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覇剣の皇姫アルティーナ8巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年03月01日 01時41分29秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『覇剣の皇姫アルティーナVIII』(むらさきゆきや先生原作、himesuz先生イラスト)が発売中です。

表紙は、恒例のアルティーナとレジス。
トレードマークの剣と本がそれぞれ“らしい”感じですね。

お話的には、ラトレイユの即位によってアルティーナの皇位継承権が失われてしまう事にショックを受けるアルティーナとレジス。
追い打ちをかけるように、軍部からレジスに出頭命令が下り、ふたりは一時的に別行動を取ることになって…という新章突入&出会いと別れ展開です。

政敵であるラトレイユによる衝動的な父親殺しが無ければ、帝国は益々悪い方向へ突き進んでしまっていたという辺りがなんとも皮肉ですが、彼の即位=アルティーナの夢が潰えるという事態に狼狽してしまうのは無理もないところですね。
仮に皇帝になれなくても、民衆のために自分が出来る事を探し続けようとするアルティーナの志は気高く、器の大きさを感じさせる一方で、ラトレイユの凶行によって父親を失った悲しみに心を痛める姿は歳相応にとてもか弱く、庇護欲をそそられるものがあったかと。

いずれも、唯一の理解者であり、野望の共犯者でもあるレジスにだけ見せる姿というのがポイント高いですが、彼女にそんな顔をさせてしまったことに参謀役として責任を感じると同時に、二度とそんな顔をさせないために気合を入れなおし、自ら権謀術数渦巻く帝都へと乗り込む決意を固めるレジスが格好良かったですね。
自己評価が低い彼ですが、戦場で命を救われた兵達からの信頼は厚く、世間的な評価も飛ぶ鳥を落とす勢いになっている様子が何度も描かれているのが(・∀・)ニヤニヤでした。
これは、アルティーナ即位後に救国の英雄として身分的な問題もなくなり、そのまま皆に祝福されながらゴールイン!という理想的な未来が現実になる日も近いかしらw

ラブコメ的には、物理的にも精神的にも益々距離が縮まったアルティーナとレジスを本命としながらも、何気に本気度が上がってきたクラリスとのヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフイベントあり、はじめからレジスに興味津々な新キャラ・ファンリィーヌの登場ありと、ハーレム展開美味しいです(^q^)
クラリスにしてもファンリィーヌにしても有能かつ人を見る目があるタイプのデキるオンナという印象が強いですが、そういう彼女達だからこそ、レジスの才能を的確に見抜き、朴念仁ながら裏表のない本質を好ましく思ってあれこれ世話を焼いてあげたくなってしまうのかも知れませんね。
いやぁ、羨ましいでござるなぁw

着々と歴史が動いていく裏側で、新たな出会いが意外な形で人間関係を繋げていく流れも興味深かったですね。
いよいよ役者が揃いそうですし、最終的には二国間のイザコザ全てに決着が付いてメデタシメデタシ♪となって欲しいところですが、果たして?

事の顛末をを実際に目撃した読者と違って、レジスがラトレイユの尻尾を掴むのは相当難しそうな気がしますが、なんとか証拠を押さえつつ、ハイブリタニアの猛攻を退けながらアルティーナの元へ朗報をもたらしてあげて欲しいですね。
国の命運をかけて争っている間に国自体がなくなってしまっては元も子もないですし、レジスには一時の感情に流されず、クールかつ大胆にその手腕を発揮して欲しいところかと。
それが出来た時こそ、彼の思い描くアルティーナを支える事が出来る理想の軍師へと一歩近付いたと言えるのではないでしょうか。

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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