学園で行うロープ加工は「刺し継ぎ」と呼んでいます。
スパイキという道具をロープに刺し、できたすき間にバラしたロープの一本を刺し込む作業です。
通常の実習では、マグロはえ縄で使う、細いロープを使って行います。
でも、実際の現場ではロープの太さはいろいろです。
そこで、やや太いロープを使っての刺し継ぎを行いました。
やり方は細いロープと同じ。
でも、苦労する人が続出。
その後、ロープワークのおさらい。
最後に実習の先生から
「夏休み中も身近にあるロープを使って復習するように!」
と話しがありました。
大事だから、みんな言いつけを守ってよ!
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
7月の見学会は27,28日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html
園長のつぶやき
漁業の機械化について聞かれることがあります。
先日、見学実習した定置網漁業も、私の子供の頃はこんな感じだったんですよ。
出典 https://www.ajirogyogyou.com/
私の生まれた漁村、熱海市網代の定置網です。
船にエンジンがなく、網をあげる動力もありません。
だから、たくさんの漁師が必要でした。
今は機械化が進み、力作業は減り、10人以下で操業する漁場もあります。
定置網漁業は、もっとも省力化が進んだ漁業かもしれません。
一方、学園生に人気のカツオの一本釣り漁船。
船は大型化して、遠方まで出漁するようになりました。
しかし、人間が釣り上げる作業は同じです。
機械化も、かなり以前からトライされていますが実用化のメドはたちません。
それでもAIが進化するし、20年後、30年後はどうなるかわかりません。
そうなると、漁師の仕事はなくなるかも???
とは言っても、20年後、30年後の状況なんて、誰にもわかりません。
どんな仕事だって、なくなる可能性はあります。
それでも、人間の仕事自体が世の中からなくなることはない気がします。
世の中が変わろうが、新しい仕事が生まれると思います。
そして、海の仕事もなくなることはないでしょう。
海のことを一番知っているのは漁師です。
漁師が活躍できる場所は、将来も必ずあるはずです。