静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

54期生の思い出 11月

2024年03月22日 08時01分37秒 | 日記
3月22日 金曜日
54期生の思い出の続き、今回は11月です。
5日に焼津漁港で行われたイベント、魚(トト)フェスに学園もブースを出展しロープワーク体験教室を行いました。生徒達が講師となって計143名の皆さんに基礎的なロープワークを体験して頂きました。



14日から遠洋航海実習の停泊実習が始まり、17日に多くの関係者や保護者に見送られ焼津港を出港しました。



21日に鹿児島港に入港し、23日まで上陸研修を行いました。

維新ふるさと館
指宿 砂風呂
知覧 特攻平和会館
桜島

26日には餌場にて、カツオ一本釣りに使用する活餌(イワシ)の積み込みを行い、漁場であるマリアナ海域に向けて出港しました。


次回に続く

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54期生の思い出 10月

2024年03月21日 09時13分43秒 | 日記
3月21日 木曜日
54期生の思い出の続き、今回は10月です。
10月に入って早々に11月からの遠洋航海実習にむけてカツオの釣込み訓練が始まりました。


海技士国家資格筆記試験があり計12名の生徒が受験しました。試験への出発時には園長から励ましの言葉をかけて送り出しました。



視察は浜松地区に行きました。水産・海洋技術研究所浜名湖分場では研究員の方から、浜名湖の特徴や水産資源についての講義を聴き、その後、浜名湖分場に併設されている浜名湖体験学習施設「ウォット」を見学しました。



さらに午後からはヤマハ発動機株式会社コミュニケーションプラザに移動し、エンジン分解組立教室に参加させていただきました。



中旬からは海上特殊無線技士の資格取得のための講義がありました。慣れない英語に苦戦した生徒も多かったですが、全員試験に合格できました。



実習は8本の紐を編み込んで作ったロープの端末処理や連結をするクロスロープがありました。例年生徒が最も苦労する実習の一つですが皆真剣に取り組みました。



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54期生の思い出 9月

2024年03月19日 10時09分35秒 | 日記
3月19日 火曜日
54期生の思い出の続き、今回は9月です。
9月1日防災の日に防災訓練を行いました。防災に関する講義やけが人が出た際の搬送訓練を実施したほか、本学園の宿泊棟は4階建てで地震発生時、津波避難ビルに指定されています。そこで避難ルートの確認のため、校門から走って宿泊棟の4階まで駆け上る訓練をしました。


授業は航海専攻と機関専攻に分かれ、より専門的な授業が増えました。

航海授業

機関授業

さらに東海大学海洋学部の李銀姫准教授をお迎えして講義をして頂きました。先生の講義は通常の学園授業には無いテーマで、生徒達には持続可能な漁業を考えるよい機会になりました。



実習では遠洋航海実習にむけてカツオ一本釣りの漁具製作実習が始まりました。


カツオ一本釣りのハネ(竿)の製作

カツオ一本釣りのバケ(針)の製作

さらに機関整備実習がありました。機関実習棟にある漁船で使用されているものと同じエンジンを、2日間かけて分解し、整備して組み立て直しました。



実習船「わかたか」で刺し網の実習を行いました。網入れした時間が短かったですがカマスやアジを漁獲することが出来ました。



視察は、富士宮地区の視察に出かけました。富士山世界遺産センターの見学や水産・海洋技術研究所富士養鱒場で静岡県が生産量日本一であるニジマス養殖に関する勉強をしました。



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54期生の思い出 7月

2024年03月18日 09時09分07秒 | 日記
3月18日 月曜日
54期生の思い出の続き、今回は7月です。
7月に入って早々にダイビング講習が始まりました。学園での学科講習と2日間のプール講習のあと海洋(沼津市 大瀬崎)での海洋実習を行い、試験にも合格して、全員がライセンスを取得しました。



ダイビング講習のあとは、6月から始まった水泳訓練の集大成として遠泳がありました。戸田湾の御浜海水浴場を出発点として、対岸までの往復約2.5㎞を泳ぎました。54期生にはほとんど泳げないという生徒も複数いましたが、1か月弱の訓練で上達し、全員が浮きもつけずに2.5kmを泳ぎ切りました。終了後の感想文で、ちゃんと努力すれば成果が出るんだということを実感したと書いた生徒もいました。



授業では全国的にも珍しい深海魚漁師である長谷川さん親子の講義や、水産・海洋技術研究所の研究員さんの講義がありました。長谷川さんの講義では、はじめに深海ザメの解体の実演があり、身と卵を調理してお昼に実食もさせて頂きました。普段目にすることのない深海ザメに直接触れて、体の構造も知ることができ、貴重な体験になりました。



講習では膨張式救命筏の講習がありました。実際の遭難を想定して作業着を着たまま救命胴着を着けて海に飛び込み、救命筏に乗り移る訓練をしました。



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54期生の思い出 6月

2024年03月15日 09時06分28秒 | 日記
3月15日 金曜日
54期生の思い出の続き、今回は6月です。
5月から始まったカッター訓練の総仕上げとして「用宗沖までの往復遠漕」が上旬にあり、往復10マイル、約18kmを皆で漕ぎました。船酔いに苦しんだ生徒もいましたが皆で声を掛け合い、最後まで誰一人も諦めること無く焼津港に戻ってこれました。



カッター訓練の後は、水泳訓練です。初めはプールでの練習から始まり、月末には7月の遠泳にむけて海(海水浴場)での訓練となりました。



見学は伊豆地区の施設見学に行きました。伊豆漁協では天候の関係で市場の水揚げは見れませんでしたが、支所長さんからキンメダイを中心に地域の漁業に関する講義をしていただきました。



静岡県水産・海洋技術研究所伊豆分場では、分場で行われている資源を把握して管理に生かしていくための研究や、資源を増やす研究の最前線を垣間見ることができ大変参考になりました。



授業では学園の教員による通常授業に加え、近隣にある水産・海洋技術研究所の研究員の方をお招きし、シラスやサバについての講義を受けました。



実習は、定置網としらす船曳網の体験乗船が行われました。さらに最新のマグロ延縄漁船の見学に行きました。卒業後、船曳網に1名、マグロ延縄漁船には3名の生徒が就職しました。



ガス溶接とアーク溶接の講習があり、今年も参加した生徒全員が修了証を頂きました。
イベントが盛りだくさんの6月でした。

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