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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?10巻の感想レビュー(ライトノベル)

2016年04月10日 23時49分20秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10』(聴猫芝居先生原作、Hisasi先生イラスト)が発売中です。
アニメもいよいよ始まって、今が旬の作品ですね。
表紙は、メインヒロインのアコ。
ロッドが無かったら“活発そうな今時のリア充女子高生!”みたいな雰囲気になっているのが新鮮ですが、これも進級してルシアンと一緒に居る時間が増えた効果かしら。
ルシアン爆発し(ry

お話的には、アレイキャッツに新メンバーが増え、賑やかで楽しい新学年を迎えたルシアン達でしたが、実は校則で“この時期に新入部員を獲得しないと例外なく廃部”になってしまうと知らされることに。
どうせなら、自分の理想とする後輩を入部させよう!とそれぞれが新入生を連れてくることになったのは良かったものの、なかなかうまく行かずに期日が近付いて来て……というドキドキ新学年展開です。

こういう部活モノで新学年といえば、新ヒロイン加入イベントというのがセオリーなわけですが、今の仲間がベストメンバーとも言えるルシアン達にとって、見ず知らずの人を引き入れるというのはどうにもハードルが高そうに思えますね。
となると、ルシアンの妹であるシュシュこと瑞姫を入部させるなり、旧知の秋山さんに正式に入部してもらったりするのが無難な落とし所かなぁと予測したのは自分だけではないはず。
ベタながらも、ファンの支持を集めやすそうな形ですし、実際、そういうプランも彼らの口から語られたりするわけですが、あえてその道を行かず、自分たちが納得行くまでトコトン話しあったり駆けまわったりする様子を描くことで、アコ達が今抱えている不満や、お互いに対する人間関係を掘り下げてくれたのは良かったと思います。
みんな仲良くアットホームな現代通信電子遊戯部&アレイキャッツですが、たまには一歩踏み込んで自分の意見を主張したりするのも、青春らしくて悪くない経験ですよね。
ケンカをしないというのは人間関係を円滑にする有効な手段ではありますし、お互いの距離感がある程度判っているからこそ居心地の良い関係をキープ出来るというのも真理ですが、表面だけではなく、これから先も見据えた上でより深く付き合っていくのが前提なら、腹を割って言葉で伝えていく努力を惜しまない事が大切ですし、新入部員にも同じ様にしたい&なってほしい!と思えるような人を迎えるべきなわけで。
スポーツなり、大所帯なりの部活ならまた違った方法論になるでしょうが、部員探しの過程が自分たちが何のために集まってこの部活やギルドを運営しているのか?をもう一度見つめなおすキッカケになったのは事実ですし、彼らにとってとても有意義だったんじゃないかなと。
うまく回っているからこそ、変につつかずなあなあのままにしておいたほうが良い場合も色々あるとは思いますが、思考停止=成長もないままになってしまうこともまた往々にしてありますからね(´・ω・`)

その点、今回の騒動に色々と方向性を与えようとしたのが秋山さんだったわけですが、リア充代表ならではのアプローチと気配り上手な本人の資質が上手く噛み合っていたのは間違いないかと。
ただ、相手が一般的ではなく特殊な性格揃いだったのが思わぬ結果(読者的には予想通りw)を呼ぶことになったのは皮肉でしたね。
かなり仲良くなったとはいえ、みんなに働きかけて新しいことをするというのは勇気のいることだと思いますし、そこから逃げずに頑張ろうとする秋山さんの性格の良さがしっかり伝わる良イベントであると同時に、彼女を苦手としていたアコもまた、秋山さんの行動や性格をきちんと見抜いた上で向き合っていこうと成長していたことが理解出来たので、一粒で二度美味しかったなと。
このあたり、元から秋山さんの親友である茜ではなく、あえてアコの口から語らせるあたりが心憎いぜ(;゜∀゜)=3ムッハー

さて、ラブコメ的には、アコとルシアンがリア充というか、一緒に居るのが自然過ぎてもう公認カップルじゃねぇか!どうぞ末永くお幸せに!以外の言葉が見つからないわけですが、何気に急接近することになった新キャラのみかんが、妹の友人、後輩、メガネ、無口、ふしぎちゃんと、なかなかの属性持ちで人気出そうかなと。
本人がルシアンをどれくらい異性として意識しているのかは未知数ですが、設定的に、アコに続いてゲームオタクの童貞を殺しに来てる感が半端ない件。
まあ、それを言うと本シリーズのヒロインほぼ全員が当てはまってしまうのでアレですがw

部員探しのオチが、意外ながらも今巻のすったもんだを経た上での彼ららしいものになっていたので説得力が高かったですし、新学年編もこれまで以上に賑やかなものになりそうで楽しみ♪
ギルドのほうは、ある意味予定調和だった気がしますが、クラウドさんをはじめとした廃プレイヤーたちのノリは、オンラインゲーマーとしても親近感が沸くので、今後もちょくちょく登場して盛り上げて欲しいですね。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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