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くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

満足な結末。

2009年06月24日 23時23分38秒 | 本を読んだり。

【結末を知らない少年マンガランキング - gooランキング】


あまり連載が長いと、結末が分からない…ということになりがちではないかと思います。
最初は面白い漫画でも、いつのまにか天下一武道会状態でマンネリ化…となると、途中で読むのをやめてしまうか、もしくは適当に読んでいた為あとから結末を思い出すのが困難…といった状態になりそうです。
環境が変わって、読むのをやめてしまうケースもありそう。(私の場合、結婚したら弟の買っていたジャンプとサンデーが読めなくなったので、その時連載されていた漫画の結末を知りません…。)

そんなことを考えている内に、ふと、結末が素晴らしかった!と思える漫画はなんだろう、と思いまして。
あまりたくさんの漫画を読んでいるわけではないのですけど、私の思う結末の素晴らしかった漫画がこちら。

うしおととら 19完 (小学館文庫)
藤田 和日郎
小学館

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「これぞ少年漫画!!」と思えるワクワクドキドキ漫画。
まっすぐで力強くて、大好きでした。

キャンディ・キャンディ (9) 講談社コミックスなかよし (325巻)
いがらし ゆみこ,水木 杏子
講談社

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もう本屋さんでは、二度と手に入らないのでしょうか…。
こんな名作がもったいない!!

どちらの漫画も、最終回に至るまでのストーリーもとてもよかったと思います。
次を読みたい読みたい!!と思わせる展開で、途中でやめようという気にはなりませんでした。

おっと、大事な漫画をもうひとつ。

男坂 (下巻) (集英社文庫―コミック版)
車田 正美
集英社

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最終回最後のページの衝撃は、計り知れません。
車田さん、続き描いてくれないかなあ…。


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清野とおる 『東京都北区赤羽』

2009年06月21日 23時53分04秒 | 本を読んだり。
かなり笑った漫画です。読んでいただきたいです。
読んだら、赤羽を探検したくなります。
出てくるお店を探したくなります。
というか、既に見つけましたが、入る勇気がまだありません…。

東京都北区赤羽 1 (GAコミックススペシャル)
清野 とおる
Bbmfマガジン

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おかしな居酒屋とそのマスターとか。
駅で遭遇したホームレスとか。
ビルの上の神社とか。
やたらと眩い店構えの飲食店とか。
老人が集う駅前の喫茶店とか。
あとイロイロ。

東京都北区赤羽に住む作者の日常の出来事を漫画にしたもの…というと、流行りのコミックエッセイみたいになってしまいますが、そういう雰囲気ともまた違います。
漫画に出てくるおかしなお店やおかしな人たちとは、確かに作者が赤羽で出会ったわけですが…。赤羽だからというよりも、作者自身の好奇心やら行動力やらによるところが大きいと思います。

作者のブログと合わせて読むとまた面白いかも?
早く2巻が出ないかな。クセになります…。



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帚木蓬生 『千日紅の恋人』

2009年06月11日 00時32分38秒 | 本を読んだり。

ちょっと前に、同じ作者の『閉鎖病棟』を読んで、他の作品も読んでみたくなって手を出したのがこちら。

千日紅の恋人 (新潮文庫)
帚木 蓬生
新潮社

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父親の遺した古いアパートの管理人・時子の物語です。
家族のように厳しく、そして優しく、アパートの住人達の面倒をみる時子。
いろいろな問題を抱えていますが、彼女は常に気持ちを強く、まっすぐに持って問題にぶつかっていきます。
そんな彼女の前にひとりの男性が現れ、彼女は心を惹かれていきますが…。

恋愛物語といっていいと思うのですが、その部分は割とあっさり。
それよりも、アパートの住人たちとの交流の方に筆が割かれていて、大家さんって大変なのねと思ったり…。
人生、まじめにがんばっていればいいことがあるんだな、と思わせてくれる小説です。


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井上雄彦 「スラムダンク『あれから10日後-』完全版」

2009年04月18日 00時23分38秒 | 本を読んだり。

『スラムダンク』と言えば、週刊少年ジャンプ黄金期を支えた不朽の名作バスケ漫画。

その『スラムダンク』の単行本発行部数が1億部を突破したことを記念して開催されたイベント「1億冊ありがとうファイナル」にて、イベントが開催された廃校の黒板に描かれた漫画を収録した本が出版されました。

スラムダンク『あれから10日後-』完全版
井上 雄彦
フラワー

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漫画ではなく、フォトブックという感じ。
漫画が描かれた黒板をそのまま撮影したものが、1ページにつき1枚ずつ掲載されています。
その他に、やはり一億部突破を記念して全国紙6紙朝刊紙上に掲載された、書き下ろしイラストによる一面広告も収録されています。

コアなファンでなければオススメはできません。
カレンダーと間違えるぐらいの大型本で、しかも薄いので、保管に困りそうです。
また、チョークで描かれていることもあり、読みづらい。
黒板は横に2枚繋がっている形状なので、左右1枚ずつに分けて撮っていたら、もう少し読みやすかったのかもと思われますが・・・。イベントが開催された廃校の写真なども収録されているので、なるべくイベントの雰囲気を伝えたかったのでしょうね。年寄りの目にはきついのう・・・ごほごほ。
ただ、肝心の漫画は、ファンなら絶対に楽しめる内容です。
湘北メンバーだけでなく、他校のキャラクターたちのその後に触れられているのもうれしい。

そして、かくいう私は、実はそれほどコアなファンではないのですけど、本の形状を全く知らずに予約してしまい、まんまと購入してしまいました。
本棚には絶対入らないぞー!・・・とは言え、後悔はしていません。


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万城目学 『鴨川ホルモー』

2009年03月26日 02時15分36秒 | 本を読んだり。

ドラマにもなった『鹿男あをによし』の作者、万城目学デビュー作です。

京都の大学を舞台にした青春ファンタジー小説。
・・・というと、少し前のエントリでご紹介した『夜は短し歩けよ乙女』とカブるのですが、『鴨川ホルモー』のほうが「地に足がついた」感じでしょうか。

ファンタジーな部分を除くと、普通の大学生のサークル活動を描いた青春小説。
そしてそのファンタジーな部分が、タイトルにもある「ホルモー」です。
小さな「オニ」(式神のようなもの)を使って勝敗を決めるこの競技、舞台が京都だからこそ、すんなり入っていけた部分もあるような気がします。(私、基本的にファンタジーは得意でないので。)

鴨川ホルモー (角川文庫)
万城目 学
角川グループパブリッシング

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あまり深みはなく、だからこそ小説そのものを楽しめる娯楽小説。
入学式の前に読んでみてはいかがでしょう。

・・・って、私の入学式は10年以上も前なんですがけどね!


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