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ダメ魔騎士の英雄煌路<ヘルトシュトラッセ>の感想レビュー(ライトノベル)

2016年01月13日 21時14分27秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『ダメ魔騎士の英雄煌路<ヘルトシュトラッセ>』(藤木わしろ先生原作、山本 ケイジ先生イラスト)の1巻が発売中です。
第11回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作受賞作ということで話題ですね。

表紙は、ヒロインのリーネと主人公のアルフ。
やわらかそうなおっぱいが目を惹きつけますね。
やわらかそうなおっぱいが目を惹きつけますね(大事なことなので二回言いました)。
拙者も世話好き爆乳お姫様が幼なじみに欲しい人生だったわーw

お話的には、国の英雄を父に持ちつつもサボりまくりのダメ魔騎士とバカにされている主人公のアルフが、とある事件をキッカケにして近衛魔騎士を選出する武闘大会「騎士祭典」に出場することに……という、使えるものは何でも使って勝つ系英雄誕生展開です。

サボり魔かつ妹アンリの手厚い介護で日々暮らしているアルフは、騎士としても人としてもダメダメなイメージを抱かれているわけですが、本当は聡明な頭脳と理想を追い求める信念の持ち主だった……という能ある鷹は爪を隠す的カタルシスが本作の見所。
身体的能力はそれほど優れておらず、魔騎士に必須な魔力も持っていない劣等生である彼が類まれな発想力と創意工夫で格上の騎士達を倒していく姿が小気味良く、バカにしていた相手の鼻っ柱を折っていく流れが爽快でした。
基本的にやる気を見せないアルフが、アンリの為、リーネの為に全身全霊で戦い抜くだけでも十分ヒロイックですが、彼自身が抱き続けている理想の英雄像と真の意味での平和を実現するために艱難辛苦に立ち向かっていくという生き様自体が、更に崇高な決意を感じさせてくれますね。
ぶっちゃけ、全然ダメ魔騎士じゃないじゃんwというぐらい有能なアルフですが、自分に出来ること、出来ないことをきっちり見据えた上で試行錯誤を続けてきた結果ということで、決して楽な道のりではなかったのがポイント。
色々な想定を繰り返していたからこそ、幸運の女神を見逃さず、ルールの穴を突きながら最大限の効果を引き出すことが出来たので良かったですね。

ラブコメ的には、ヒロインのリーネが清純一途、でもダイナマイトボディという男性ファン好みなキャラ設定で(・∀・)ニヤニヤでしたが、久しぶりの再会とはいえ長年思い続けてきた一途っぷりといい、少しでもアルフを更生させようとするひたむきさといい、セリフの端々から愛情がにじみ出ている感じで心温まりました。
真面目な彼女ですが、あしらい方を心得ているアルフの前ではむしろポンコツぶりを発揮してしまうあたりも可愛くて(・∀・)イイネ!!
ブラコンのアンリ、ある意味合法ロリなウィンと、アルフの周りの女性キャラが尽く好意的→ハーレムっぽい雰囲気なのもあざとい、でもそれがイイ♪

バトル自体はアルフの機略がバッチリとハマる勝ち戦がほとんどで、敵の強さがあまり感じられないのが少し勿体無かったですが、負けたら人生ゲームオーバー的な状況が続くので物語的には妥当なところかもしれませんね。
その分、ラストバトルでは簡単に決着が付かず、相手の背景にもシリアスな過去が用意されていたりと、白熱した戦いが繰り広げられたので良かったです。
あまり自分の考えを表に出そうとしないアルフですが、父親への想いや国の行く末についてどの様に感じているのかが熱く語られ、そこまでの設定や伏線もきっちり回収して決着が付く形になっていたので説得力が高かったです。
終わってみれば、「騎士祭典」はともかく「神闘」のほうはアルフのような戦い方をする者にこそうってつけなルール設定ですし、伏線無し(もしくはヒント少なめ)でいきなり答えが出てくる場面がちらほら見受けられたのは少しご都合主義的に感じられてしまいましたが、最後までブレずに新しいスタイルの主人公像を描き続けられたのはお見事。
アルフと同じく頭脳派(腹黒)なリーネの兄・クライドの思惑と合わせて国家間の関係がどうなっていくのか、次巻が楽しみ。
個人的には、ラスボスだったあのキャラにも再登場の機会と見た目のイラストがつくと良いなぁ(●´ω`●)


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。



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