けいおん！第１話『廃部！』の感想レビュー

廃部寸前の軽音楽部に集った４人の女子高生達が繰り広げるドタバタ青春コメディ『けいおん！』が始まりましたね。
原作は４コママンガで、主に描くのは日常と、らき☆すたと共通する部分も多い本作品ですが、バンド演奏という恒常的な協同作業がある分、キャラ同士の友情や、音楽に対するひたむきさといった高校生らしい青春感も楽しめそうな雰囲気です。
特に目立ったイベントのある無しに関わらず、友達と過ごすこと自体の楽しさが作品全体から伝わってくる感じですね。

音楽をテーマにした作品だけあって、オープニングから気合いの入りようがうかがえました。
この当たりはお家芸という風格すら感じられますが、今回度肝を抜かれたのは、エンディングと合わせた見せ方になっている点ですね。
唯と澪の２人のどちらをメインボーカルに据えるかによって、バンド自体の雰囲気がガラリと入れ替わってしまうという演出が鳥肌ものでした。
(((゜д゜;)))

片や制服に身を包み、明るいポップサウンドのドライブ感が楽しい唯のオープニング。
片やステージ衣装に身を包み、抜群の歌唱力に裏打ちされたグルーブ感がカッコ良い澪のエンディング。
今はまだヘタっぴ（笑）な翼をくださいしか演奏出来ない彼女たちですが、今後の練習を経て、遂にはここまでの技術をものにしてくれるのかと想像するとワクワクしますね。
どちらもいわゆるプロモーションビデオをイメージしたスタイリッシュな作りになっていたのも良かったと思います。
画像と音声の見事なハーモニーは一見の価値あり！
個人的には一見どころか１０回以上見返しても飽きが来ないステキな出来映えでした。
京都アニメーションさんは何を作ってもスゴいなぁ…と改めて感動させられた次第です。

高校入学と同時に、何か始めたいなぁ～と思ったことのある方も多いと思いますが、ほんの少しの勇気と縁をキッカケに、素晴らしい仲間に出会えた彼女たちの活躍に期待したいですね。
ファーストフード店で律のポテトに自分のポテトを合わせて喜ぶ紬の笑顔とか、細かい演出も良い感じでした。
日常のユルユル感をうまく描いた作品なのに、仕事自体は隙間なくキッチリこなしてくるスタッフの皆さんに乾杯です。
(*^-^)b

とりあえず初回らしく、メインの登場人物達の大まかなキャラクターを伝えるという目的は十分に果たしていたのではないかと思います。

次回、第２話、『楽器！』

３年、或いはそれ以上の付き合いになるはずのギター選びだけに、普通なら慎重に成らざるを得ないわけですが、この４人なら色々とやってくれそうですね。
初心者ならあんまり高いやつにしなくても良さげですが、部活として取り組むなら良いものを選びたいという心理も分かる気がします。

期待も大きかったですが、それ以上に良い作品になりそう。＼(^_^)／
これは今後も視聴確定ですね。