卵管がんとハロハロ日記

団塊の世代の主婦の気まぐれブログです。
夫婦揃って大病したあと のんびり暮らしています。

50%の亭主と30%の女房

2014-04-19 11:34:35 | 相方の脳梗塞

 

4月17日は 3年前 相方が脳梗塞で倒れた日でした。
ありがたくも ことし無事に3年目の春を通過中です。

いつも思っているわけじゃないけれど
相方の場合、3年間で再発する確率は50%
そして 次に脳梗塞を起こしたら
それはもう覚悟を...などといわれています。
癌と違い、なん年か無事に経過したから安心
とはいかないようで...
いつも赤信号が点滅していると思っているほうが良いようです。


言ってみりゃ 我々夫婦は再発率50%の亭主と
5年生存率30%の女房です。

なんだかなぁ...
サブソウでサチウスソウな夫婦だなぁ。。(´Д` )

でもですね、冷たい統計上の数字はともかくも
3年経った現在は はじめの頃の悲壮感はずいぶん薄らいで
それなりにそこそこのどかに暮らしているんです。
そもそも 我々団塊の世代の平均余命が
なんのかんの言っても あとそんなにある訳じゃないんですよね。

相方は今も元気にリハビリに通っています。
脚の状態は "やや改善" といったところ
歩くスピードがちょっとだけ早くなりました。
左手もやはり "やや改善" だけど
これは未だ 廃用手( 役に立たない手  (´・Д・)」)です。
眼科と耳鼻科に厄介な症状でかかっており
そして 相変わらずとほほなほど疲れ易いです。

でもですね、あれです  あれこれ不自由はあっても
元々のわりと能天気で明るい性格は変わりないんですよね。

今は外出もくっ付いて歩くこともないし
そういう意味では 互いの自由は確保出来ています。
これはとても重要なことなんです。
古女房は体調管理、食事、体重、睡眠に目を光らせているくらいです。


ところで、

ふたりの病気がかなり強烈な程度だったせいか
どっちの病気の方がマシだとか (・・?) 比べたことはありません。
ただ 病気したのが二人の内の片方だけだったら
どうだったろうって思うことがあります。

お互いがかなり我が儘で相手に求める方だったから
もし私が癌になっていなかったら
相方はもっと私に甘えていただろうし
私は彼の要求に応えようと頑張っちゃって
ヘトヘトになっていたのではないか、とか...


反対に彼が病気になっていなかったら
二度も癌をした私はもっと我が儘になって
相手を辟易させていたんじゃないかと思うのです。
今でも なにか頼んだり言おうとして
うっとことばを呑み込むことがあります。
この人には言えないんだ と思い直すんです。
それは相方も同じようです。



最近パートでいる病院のリハビリ病棟で
脳梗塞で重篤な状態の患者さんに接すると
身につまされ 他人事ではないな と強く思います。

相方の脳梗塞は まるで
ある日崖から突然 ゆっくり落ちていく みたいな経験でした。
それでも ようやく苦労して這い上がってきたのだから
残りの人生は穏やかなゆっくりしたものであってほしいです。