最近 のんきなことばかり書いてますけど
今日は 点滴ルートや採血 、CVポートについて わたしの場合を書いてみようと思います。
わたしは 今回の抗がん剤治療が始まる前に 早くもCVポートを勧められました。
それは わたしが乳がんの手術で 右側腋下のリンパ節を郭清しているからです。
右腕に軽いのですが浮腫があります。
浮腫がなくても リンパ節を郭清した方の腕には注射針は使えません。
手術後 、病状説明時に主治医のそばに同席していた若いDr.が
これから始まる長い抗がん剤治療を前に
一本の腕では大変だからと CVポートの利点を挙げられ勧められました。
その時はまだ 治療で腕の血管がどうなるのかも分かっていなくて
CVポートの名前も知らずにいたので
「 そんなものかなあ。」と思っていました。
でも
あとで部屋に帰ってから 説明時に同席していたベテラン看護師さんにアドバイスされました。
「 CVポートは始めから入れない方がいいですよ。左腕だけで頑張っていよいよになってから考えて遅くないと思います。」
今回の治療ではこの看護師さんに最後まで 色んな場面で適切なアドバイスをしてもらったなあと今 改めて思い出します。
あくまでも 患者の側に立って適時適切な助言をされる方でした。
忙しいDr.のアイデアより、賢明な看護師さんの助言に従っていて良かったと思うことが何回か有りました。
もちろん 看護師さんにもよりますけどね~ 。
結局 今回の治療では 最後まで 女の細腕一本 (うそ!太い (笑))で頑張りました。
採血も右腕が使えないので けっこう 大変だったんです。
入院時 わたしのベッドの頭の上には 【 右腕 採血不可 血圧測定不可 】と書かれたプレートがぶら下がっていました。
手術直後 左腕に最高で6個(数えてビックリ 、同じルートからですけど。)の点滴をしていて どれも外せなかった時は 採血は なんと オマタ (鼠蹊部) からしてました。!(◎_◎;)
点滴している最中の腕からは 採血ができないそうです。
でも 今度の 手術で お腹のリンパ節をごっそり取っているんで心配になって
「 足のリンパ浮腫は心配しなくていいんですか?」って聞きました。
そしたら その時の若いDr.は
「 腕と脚のリンパ浮腫の考え方はちょっと違うんです。」
「 ふーむむ 。。ほんまかいな?」と思いながら オマタからの採血をしました。
他に採血できる場所がなくて仕方がなかったんでしょうか。
幸い その後しばらく経っても特に脚に変化はありませんでしたけど。
今も 脚と腕のリンパ浮腫の考え方の違いって分かっていません。
現在は しっかり 脚と外陰部にリンパ浮腫があるんで 針を刺すのは怖いです。
最近
わたしは 朝 起きると まず ヤレヤレと じゃなかった イソイソと 脚に弾スト 右腕に弾性スリーブをします。
リンパ浮腫のない元気な 左腕は毎日 フル稼働です。
密かに 自分の左腕を ゴールドフィンガー ならぬゴールドアームと呼んでます。
たるんでますけど~
腕が二本使える方でも 、辛い治療を重ねている方、細い血管や見つけ辛い血管の方は大変だろうなと思います。
始めの内 わたしは 看護師さんに褒められる結構立派な血管の持ち主でした。
それでも、治療の後半戦は 何度ものルート探しで痛い思い
ようやく流れても一回の治療に 何度も刺し替えたりしなければならず
看護師さんによく
「 陽が暮れちゃいますよ~」
なんて言われました。
ただの採血でさえノロノロと 時間がかかりました。
今度 治療することになったら CVポートは必須だな と思っています。
治療中は腕が何本もあったらいいなと思う人
多いんじゃないかな~(笑)
「 千と千尋の神かくし 」に出てくる釜爺の腕。。。
あんなにはいりませんけど~。
時々 やってくる息子に抱かれマンゾクの図