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ココロコネクト クリップタイムの感想レビュー(ライトノベル)

2011年06月09日 20時53分53秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『ココロコネクト クリップタイム』(庵田定夏先生原作、白身魚イラスト)が発売中です。
人気シリーズ初の短編集ということで話題の本作。
あとがきによれば、タイトルにタイムがつくのは短編集とのことなので、今後も本編と並行して刊行され続けると良いなと思います。

表紙は、新キャラの男子・宇和千尋と女子・円城寺紫乃が目を引くデザイン。
背景の桜が春を感じさせてくれる明るいイメージが好印象ですね。

収録内容は、伊織がミスコンにエントリーする文化祭のお話、唯がまさかの初体験を!?なお話、三角関係時代の姫子が太一や伊織との接し方で悩むお話…という3つの短編と、新学年になった文研部に新入生が体験入部!という中編サイズの本編が組み合わさった作りです。

ふうせんかずらの出番がほとんど無い、穏やかな日常が綴られる展開が特徴の本作ですが、既に十二分にキャラが立っている5人なので、普通の学園モノとしてのドタバタ劇をやらせても全く違和感なく物語を転がして行ってくれるなぁ!と、それぞれの活躍を堪能することが出来ました。

ふうせんかずらによる非日常的な事件に巻き込まれたことで絆が深まり、チームワークが培われてきた…と考えると少し皮肉な部分もありますが、仮にそれらの出来事がなかったとしても、文研部として毎日つるんでいれば、いずれはこんな風に仲良く楽しい学園生活を送れるようになっていたのではないか?という気もしますね。
お互いの内面を見せ合って、シリアスなところまで斬り込んでいく本編ももちろん大好きですが、短編は短編で起承転結や笑いどころがしっかりと押さえられていてとても良かったと思います。

ぶっちゃけ、ふうせんかずらの問題に完全に決着が付いた後も、短編はずっと続けられるんじゃないか?というレベルの、会心の出来映えだった気がw
中編のほうでも、ふうせんかずらの脅威を考えて積極的に新入生確保に乗り出せないジレンマが描かれていたわけですが、仮にその部分が無かったとしても、部活の先輩~後輩間の微妙な距離感が縮まっていく過程には十分青春が感じられましたし、新キャラふたりがお互いを知っていく過程も自然で、良質の学園ドラマを堪能できました。

個人的には稲葉ん押し!ということで、姫子派な自分なので、今回の作中時期によって移り変わる彼女と太一の関係性を見ているだけでニヤニヤが止まりませんでした。
あの時はまだああいう関係だったなぁ…そうそう、そんな感じで想いが深まって行ったんだよなぁ…とノスタルジックに回想していったあと、中編であの『デレばん』(゜∀゜)キタコレ!!というわけで萌え転がらざるを得ないw
なんだかもう、お幸せに!としか言い様が無いですのことよ!

前巻でのすったもんだがあった後だからこその、この破壊力なわけですが、伊織との関係も驚くほど自然で順風満帆だったのでひとまずホッとしました。
ラストまで読むとまた少し印象が変わってくる部分もあるのですが、それならそれであのキャラを貫き通した伊織マジぱねぇ!という気もしますし…ゴニョゴニョ。
髪型が変わったのも、大人っぽさが上がって個人的に大いにアリだなと。

新キャラのふたりも、おとなしそうに見えて芯は図太いというか、一癖も二癖もある濃いキャラを持っているので、5人と混ざってもうまく渡り合って行ってくれそうで楽しみです。
個人的には、なんだかんだ言いつつも伊織と太一との関係に巻き返しが?みたいな展開が主軸に来るのかと予想していたので意外でしたが、ラブコメ的な意味での人間関係も更に複雑になりそうな気配ですし、ここにふうせんかずらがどう絡んで来るのか楽しみです。

新展開にも要注目な本作ですが、ファミ通コミッククリアでは、CUTEG(カム)先生の手による漫画版ココロコが連載中ということでも話題ですね。
原作1巻のエピソードが順次コミカライズされているので、未見の方はまずそちらで様子見→原作まとめ買いというのも良いのではないかと。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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