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ドウルマスターズ3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2016年01月13日 21時19分34秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ドウルマスターズ3』(佐島勤先生原作、tarou2先生イラスト)が発売中です。

表紙は、玲音とマユリのソフィアコンビ。
今巻は百合もイケるぞ!なマユリの本気が見れるということで、無駄にテンション上がってしまいましたが……カバーのあらすじネタバレ率高いので注意ですお(´・ω・`)

お話的には、龍一の死亡(偽装)にショックが大きい蒼生が自分を追い詰めていく中、メガフロートでの地上訓練が実施されることに。
慣れない水中戦に手こずる蒼生達でしたが、ゲノムスのエージェントとなった龍一が駆るマクリールの脅威が迫ってきていて……という不幸な再会展開です。

宇宙をメインに戦っていくのかと思ったら水中戦エピソードとか、リアルロボット好きにはたまりませんのう♪(ズ◯ッグとか良いよね!)
折角のインドラやアイアンメイデンといった専用機の出番がお預けになってしまったのは残念ですが、マクリール無双でそのパワーと龍一の実力の凄さをアピール出来たのは良かったですし、中の人のことには気付かないながらも自分の倒すべき敵として蒼生が意識を深めるという意義は大きかったかと。
どう考えても不幸な結末へ突き進んでいるようにしか見えないわけですが、その先駆けとして外せないエピソードになったと言っても過言では無いでしょうね。

ナーサリー・フロートや、ソフィアのエース紹介といった設定面の掘り下げも入り、世界観が着々と広がっていることが感じられるのが良いですね。
訓練中である蒼生達がいきなり実戦に巻き込まれてしまうのはよく考えるとめちゃめちゃ不幸なわけですが、しかもそれがマクリールとかどんだけツイてないねん!とw
龍一サイドの人間関係も色々問題を残していたりと、生々しい部分がありますが、無関係な人を犠牲にしたいわけでもないのに結果的に被害者が増えてしまうのは避け得ませんし、短期間で実力を示すことが信頼を得る上で効率的であることも否めない件。
シゴかれながらも和気あいあいと頑張る蒼生たちと対称的なのも演出かしら。

龍一が欠けた事自体で大きくバランスが崩れてしまったわけですが、終盤で更に状況が動いたことが蒼生にどんな影響を与えるのか心配ですね。
感受性が強いぶん、割りきって心機一転出来そうにない蒼生なのでなんとか下手をうつ前に誰かにフォローして欲しいところですが、もうちょっとガツンとやられないと目が覚め無さそうなのがなんとも((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
インドラの操縦技術が劇的に向上→エースパイロットみたいな展開になるにはもう少し時間が掛かりそうですし、次にマクリールと対峙する時は暴走気味になりそうな予感も。
まあこの辺り、ロボットものの主人公なら誰でも辿る道と考えればある意味王道的ではありますが、これ以上大切なものを失う前に一人立ちして欲しいところではあるかなと。

バトル的には、本作独自の用語も含めた細かい描写がマニアックでしたが、マクリールが得意な水中戦を行える機会自体は貴重になってきそうですし、マユリの標準離れしたアレクトー操縦技術の凄みを印象付けることも出来たので良かったかと。
ゲノムス側のドウルの脅威をまざまざと見せつける、歴史の転換点の先触れ的展開に手に汗握りました。

ラブコメ的には、蒼生がウブ過ぎ&玲音もそんなつもり無さ過ぎ(汗)で状況がほとんど動かないのがアレでしたが、その分をマユリの百合イベントが補ってくれた感じかと。
今巻のMVPは間違いなくマユリですのう。
今年は何冊か続刊されるとのことで、魔法科とあわせて追いかけて行きたいと思います。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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2 コメント

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ネタバレ込みの感想です (orange)
2016-01-15 19:15:19
はじめまして。一般的には余り評価されてないドウルマスターズですが、楽しんで読んでらっしゃるお仲間がいてとても嬉しいです。私は普段ロボットものを見ないのですが、ドウルマスターズは読みやすいなと感じています。個人的には魔法科より文章が洗練されたと思っているのですが…(魔法科も好きです)佐島先生が自信を無くされていて少し心配です(>_
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>orange様 (gurimoe)
2016-01-17 01:50:56
・コメントありがとうございますm(_ _)m
あとがきから結構苦労なさってるっぽい印象を受けましたが、ラノベ版魔法科が完結してからではなく、刊行中に同時並行で執筆するスタイルなので色々と大変なのかもしれませんね。
どうしても比べながら読んでしまう人が多いと思いますし、魔法科は既にアニメ化もされているので尚更という感じでしょうか。
自分の様にラブコメもロボットものも大好物な人なら感謝しかないわけですが、あえてこのスタイルを選択されたわけでしょうし、良作とも甲乙付け難いレベルで読者を唸らせる展開になることを期待したいですね。
文章自体は、どちらも情報量が多いので読むのが大変に感じることも多いですが、達也よりも蒼生のほうが素直な性格ですし、お家関係の設定もないのでドウルのほうが読みやすい気がするかもw
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