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覇剣の皇姫アルティーナ 小綺譚の感想レビュー(ライトノベル)

2014年10月29日 22時53分06秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『覇剣の皇姫アルティーナ 小綺譚』(むらさきゆきや先生原作、himesuz先生イラスト)が発売中です。

表紙は、今巻をアルティーナとバスティアン、フェリシアの王族3人組。
本編は継承権争いや戦争やらで血なまぐさい展開が続いていますが、なんとも安らいだ雰囲気で癒やされますね。

お話的には、ネットで公開されていた前夜譚と、エディとフェリシアの出会いのエピソードに加えて、新規描き下ろしのバスティアン&エリーゼのその後の様子を描いた短編を収録。
色々な人物の視点から物語中の出来事が描かれる贅沢な外伝集になっています。

本編とは趣向を変えた推理モノチックな展開にも関わらず、アルティーナの前向きな性格やレジスの頭の回転の早さが伝わってくる前夜譚を読めば、1巻冒頭で実際に出会った時のレジスに対するアルティーナの入れ込みようも判ろうというものですし、エディとフェリシアのエピソードに至っては、彼女がいかにしてオーギュストの影武者となってラトレイユ打倒を目指すようになったのかという、むしろ本編に入っていてもおかしくないぐらい重要な内容で必見かと。
これを読んでいなくても本編中の説明で経緯は把握できるようになっていたわけですが、知っていればもっと(・∀・)ニヤニヤ出来ること請け合いなので、未読の方は特にオススメ。

とはいえぶっちゃけ、ここまでの2編については、公開時に読み終わっているというファンの方も多いと思いますが、バスティアンの後日譚についてはこれが初出かつ、本編の現在と近い時期ということで、やはり見逃せなかったりw
ふたりが無事に落ち延びていたことが判ってホッとしましたし、デレ期に入ったエリーゼが相変わらず可愛くて、これは良いものだー!(;゜∀゜)=3ムッハー
位置関係的にアルティーナ達と離れているだけに、本編中での顔合わせにはもう少し掛かりそうですが、本来は王国の後継者となっていたはずのエリーゼが果たす役割は間違いなく大きいものになるでしょうし、出番が増えて嬉しいですね。

また、一見堅物で変わり者っぽい雰囲気の新キャラ・ロランドが、中二系物語が大好きなバスティアンと趣味の分野で意気投合、短期間で熱い友情を育んでいく様子も新鮮で面白かったです。
基本的には異性のパートナーと一緒に頑張るタイプのシチュエーションが多い本シリーズですが、たまにはこういうのも悪くないなと。
境遇や考え方の異なるふたりが、お互いの価値観の違いを認め合い、尊重しながら相手の考え方を学んでいく流れは如何にも青春という感じですが、バスティアンが今まで深く考えてこなかった政治系の分野に造詣が深いロランドとの交流が、今後の王族としての彼の生き方にどの様な影響を与えていくのか興味深いですね。
ゆくゆくは、エリーゼが正式に王国に返り咲き、バスティアンはその旦那さんに収まって欲しいなぁというのが個人的な願望ですが、王国に婿入りするにしても、帝国で暮らすにしても、ロランドの革新的な考えが色濃く反映されるような国づくりを目指して欲しいですね。
ネタバレになるので直接書かないですが、あの伏線は完全に読み違えたというか、違う意味のフラグとして捉えてましたわw

ファミ通コミッククリアでのコミカライズも決定、10巻の大台ももうすぐと順調な展開を見せる本シリーズですが、今後もサブキャラメインのエピソードがたくさん描かれていくと良いですね。
個人的には、幼少期の王族組のエピソードとか、ロリティーナさんのイラスト付きでみたいでござるなぁ(*´∀`*)ポワワ


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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