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火の国、風の国物語4巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年01月06日 23時31分38秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『火の国、風の国物語4-暗中飛躍-』(師走トオル先生原作、光崎瑠衣先生イラスト)を読み終わったので感想など。

この巻の特徴を一言で言うと、『…壮絶な、色気…!』でしょうかww。
カラー扉絵に描かれた新キャラ、ベアトリスの艶姿を見た方ならわかって頂けるかと。
(//▽//)

見た目は23歳のナイスバディな美女ですが、その職業は暗殺者!
自分の魅力すら女の武器として活用するベアトリスに対し、その手の免疫が無いアレスに勝ち目はあるのでしょうか?

見た目も清純なタイプの女性が多かったこの作品に、今までに無いタイプのキャラが加わったこと自体も評価出来るかと(根っこの部分がどうかは読んでのお楽しみ)。

お話的には、前巻で描かれたジェレイドとの密会も、アレスの心を揺さぶることは出来ず。
戦場で鬼神の如く活躍するアレスに真っ向から立ち向かう事は危険だと判断したジェレイドは、仲間に引き入れられないのであればと、アレスの暗殺を計画します。

また同じ頃、王国軍サイドでも、アレスの活躍を危険視する国務大臣、カルレーンの手によって、美貌の暗殺者、ベアトリスが呼び寄せられていて…という展開です。

二重の刺客にアレスがどう立ち向かうのか、ハラハラドキドキでした。
パンドラの助言は、どこまでアレスを守ることが出来るのか?に要注目です。

本来なら常にアレスサイド、襲撃を受ける側からの視点になるところですが、このお話の中では、襲撃者であるベアトリス達の視点で事件を見せるシーンも多いことが、より物語を面白くしています。
無敵の強さと神懸かり的な危険察知能力(=パンドラの助言)を持つ相手を、どうやったら倒せるか?と試行錯誤する様子を見せることで、自然に説得力が増しますし、自分だったらどうするか?と考えることも楽しいのではないでしょうか。

また、メイドのミレイユという女性キャラが出てくるタイミングも絶妙だと思いました。
ここで出て来たのだから、もしかして…?という風に正体を深読みしていたら、その予想と違う答えが明かされて、良い意味で出し抜かれました。
これから読まれる方は是非、彼女の正体を予想しながら読んでみて下さいませ。(^^ゞ

更には、クラウディアを巡るライバル的存在のキャラ、フィリップの登場も大きなイベントですね。
ただの嫌味な奴…と見せかけて、自分の野望の実現の為には存分に才能を発揮出来るというなかなか厄介なキャラで、今後のアレスとの絡みが楽しみです。
見た目も格好良いのに、アレスのせいで結構貧乏くじを引いてしまっている辺りは、女性読者の母性本能をくすぐるかも?

と、そんな感じでアレスと刺客達の戦いを中心に描かれる本作ですが、その裏側では、敵味方ともに、色々な計略が進められているので、今後の展開が楽しみです。

全体的に読者の気の引き方が実に巧みでした。
(*^-^)b

小規模な戦闘が多いですが、終盤にはまた1つ伝説が生まれるので、爽快感アリ。

気になった方は是非お読みになってみて下さいませ~。



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