まさに嵐だわ~。
いざ劇場に入り、本番の手はずを決めて行くと何が起こるか判らない。
私なんぞ、少ない役者としての舞台経験でも、これでもかっ、ってことあったもん。むしろあり過ぎ。
ついにマリリン・モンローのテクリハは始まった。衣装をつけて舞台に立って照明のタイミング、この時間で衣装チェンジは可能か、それを見る。
その第1発目。
ジョージマジオ役の俳優が、他の映像の仕事が決まったからと、突然、降板。
捨ててるな。
最初、ジョー役に押していた、マイケルに戻ってきてもらうしかない。
しかし、それには脚本家・ジュリアのOKがいる。
彼が役を降りたのは、かつて2人がW不倫をしていて、それがバレずに終わったのに、今回の舞台でまた再燃し、今度はジュリアの家族にバレることになったからだ。
息子は家出するし、夫は出て行くし、それを乗り越えてやっと家族が修復しかけてる所へまたまたマイケルが出てきたら全てが崩壊する。
作曲家のトムが言えず、結局、プロデューサーのアイリーンが説得に訪ねて行くことになった。
そして肝心のマリリン役のレベッカは、男性の主役が降りたことを稽古が始まるまさにその時まで知らない。
激しい動揺だろう。今、この時期になって相手役が抜ける。
カレンに話す。いつか慣れたら、こんな気持ちにならないときが来ると思っていた。
レベッカほどのスターでベテランでもこういうときはちょっとしたことでパニックに陥る。
それでも演出家のデレクが誕生日だと聞き、舞台の上から「ハッピーバースディ―」をマリリンがミスタープレジデントに歌ったように歌う。
それにより荒れていたデレクの感情も少し収まったのか、初めてレベッカを褒めて受け止める。
ここで嬉しくないのがアイビューだ。どんどんデレクの心が自分から離れて行く。
作曲家のトムが恋仲のダンサーの家に招待される。ここが地元だからだ。1人で家に帰りたくないのもあるんだろう。
父は弟は医者という一生できる仕事を手につけたのに、彼はダンサーをしている。
ダンサーをした所で一生踊れるのか?とあとでトムに聞いてくる。
膝をやられたら終わり。怪我をしてもダメ。年ととってももダメ。一生何かをして働くなくてはならない、だろう。
それじゃいいことなんてない。
でも多かれ少なかれ、こういう覚悟をしてこの世界に飛び込んでくる。リスクが大きいのは承知だ。でもせずにあの時…と思って生きるよりましだ。
最後に待っているのが人生の底なし沼でも。
だから業が深いって言葉を使いたくなるんだけどね。
家族の説得もあって、ジュリアは私生活と仕事を分けろと言われ、マイケルがジョーをすることを承諾する。そして家族で、旅行がてら、テクリハが行われてる地へ行こうと決める。
そこへ、次に来るのがカレンだ。
カレンの彼、デーヴは彼女のためDC行きを諦め、報道官という地位もとられ、閑職に追いやられた。
そして、感じるんだろうね。ここで、カレンを引き留めないとカレンは2度と手の届かない所へ行ってしまう。カレンを愛している。他の女の誘惑を断ち切って、カレンを訪ねてくる。
そしてプロポーズをする。
カレンにとって全てパニックの状態だ。
DCの話も聞いてない。浮気しかかった話もしらない。それで指輪を渡されても…。舞台の開幕はもう近づいている今…なのに!
