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覇剣の皇姫アルティーナ5巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年02月27日 16時30分41秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『覇剣の皇姫アルティーナV』(むらさきゆきや先生原作、himesuz先生イラスト)が発売中です。
表紙はアルティーナとレジスのご両人。
いつもと違った髪型と、重装バージョンの鎧姿も似合ったアルティーナが凛々しい&カッコいいですね。
対するレジスはいつも通りの軽装ですが、そうする理由が本文中で明らかになっていたり。
細かいところまで色々考えてるんだなぁと、目からうろこでした。

お話的には、ハイブリタニアの侵攻を防ぐべく、前線に赴こうとするアルティーナ達。
しかし、浮足立つベルガリア軍を狙いすましたかのように、ヴァーデン大公国軍による要塞奪還の動きが!
国土と国民を守り、アルティーナへの支持を盤石にするためにもいち早く戦場に駆けつけるべく、今日もレジスの策が光る!といった展開です。

4巻でレジスのライバルとなることを予言されていたオズワルドがいよいよ参戦!ということで、軍師VS軍師の駆け引きを楽しみにしていた方には心躍る内容だったかと。
正確には、まだお互いの手の内をよく知らない者同士の前哨戦といった雰囲気でしたが、むしろ、そんな状況にも関わらず、オズワルドが時間をかけて準備していた必勝の策を分析&応手で戦況をひっくり返す勢いのレジスが半端無かったですね。

高位の司令官&参謀のせいで思うように指揮出来ない→味方軍が大ピンチ!という戦争モノのお約束問題にさらされながらも、最後まで冷静に戦況を見守り続け、味方の窮地を救う!という王道の展開に期待していたのですが、迅速かつ的確な指示出しといい、オズワルドの策の長所と短所を見抜く戦術眼といい、期待以上の説得力があったので満足感が高かったです。
そうそう、軍師ものだったらやっぱりこういうのが読みたいよね!(;゜∀゜)=3ムッハーというツボがしっかりと押さえられているのが嬉しいですね。
もちろん、ラブコメパートも大好物なわけですが、シリアスで犠牲者も続出な過酷な戦争パートが丁寧に描かれる&両者のバランスが上手く噛み合わさっているからこそ、日常と非日常の両方のシーンにメリハリがついて、中だるみせずに一気に読み進めることが出来るのではないかと思います。

また、今巻では、レジスの姉ヴァネッサの登場によって、レジスの知らざれる過去が明かされるのも大きなポイント、
彼が何故本の虫となり、類まれなる軍略知識を身につけながらも引っ込み思案な性格になってしまったのか?という興味深いエピソードが語られるとともに、とある理由で折れてしまった(覇剣じゃなくて破剣状態とはこれ如何にw)宝剣・帝身轟雷ノ四修復の鍵にもなってくるので必見です。
というか、家族公認とか一気に進展じゃないですかw
レジスにしても、ヴァネッサにしても、そもそも身分の違いの問題があるので本気で考えたりはしないわけですが、アルティーナがレジスに対して感じているものは、単なる戦友、上司&部下としての絆だけではなく、恋心も多分に含まれているわけで、やっぱり見ていて(・∀・)ニヤニヤしてしまいますのう。
個人的には、何気にふたりきりシーンが多めのクラリスといつの間にか懇ろに…みたいな関係もありかなとは思っているのですがw

オズワルド&マーガレットだけでなく、強敵となって立ちはだかってくるであろう傭兵軍団も本格参戦してきて、苦戦が続きそうな雰囲気ですが、あとがきによれば、早くも次巻でとりあえず戦争に一区切りが着くみたいなので楽しみです。
もっとも、今回の会戦を凌ぐだけで、引き続き何度も侵攻が繰り返される可能性も高いわけですが、陸地のみならず水上での戦いも繰り広げられるご様子でテンション上がらざるを得ない(;゜∀゜)=3ムッハー

ドラマCD付きの特装版も発売されているとのことで、このままアニメ化まで行ってくれないかしら♪
特に、ジェローム役の子安さんがイメージ通りすぎるので、是非実現していただきたい今日このごろです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

特装版 覇剣の皇姫アルティーナV ドラマCD試聴版(+ 再生リスト)



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