一ヶ月の遠洋効果実習を前に、実習船やいづで保護者説明会を行いました。
まずはスライドで実習の全般を流れを追ってご説明。
そして船内見学。
保護者のみなさん、ほとんどの方は漁船のことをご存じありません。
実習船をくまなくご覧いただき、どんな航海になるのかを知ってもらいます。
実習船やいづは、カツオ一本釣り漁船の設備があります。
とは言っても、そこは実習船。
本当の漁船とは違いが多くあります。
まず、乗る人が多い。
今回の航海では51人が乗船です。
遠洋のカツオ一本釣り漁船でも30人以下が普通なので、多いですよね。
それと乗船するが実習生なので、活動しやすくなっています。
一番の違いは、あちこちが広いです。
だから生活は快適。
それでも、半分以上の生徒は船酔いです...
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
今週は、停泊中の実習船で実習。
学園から通って、朝から夕方まで避難訓練や船上での釣り込み練習などを行います。
実習船やいづのFacebookにも紹介されました。
https://www.facebook.com/%E5%AE%9F%E7%BF%92%E8%88%B9-%E3%82%84%E3%81%84%E3%81%A5-112368329580266/
現在は水産高校と学園は良好な関係にあります。
でも、10年以上前はちょっと微妙(びみょう)でした。
学園の遠洋航海実習は水産技術研究所の遠洋調査船富士丸で実施していました。
このため、職員も接点があまりなかったんですね。
加えて、当時の入学者はほとんど中学卒。
その中には水産高校に行けなかった人も少なからずいました。
だから、水産高校に対して、変な対抗意識があったようです。
学外でケンカになることもありました。
学園も
「水産高校があるのに、学園が必要なの?」
とよく言われました。
しかし、現在では状況は一変。
現在の実習船やいづは、学園の実習に使うことが前提で建造されました。
生徒の多くは高校卒業生。しかも県外生が多い。
中学卒業生も、水産高校に行けなくて学園に来るのはごく少数。
対抗意識はありませんが、実習船では切磋琢磨(せっさたくま)する関係です。