でも、あるあるって感じだ。
そういうものなのよ。1つのものを追い求めているとき、必ずこうして違う選択肢が迫ってくる。そしてどっちへ転ぶか。妻になってしまえば、楽だろう。でも一生あの時…と思い続けるだろう。
でもデーヴを失う結果になれば…。
みんなえらい問題を突きつけられている。
それでもプロならやってやる。
答えはそれしかない。
そして、傷心のデーヴとアイビィーが何故か、バーで行きあう。話し始める2人。
更に波乱は続くのだ、新たな登場人物を巻き込んで――――。
いざ劇場に入り、本番の手はずを決めて行くと何が起こるか判らない。
私なんぞ、少ない役者としての舞台経験でも、これでもかっ、ってことあったもん。むしろあり過ぎ。
ついにマリリン・モンローのテクリハは始まった。衣装をつけて舞台に立って照明のタイミング、この時間で衣装チェンジは可能か、それを見る。
その第1発目。
ジョージマジオ役の俳優が、他の映像の仕事が決まったからと、突然、降板。
捨ててるな。
最初、ジョー役に押していた、マイケルに戻ってきてもらうしかない。
しかし、それには脚本家・ジュリアのOKがいる。
彼が役を降りたのは、かつて2人がW不倫をしていて、それがバレずに終わったのに、今回の舞台でまた再燃し、今度はジュリアの家族にバレることになったからだ。
息子は家出するし、夫は出て行くし、それを乗り越えてやっと家族が修復しかけてる所へまたまたマイケルが出てきたら全てが崩壊する。
作曲家のトムが言えず、結局、プロデューサーのアイリーンが説得に訪ねて行くことになった。
そして肝心のマリリン役のレベッカは、男性の主役が降りたことを稽古が始まるまさにその時まで知らない。
激しい動揺だろう。今、この時期になって相手役が抜ける。
カレンに話す。いつか慣れたら、こんな気持ちにならないときが来ると思っていた。
レベッカほどのスターでベテランでもこういうときはちょっとしたことでパニックに陥る。
それでも演出家のデレクが誕生日だと聞き、舞台の上から「ハッピーバースディ―」をマリリンがミスタープレジデントに歌ったように歌う。
それにより荒れていたデレクの感情も少し収まったのか、初めてレベッカを褒めて受け止める。
ここで嬉しくないのがアイビューだ。どんどんデレクの心が自分から離れて行く。
作曲家のトムが恋仲のダンサーの家に招待される。ここが地元だからだ。1人で家に帰りたくないのもあるんだろう。
父は弟は医者という一生できる仕事を手につけたのに、彼はダンサーをしている。
ダンサーをした所で一生踊れるのか?とあとでトムに聞いてくる。
膝をやられたら終わり。怪我をしてもダメ。年ととってももダメ。一生何かをして働くなくてはならない、だろう。
それじゃいいことなんてない。
でも多かれ少なかれ、こういう覚悟をしてこの世界に飛び込んでくる。リスクが大きいのは承知だ。でもせずにあの時…と思って生きるよりましだ。
最後に待っているのが人生の底なし沼でも。
だから業が深いって言葉を使いたくなるんだけどね。
家族の説得もあって、ジュリアは私生活と仕事を分けろと言われ、マイケルがジョーをすることを承諾する。そして家族で、旅行がてら、テクリハが行われてる地へ行こうと決める。
そこへ、次に来るのがカレンだ。
カレンの彼、デーヴは彼女のためDC行きを諦め、報道官という地位もとられ、閑職に追いやられた。
そして、感じるんだろうね。ここで、カレンを引き留めないとカレンは2度と手の届かない所へ行ってしまう。カレンを愛している。他の女の誘惑を断ち切って、カレンを訪ねてくる。
そしてプロポーズをする。
カレンにとって全てパニックの状態だ。
DCの話も聞いてない。浮気しかかった話もしらない。それで指輪を渡されても…。舞台の開幕はもう近づいている今…なのに!
でも、あるあるって感じだ。
そういうものなのよ。1つのものを追い求めているとき、必ずこうして違う選択肢が迫ってくる。そしてどっちへ転ぶか。妻になってしまえば、楽だろう。でも一生あの時…と思い続けるだろう。
でもデーヴを失う結果になれば…。
みんなえらい問題を突きつけられている。
それでもプロならやってやる。
答えはそれしかない。
そして、傷心のデーヴとアイビィーが何故か、バーで行きあう。話し始める2人。
更に波乱は続くのだ、新たな登場人物を巻き込んで――――。