六分儀(ろくぶんぎ)という計器、知っている人は少ないと思います。
漁師でも、見たり使ったことがある人はどれほどいるでしょうか?
元々は、天体観測に使われたものが小型化され、後に天測航法に使われたそうです。
この計器は、円周の6分の1(60度)の目盛りをつけた弧などから構成されています。
これが、名前の由来だそうです。
航行中の船舶において、天体の高度を測定して位置(緯度・経度)を決定する航海用具として使われます。
航海専攻の生徒が、その実習を行いました。
もちろん生徒が手するのは、初めてです。
水平線が見える場所で行うため、静岡県水産・海洋技術研究所の屋上での実習です。
今は、電波を使ったGPSシステムによりこの道具を使うことはまずありませんが、六分儀を使った天測航法の仕組みや技術を習熟することは、航海士となるためには欠かせません。
この実習は、今月出航する遠洋航海実習においても行います。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。