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覇剣の皇姫アルティーナ7巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年10月29日 22時47分21秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『覇剣の皇姫アルティーナVII』(むらさきゆきや先生原作、himesuz先生イラスト)が発売中です。

表紙は、アルティーナとレジス。
より洗練されつつも、無骨で強靭なフォルムとなって帰ってきたトレードマークの愛剣を携えた姿が凛々しくてカッコイイですね(;゜∀゜)=3ムッハー
元からでしたが、表紙からはみ出るぐらいすごく…大きいですw

お話的には、海戦を制したものの一足遅く、引き続き傭兵王ギルベルトに率いられた補給部隊を追う事になったレジス達。
犠牲を減らしつつも速やかに補給物資を差し押さえるため、広大な平原を舞台にレジスの奇策が炸裂する!という展開です。

数的にはこちらが有利なものの、昔から一緒に戦ってきた兵士はともかく、新参の兵たちとの間にはまだまだ意思の疎通が難しく、練度も低くと課題が山積み。
力でゴリ押しして勝っても、被害が増えて自国の守りが弱まってしまっては意味が無いということで慎重にならざるを得ない局面なわけですが、だからこそ、相手の思いもよらない発想で裏をかき、一網打尽にしてしまうレジスの策が光る局面ですね。
平原という遮蔽物の無い地形で、高性能な銃火器を持った敵を相手に騎馬と歩兵で挑むという最悪の状況をどう覆していくのか、策略系軍師ものの醍醐味をばっちりと味わうことが出来るかと。
指揮する兵の数が1万を余裕で突破したことで、ますます彼の名声が高まりそうな予感ですね。

また、海戦中は直接戦えなかったアルティーナですが、あのラトレイユが後れを取ったギルベルト相手に一騎打ちと、こちらも見逃せない展開で+(0゜・∀・) + ワクテカ +でした。
ギルベルト自身、単なる腕力にモノを言わせるタイプではなく、戦場で培った判断力も併せ持つ実戦派の強敵という掘り下げが入り、なんともボスらしい風格を漂わせていたわけですが、それに真っ向から勝負を挑むのがアルティーナのアルティーナたる所以というやつでしょうね。
念願の愛剣が帰ってきたぞ!という事で気力も十分な彼女ですが、ギルベルトとの戦いを通じて単純な勝利よりも大切なモノを身につけることが出来たようで何よりでした。
レジスとアルティーナの文武両輪が揃ってこその本シリーズというイメージなので、それぞれに見せ場のある今巻のような展開が一番理想的だなぁと感じますね。
むしろ、レジスの策準備シーンとか伏線とかにたっぷり文章をつぎ込んでいるわけですし、もっと脳筋キャラ増えても良いのよw

ラブコメ的には、戦闘中ということであんまり浮かれても居られなかったわけですが、何かと理由をつけてはレジスに会いたがるアルティーナの恋する乙女っぷりに(・∀・)ニヤニヤ出来るだけでなく、ひとりでプレッシャーを抱え込むレジスの苦悩にいち早く気付き、肩の荷をおろしてあげる優しさも見られて心温まりました。
相変わらず自己評価低すぎ&自制心強すぎなレジスなので、折角の据え膳を前になんとももどかしかったですが、今まで以上に彼女を守りたいという気持ちが強まったのは間違いないかと(*´∀`*)ポワワ

さて、王国サイドの切れ者・オズワルドとの直接対決ではない分、そうそうアルティーナ達が窮地に立たされることも無いだろうとは思っていたのですが、ラストに大きな引きがあったことで想像以上に事態が急変してしまったのにびっくり&次巻が楽しみになりました。
視力を失いつつあるラトレイユが色々と焦りを感じてしまうのは仕方のないところだと思いますが、彼にも彼なりの事情があるからこそ、アルティーナと熾烈な継承争いのライバルとして立ちはだかって来ているんだなぁというのが実感できてきた矢先にこのビッグイベントということで、悪役度数が跳ね上がってしまったのが少し心配ですが、帝国を良くしたいという最終的な目的は同じながらもアルティーナとは手段や方向性が全く違う道を突き進む彼の行動がどういう結果を導き出すのか、しっかり見届けたいと思います。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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