静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

研修生が焼津市長を表敬

2018年09月06日 13時14分19秒 | その他

作業着から着替えてもらい、焼津市役所で中野市長を表敬訪問しました。
佐藤経済産業部長、小梁水産部長も同席してくださいました。
二人の研修生は、ちょっと緊張していました。
中野市長は学園後援会の顧問をしていただいています。
研修生は水産庁での仕事を聞かれ、激励の言葉をいただきました。


さて、市役所からの帰りにマグロの水揚げを見学。
・・・の予定でしたが、台風で日程が変更したようで見ることができませんでした。
残念。
せっかくなので、近くにある深層水の取水施設を見学してもらいました。
ちょうどストレーナー(ポンプ手前の魚止め)からアナゴを取り出すのを見ることができました。
・・・水深300mからやってきたアナゴです
他にも、カニやらクラゲやらが入ってきて、それを研究所で飼育しています。

取水施設のポンプがあるのは海面下10mもある地下ピット。
深層水で冷やされて、夏でもヒンヤリ。冷えた空気は重いので貯まるんです。
つかの間の涼を感じてもらいました。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページをご覧ください。
10月はAO入試がありますよ!受験を考えている人は事前に見学してくださいね!
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
お二人の研修期間は全部で一ヶ月。
学園の後にも、静岡県内で研修が続きます。
予定がびっちりで気の毒な気がしますが、通常のハードワークを離れて、リフレッシュにもなるようです。
私は学園の研修で、逆に疲れないか、ちょっと心配...
彼女たちの研修ですが、通常はどこかの農家や漁師の家に一ヶ月ホームステイして現場を経験します。
学園のような育成施設は変わり種です。
でも、漁業でホームステイできるのは沿岸漁業です。
沖合や遠洋の大型漁船の世界は、我々のような水産関係者も知らないことが多くあります。
そして、魚の多くは大型漁船が水揚げしているのです。
学園の研修で、遠洋漁業や大型漁船の世界の一端(いったん)でも知ってもらえることは、とても有意義(ゆういぎ)です。
そして、漁師を目指す若者と会える場所は、ほとんどありません。
生徒と話すことは、貴重な経験になるはずです。

コメント
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