静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
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巨大地震は深海ざめで予知できる?!  「焼津の深海おじさん」の講話(3)

2014年03月05日 13時57分20秒 | 日記
長谷川さんの話では、深海ざめのサガミザメの雄と雌では生息水深が異なり、通常の漁では雌だけが漁獲されるとのことですが、
大きな地震が発生する3~5日前には、(かならず?)雄が大量に漁獲されるそうです。


昨年6月には、静岡県第4次地震被害想定が発表されました。
東海地震が発生した場合、約16,000人の死者が出て、うち津波によるものが約9,000人とされています。
もし、発生前に巨大地震が予知できれば、被害は想定よりも少なくなるはずです。

深海ざめは、一般に大型魚で、真っ暗な深海に生息しており、感覚器官が非常に発達しています。
震源に一番近いところに生息しており、異変に気がついてもおかしくありません。

しかし、サガミザメの雄が大量に漁獲された場合、異変として公表してくれるのでしょうか。
仮に、公表されたとしても、私たちはそれを信じて行動できるのでしょうか。
これだけでは、本当に難しい問題であると考えます。

静岡県では、地震の観測網がよく整備されています。
これらの観測データとサガミザメ雄の異常な漁獲が一致して、大地震が発生したとすれば、 「本物」 です。
もしそうなった場合、サガミザメは、地震の指標生物になる可能性もあります。

*サガミザメ (ヘラツノザメ属):千葉県外海域から神奈川県、静岡県にかけての水深600~1000mに分布する。
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