例えば、淋しさは

2007-11-22 00:00:01 | 日記風
 「・・・けれどこれだけは言える。俺と付き合った子はみんな幸せになっていった。」

 以前ある知り合いが言っておりました。

 でもそれは、あなたと離れたからじゃないの?

 と、ツッコミたいところだった。

 それはさておき。
 
 人は淋しくて病気になる生き物だなと思った。
 
 私なんかは、淋しいと思う心が既に鈍感になっているので、ほぼ「淋しさ」なんてものを実はそんなに感じない。
 
 ・・・感じないと言うより、慣れているからね。

 その人でさえ、楽しいと言う状況に慣れてしまうと、あっと言う間に悪い魔法使いの魔法から解けるように、淋しさと言うもの冒されかねない。

 淋しさは風。ちょっとした隙間から忍び込む。
 淋しさは冷。心の中を凍えさせてしまうから。
 淋しさは変。凍えた心は中の物を変貌させてしまう。すでにあった暖かい思いも。後から入ってくる暖かい思いすらも、全てを変貌させてしまう。
 
 人は淋しくて死ぬのかも知れない。

 そんなことを本気で思った。

 淋しさは変える。
 淋しさで満ちた心は全ての思いを憎しみに変える。その時、人の心は死に、肉体上の死をも呼びかねない。

 「俺と付き合ったこは・・・」そう言った人自体がえらい淋しい人なんだよね。

 でもきっと誰でも淋しいよ。
 だって人は1人で生まれてきて1人で死んでいくからさ。
 そう思って、だから誰かを求め、何かを求め戦ってる。・・・そう思わないと、多分私自身がとても淋しい。