから「鱒」の噴水とはあまりにも安易な…


べルヴェデーレ宮殿

2006-04-16 13:11:57 | ドイツ・オーストリア
シェーンブルン宮殿の他に、ウィーンにある宮殿といえばべルヴェデーレ宮殿で、ウィーンの観光コースです。
ベルヴェデーレとは「良い眺め」と言う意味だそうで、この写真のように遠くから宮殿を見ても、宮殿のバルコニーから庭を見ても良い眺めです。
この旅で見た数々のお城や宮殿、今までの旅で見た古代の王宮や神殿、墳墓などを見ると「権力」の持つ欲望やエネルギーは計り知れない物だと感じます。
いつの時代も「これだけのお金と技術を国民のために遣えば、国民はもっと助かるのに…。」と思ってしまいます。
この時代の特権階級と一般人との格差は相当なものだったでしょう。
まぁ、今の時代でも我々の税金を遣って無駄な工事や建物を作るくらいなら、もっと身近に役立つことに予算をつけてよっ!て思いますし。

…とはいうものの、べルヴェデーレ宮殿もエジプトのピラミッドも、この工事のために技術の進歩があっただろうし、これがあるお陰で遠い子孫(現在の人々)が収入を得ることができるのも事実なので、あながち悪いことばかりではないのかな?


シェーンブルン宮殿

2006-04-12 23:34:24 | ドイツ・オーストリア
ハプスブルグ家の本拠地(?)であり、オーストリア帝国の王が住んだシェーンブルン宮殿です。
かのマリア・テレジアや幼いマリー・アントワネットが暮らし、6歳のモーツァルトがマリー・アントワネットにプロポーズしたと言われるのもここ。
ナポレオンのウィーン会議の「会議は踊る」の舞台もここ。
フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベートもここに住み、エリザベートはここでの堅苦しい暮らしから逃れるように旅三昧の日々を送るようになりました。
外壁の黄色は「テレジアン・イエロー」と言われ、マリア・テレジアが好きだった色だそうです。
宮殿の中です。
豪華絢爛、贅を尽くした、ゴージャスとはこういう事をいうのだと実感できる場所…
でも、一般公開をしていない部分はアパートとして部屋を貸し、人が住んでいるというから驚きです
人気が高く順番待ちで、なかなか入居することができないそうです。(そりゃそうだろ~

ウィーンの建物

2006-04-11 22:49:14 | ドイツ・オーストリア
さすが歴史の街ウィーン。
建物も歴史の重さを感じさせるものでした。
これはオペラ座です。
観光客のために「オペラ座ツアー」なるオペラ座見学コースがあります。
ガイドさんが舞台裏まで案内してくれるそうです。
見学したかったのですが他にいきたいところがあり、時間がなくてあきらめました。
今頃になって、行っておけばよかったかな、と後悔しています。
建物がまるで宮殿のようでした。

国会議事堂です。
ギリシャかローマの神殿のような趣です。
屋根の近くや正面の彫刻が見事です。
このような石造りの立派な建物はさすがヨーロッパ。
日本にはない迫力です。


ホイリゲ

2006-04-10 23:05:43 | ドイツ・オーストリア
ウィーン郊外の「ホイリゲ」に行きました。
「ホイリゲ」とはワインを飲ませる居酒屋のような所で、ウィーン郊外のブドウ畑に近いところに建ち並んでいます。
新酒のワインを楽しみながら、ウィンナー・シュニッツェルを食べ、音楽に合わせて歌う…皆さん満足そうでした。

楽団員はテーブルの間を演奏しながらまわり、ワインでいい気持ちになったお客は体を揺らして音楽にのったり、一緒に歌ったりして楽しい夜を過ごしていました。
なんだか心が豊かになるひと時でした。
こういう暮らしが送れるのは幸せなことなんだろうなぁ~