夢か幻か

 

広島に泊まり、朝、出掛けたのが広島電鉄広島駅。

 

ここは市電のターミナル駅で、引き込み線が複雑に配置されています。

 

ここである電車が来るのを、寒い中、じっと待ちました。

 

その電車こそ、冒頭の写真のように段ボール風にラッピングされた市電です。

 

Ｋ社様が自社と段ボールのイメージアップの広告媒体として市電のボディーを活用したものです。

 

 

　　　　

 

ドアやボディーの縁取りに、まるでＩＳＯＷＡのスリスコでカットされたようなシャープな

段ボールの波型が描かれています。この波型に、段ボールビトは『映え』を感じてしまうん

です　

 

 

こちらは、

段ボールの表の紙（ライナー）をベリベリと剥がしたように別の角度での波目（段目）が

姿を露わにしているし、控えめな段ボール表面の段目（プレスマーク）が何とも言えず

愛おしい　

 

 

こんなオシャレな段ボールラッピング市電が走っているところを見るために、ここに来ました。

この段ボールラッピング市電は、数ある広電の市電車両の中の３両連結の１列車だけ。

それも、決まった路線を１日５往復するだけなんです。

またその運行スケジュールも、当日の朝にならないと分からない。

 

そのため、Ｋ社のＫ社長が朝一番で広電に問い合わせて、広島駅に現れる時刻に出掛けたんです。

 

 

さて、到着する時刻になると、いろんな路線の電車が次々に入ってきます。

段ボールラッピング市電が走る路線の電車も数分置きに到着しては、折り返し出発していきます。

 

されど、お目当ての段ボールラッピング市電は待てど、暮らせど、姿を見せません。

 

４５分、広島駅で待ちましたが、とうとう最後まで現れず。

 

 

これらの写真は、Ｋ社長や、ネットから入手したものなんです・・・

ウ～ン、残念無念・・・

 

 

で、冒頭の写真も、現実ではなく、夢、幻というイメージに仕立てた写真でした。

 

Ｋ社長に、「必ず見学に広島へ行きます！」と約束して、満を持しての広島行きだったのに・・・

さすがに、再チャレンジはできないかな～

 

 

でも、これからも元気に広島の街を走り抜け、段ボールのイメージアップに貢献してください。

フレー、フレー、段ボールラッピング市電！！