静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

同じ釜の飯を食う

2016年05月10日 13時21分04秒 | 学園紹介
今日から通常授業に戻ります。
生徒20名、全員元気です。


さて、今日のお題「同じ釜の飯を食う」...
皆さんご存じの言葉です。
特別に仲の良い人間関係を示すときなどに使いますよね。
学園では、文字どおり同じ釜の飯を食べます。
もちろん「同じ釜」であることが大事なわけではありません。
同じ物を一緒に食べると言う意義が大きいと思います。
最近では、科学的にも一緒に食事を取ることで、連帯感が生まれることが分かってきたそうです。

ペットでも、まだ飼い主に慣れていない時は、餌を食べている最中に体を触ると警戒します。
食べ物が取られてしまうと言う心配もあるでしょうけど、食べているときは無防備ためではないでしょうか。

人間の場合は、食事中のハプニングが滅多に起きないことは理解していますが、知らない人に囲まれた食事はストレスが大きいと想像できます。
一般の食堂ならいざ知らず、自分以外は全員が顔見知りとしたら?
漁船員になって、初めての食事は、そんな状況です。
それも3食(船によっては4食)全部です。
慣れるまでは、食事を楽しむ余裕も無いかもしれませんね。
それを乗り越えるからこそ、連帯感も生まれるのだと思います。

寮の食事も、漁船員になるための一つのステップです。

【漁師の食事】
漁師は魚が好きです。毎日食べます。
例え、海から遠いところに旅行に行っても魚を欲しがります。
漁師の集会で出てくる料理も、基本は魚、刺身です。

遠洋のカツオ、マグロ漁船でも、毎日、刺身が出される船が多いと思います。
もちろん、今の時代は肉料理も出るのですが、プラスαで刺身がでます。
毎日食べても、飽きないから毎日出るんですね。
私の経験では、カレーと一緒にカツオの刺身が出てきたことがあります。
一般家庭では、なかなか見られない光景ですよ。

生魚が嫌いでも漁師になれますが、生魚が好きな方が漁師を楽しめます。
魚好きのあなた、漁師に向いているかも?
コメント
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